2016年度第67回大会 シンポジウムの開催について

シンポジウム:戦争と軍事文化の社会学 (2日目午後)

趣旨

このシンポジウムでは,戦争と軍事文化が現代の社会・文化の中で,いかなる位置付け・意味をもちうるのかというテーマを,社会学と隣接領域との対話を図りながら追求したい。

集団的自衛権の行使を可能とする安全保障関連法の成立は,戦後日本の平和主義の大きな転換点をなすとともに,メディアや街頭での広範な反対世論の盛り上がりは,きわめて注目すべき社会現象となった。それは,戦後日本の安全保障問題をめぐる言説空間において,しばしば隠蔽ないしは忌避されてきた,戦争・軍事のリアリティにどのように向き合い,それに対する態度決定を行うべきかという課題に国民を直面させたという点に,その社会的衝撃の本質があったとも考えられる。そこで問われていたのは,国民の戦争観・軍事組織観を基礎とする軍事文化そのもののありようであったとも言えるのである。

一方,現代の軍事文化は,その具体的な表象として,

(a)映画・漫画・アニメなどのポピュラーカルチャーの中に表現される戦争や軍事組織

(b)自衛隊という現実の軍事組織の内外に形成される文化

という2つの領域において,顕著な展開を見せている。この2つの領域における軍事文化の構造と変容を明らかにすることを手掛かりとして,現代日本の軍事文化の全体像に迫り,ひいては平和・安全保障問題をめぐる言説空間に一石を投じることを図りたい。

コーディネーター  吉田 純  京都大学

報告者

福間良明  立命館大学

福浦厚子  滋賀大学

吉田 純  京都大学

討論者

高橋三郎                 京都大学名誉教授

石原 俊                  明治学院大学

司会者(予定)

伊藤公雄 京都大学 他

(研究活動委員 栗岡幹英)

2016年度第67回大会のご案内

次回第67回大会は,528()および29()の両日,大阪大学・吹田キャンパスで開催されます。

大会会場

大阪大学・人間科学研究科(吹田キャンパス)

大会実行委員長   友枝敏雄

大会事務局長   吉川 徹

大会事務局E-mail:ksa67.handai@gmail.com

(メールを送る場合は、@を半角にしてください)

会場へのアクセス

大阪大学ホームページ「吹田キャンパス周辺図/キャンパスマップ」をご覧下さい。

会場となります「人間科学研究科」は大阪モノレール阪大病院前駅から入構して左手にあります(徒歩約5分)。

②大会日程

<第1日目 5月28日(土)>

13:30~              受付開始

14:00~16:30     一般研究報告(自由報告)Ⅰおよび若手企画部会

16:45~17:30     総会

18:00~20:00     懇親会

<第2日目 5月29日(日)>

09:00~              受付開始

09:30~12:00     一般研究報告(自由報告)Ⅱ

13:30~16:30     シンポジウム・特別活動企画部会

③費用

大会参加費:           2,000円

懇親会費:               5,000円(一般),3,000円(学生)

④宿泊

宿泊の斡旋はいたしませんので,それぞれお早めにお取り下さい。とくに,観光客等の増加のため,大阪・京都・神戸などでホテルの確保が難しくなっていることにご留意ください。

(研究活動委員 栗岡幹英)

2017年度(第68回)大会若手企画募集のお知らせ

研究活動委員会では,毎大会時に若手研究者がコーディネートするセッションの開催を支援しています。この企画は,修士課程終了後概ね10年以内の方が,プログラムの一般報告の時間を用い,当該セッション全体の企画・開催を提案してくださる場合, 10万円の経費補助を行うというものです。この経費は,事前の打ち合わせや資料代,当日に学会員以外の方に登壇していただく際の交通費等に当てることができます。

開催要領その他詳細についてのお問い合わせ,および開催の申し込みは,下記アドレス宛にEmailでお願いいたします。

研究活動委員会宛 rackss@googlegroups.com

(メールを送る場合は、@を半角に変えてください)

(研究活動委員 栗岡幹英)

次期役員選挙および会員データの更新について

役員選挙(郵送投票)についてのお知らせとお願い

役員選挙は郵送投票により実施されております。③に記したとおり,4月中に学会から選挙に関連して郵便物が2度届くことになります。お送りする郵便物に十分ご留意いただき,お早めに開封して内容をご確認いただきますようお願い申し上げます。

