2021年度第72回関西社会学会大会(オンライン開催)の情報

関西社会学会第72回大会に関する情報を、お伝えします。

2021年1月11日理事会において,第72回大会は,新型コロナウイルス感染症対策のため,前年度に引き続き,オンライン開催にすることが決まりました。どうかご協力をお願いいたします。

具体的には、以下の通りです。

2021年度第72回関西社会学会大会について――オンライン開催のお知らせ――
2021年度第72回大会(オンライン開催)のご案内
2021年度第72回大会シンポジウムについて
2021年度第72回大会招待講演&トークセッションについて「社会学と人類学の〈境界〉」
2021年度第72回大会特別企画について
2021年度第72回大会一般研究報告の申込について
2021年度第72回大会「自著を語る――MY FIRST BOOK」の申込について

 

神戸女学院大学文学部専任教員(社会学)公募のお知らせ(5月31日締切)

神戸女学院大学文学部総合文化学科では、社会学を専門とする専任教員(任期な
し)を公募しておりますのでお知らせいたします。

募集分野:社会学(地域社会学、都市社会学)
職名および人員:教授、准教授、専任講師のいずれか1名(常勤、任期なし)
着任時期:2022年4月1日
応募締切:2021年5月31日必着

詳細および応募書類につきましては、下記をご参照ください。
・JREC-IN
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=1&id=D121030526&ln_jor=0
・神戸女学院大学文学部公募情報
https://www.kobe-c.ac.jp/about/koubo

以上

「第7回震災問題研究交流会」開催のお知らせ

下記案内が届きましたので、転記してお知らせいたします。


「第7回震災問題研究交流会」開催のお知らせ

(開催日時:2021年3月19日〜20日)

 

日本社会学会防災学術連携体担当

震災問題研究ネットワーク代表 浦野正樹(早稲田大学)

 

震災問題研究交流会を、今年度、下記のとおり開催いたします。この交流会は、日本社会学会の研究活動委員会を中心に設けられた震災情報連絡会から発展したものです。現在は、日本社会学会理事会に防災学術連携体担当を置いておりますので、そこと震災問題研究ネットワークとの連携というかたちで開催いたします。今年度も、幅広い分野からの参加を歓迎いたします。

 

近年は、東日本大震災に限らず、昨今の甚大な風水害などの災害の発生を念頭におきながら、災害と社会との関わりや影響を含めて幅広い研究交流が出来ればという思いから、災害事象全般に関する報告を受け付けて、研究交流会を開催しております。今年度の交流会では、ランチョンセッションとして「災害女性学をつくる」をおき、「被災地支援/災害ケースマネージメント」「原発災害・津波災害の長期的影響」「過去〜未来の対話——復興の枠組みと理解をめぐって」と題する計4セッションを設けました。発表者のみならず、参加して一緒に討論していただける方、社会学者と一緒に議論してみたい他分野の研究者、行政担当者、マスコミ関係者、災害研究に関心をお持ちの方にも参加していただきたいと思っています。

 

※昨年までの研究交流会プログラムなどの情報、及び昨年度までの交流会報告書については、次のリンク先からご覧いただけます。https://greatearthquakeresearchnet.jimdo.com/

なお、本交流会では、研究発表を募集して最新の研究動向を共有する時間を確保するとともに、今後の震災研究に関連する討論の時間もなるべく確保するため2日間の日程といたします。

形式は、昨今の状況を鑑み、Zoomを用いた遠隔リアルタイム研究会として実施します。

初日の3月19日(金)は上記に示した一般報告と書評セッションを中心にした研究報告会を行い、二日目の3月20日(土)は現在進めている科研費プロジェクトの公開ワークショップなどの企画報告・検討会というかたちを取りたいと思います。

 

開催日時:2021年3月19日(金)9:30〜18:00

3月20日(土) 10:00〜18:00予定

形式:Zoomによる遠隔リアルタイム研究会

*プログラムの詳細は、下記の震災問題研究ネットワークのウェブサイトに掲載します。

https://greatearthquakeresearchnet.jimdo.com/

*震災問題研究交流会についての問い合わせ先:震災問題研究交流会事務局

(office150315dcworkshop(アットマーク)gmail.com)

立命館大学東アジア平和協力研究センター(CEAPCS)・駐大阪大韓民国総領事館共催 学術シンポジウム「日韓関係とジャーナリズムの役割」

下記案内が届きましたので、転記してお知らせいたします。


主催:立命館大学東アジア平和協力研究センター、駐大阪大韓民国総領事館

後援:韓国国際交流財団

協力:立命館大学コリア研究センター、立命館大学アジア・日本研究所

 

日時:3月18日(木)9:45 ~16:00

参加費:無料

参加方法:事前登録

対面参加とオンライン参加の2種類があります。当センターへメール送信(c-eapcs(アットマーク)st.ritsumei.ac.jp)、あるいは各該当URLより3月16日までにご登録下さい。

 

  • 対面参加(会場:立命館大学衣笠キャンパス創思館カンファレンスルーム)

新型コロナウイルス感染症対策により先着30名となります。

 

Eメールでの申し込み:

件名:「3/18対面参