 

会員データの更新について

今回,選挙権・被選挙権などの確認と合わせて,会員データの更新をおこなうことにいたしました。以下に述べる趣旨から,今回はただ記載内容を確認するだけではなく,全ての会員に記入,返送していただく必要がございますのでご注意ください

関西社会学会理事会では,今後の学会活動を良好に進めるために,次のような課題の検討が必要だと考えております。

(1)大学等を定年退職された会員の会費の減額の検討

(2)大学等の常勤職にない会員の会費の減額の検討

しかし,現事務局の把握している会員データには年齢情報や常勤職かどうかといった情報がないため,十分な検討を進めることが困難です。そこで,今回,選挙関連の確認と合わせて,会員のみなさまからこういった情報も教えていただこうということになりました。理事会では集められた情報をもとに,上記の検討を進めたいと考えております。

なお,今回新規に収集する予定の会員データの項目(年齢,勤務形態等)は名簿作成とは関係がありません。今期理事会では既に名簿を1度発行しているため,総会までに再度発行する予定はありません。会員情報の更新はおこないますが,名簿を発行するかどうかも含め,名簿作成に関連した判断は次期理事会に委ねたいと考えています。

 

③スケジュール

上記①・②を同時に進めます。日程は以下のように予定しています。

・選挙権・被選挙権などの確認依頼および会員データ更新依頼の発送

2016年4月1日(予定)

・選挙関係異議申立ておよび会員データ回答締め切り

2016年4月12日(予定)

・有権者名簿および投票用紙の発送

2016年4月15日(予定)

・投票締め切り

2016年5月6日(予定)

(関西社会学会会長 谷富夫)

(選挙管理委員会委員長 田中滋)

事務局よりお知らせ

①会費納入について

会費納入の締め切りが近づいてまいりました。4月に,払込額を記入した振替用紙を同封して,会費納入依頼状を事務支局よりお送りしますので,その振替用紙で郵便局にて納入くださいますようお願い申し上げます。

前年度までの会費をまだお支払いいただいてない会員の方には,事務支局より別便で納入督促状をお送りしますので,ご入金をよろしくお願いいたします。

郵便局での会費納入が事務支局に通知されるまでにタイム・ラグがありますので,未払い分の会費を完納される場合は,3月末までではなく,324日(木)までに振込をお願いいたします。

本年度は次期役員選挙が開催されます。上記の点は選挙権・被選挙権に関わりますので,特にご注意ください。

 

②一般研究報告を申し込む予定の非会員の入会について

現在,非会員で第67回大会の一般研究報告に申込をされる方は,入会していただく必要があります。学会ホームページから入会申込書をダウンロードし,必要事項をご記入の上,3月21日(月)までに(必着),事務支局にご郵送ください。

 

③次期役員選挙および会員データの更新

本年(2016年)の4~5月に,次期役員選挙を実施します。また,これに合わせて,会員データの更新をおこないます。従来と異なるやり方で進めますので,4月上旬に送られてくる郵便物は必ず開封し,全員が回答してくださいますようお願い申し上げます

 

④その他

入退会,会費,名簿情報変更の連絡,問合わせは事務支局の方にお願いいたします。なお,会員へのお知らせ,依頼,問い合わせなどの連絡は,できるかぎり電子メールで行いたいと考えていますので,ご理解のほどをよろしくお願いいたします。

(会計・総務担当理事 小林久高)

社会学系コンソーシアム Newsletter(No.9)

社会学系コンソーシアムニュースレター(No.9)が発行されました。

社会学系コンソーシアムNewsletter(No.9)

 

また、社会学系コンソーシアム第8回シンポジウム「日本社会のグランドデザイン――将来像と制度改革」が2016年1月30日(土)に開催されます。

詳細については、下記のリンクをご確認ください。

2016社会学系コンソーシアムシンポジウム・ポスター

 

研究活動委員会特別活動 セクシュアリティ/クィア・スタディーズグループ  セミナーのご案内

研究活動委員会特別活動 セクシュアリティ/クィア・スタディーズグループの
セミナーを、以下の日程で開催いたします。

日時:2015年12月25日(金)15:00-18:00
会場:同志社大学烏丸キャンパス
報告:
大北全俊(東北大学)
「リスク、技術、主体 ーHIV感染症をめぐる諸事象に関する考察」

関西社会学会の会員の方は自由にご参加いただけます。参加希望の方は下記の
アドレスまでご連絡ください。会場につきまして詳細をお伝えいたします。
s.q.kansha@gmail.com
(メールを送信される際は、アットマークを半角に変えてください。)

どうぞふるってご参加ください。

研究活動委員会特別活動 セクシュアリティ/クィア・スタディーズグループ  セミナーのご案内

研究活動委員会特別活動 セクシュアリティ/クィア・スタディーズグループのセミナーを、以下の日程で開催いたします。

日時:2015年11月7日(土)14:00-17:00
会場:同志社大学烏丸キャンパス
報告:
佐藤知久(京都文教大学)
「ブレイクスルーあるいは「共」の回路はどう生まれるか:1990年代京都におけるアート/エイズ/アクティビズムから、現在へ」

関西社会学会の会員の方は自由にご参加いただけます。参加希望の方は下記のアドレスまでご連絡ください。会場につきまして詳細をお伝えいたします。

s.q.kansha@gmail.com
(メールを送信される際は、アットマークを半角に変えてください。)

どうぞふるってご参加ください。

嗜好品文化研究会より、研究助成のお知らせ

嗜好品文化研究会より、研究助成のお知らせをいただきました。以下に案内文を掲載します。

研究奨励事業の詳細等については、嗜好品文化研究会ホームページをご覧下さい。

 


 

平成28年度研究助成公募のご案内(12月25日締切)

嗜好品文化研究会は、平成18年度(2006)から、次世代の嗜好品文化についての研究振興を目的に、嗜好品のありようや可能性に関心を寄せる若手研究者の研究を支援する活動(研究奨励事業)を行っています。

[助成対象となる研究]
・さまざまの時代、地域での嗜好品のありようをテーマとした文化研究を助成の対象とします。
・ここで嗜好品とは、栄養摂取のためではなく、愉しむことを目的に摂取するもののことです。酒、たばこ、コーヒー、茶・紅茶などがその代表とされます。しかし、通常は嗜好品と思われていないものでも、それに似た役割をはたしているものや行動については、嗜好品に準ずるものと考え、研究助成の対象とします。よって、薬学・医学・栄養学的見地のみの研究は助成対象としません。
・海外調査をともなう研究も可です。
・あくまで個人研究が対象です。(共同研究、ならびに、助手アルバイトなどを動員した研究は助成の対象外)

[応募資格]
・研究開始時に日本の大学の大学院に在籍する学生が対象です。
(留学生を含む。休学中、または海外からの出願も可)

[応募受付期間]
・平成27年11月1日─12月25日(必着)

[研究期間]
・平成28年4月1日から平成29年8月31日までの17カ月。

[研究費]
・助成する研究費は1件あたり60万円。

[研究実施にともなう書類の提出と研究成果の発表]
・研究期間の中間時(平成29年1月)に「中間報告書」を提出
・嗜好品文化フォーラム(平成29年5月開催予定)において口頭発表
・最終報告書提出(平成29年8月31日期限)
・研究費使用報告書(平成29年8月31日期限)

[申請書類送付先・連絡先]
〒604-0863
京都市中京区夷川通室町東入巴町83番地 CDI内
嗜好品文化研究会事務局「研究奨励事業公募」係
TEL:075-253-0660 FAX:075-253-0661
URL:http://www.cdij.org/shikohin/
E-mail:shikohin@cdij.org

NHK 学術利用トライアルへの参加募集について

NHK 学術利用トライアルについて、参加募集のお知らせをいただきました。

 


 

NHKでは、アーカイブス保存の番組コンテンツの研究利用をしていただくトライアルへの参加 者を募集しています。公募の採択研究者は、東京では NHK 放送博物館、大阪では NHK 大阪 放送局の閲覧コーナーで、ご希望の NHK 保存番組を研究用に閲覧することが出来ます。

 

<2016年度第1回トライアル>

閲覧利用期間:2016年3月~5月(一組最大20日間利用可)

募集対象者:大学または公的研究所に所属する研究者、大学院生

募集期間:2015年10月~12月(12月25日締切)

募集研究数:放送博物館6件、大阪放送局3件

※第2回トライアルの募集は2016年1月~3 月、閲覧は6月~8月を予定。

詳しくは NHK 学術利用トライアルのホームページをご覧ください。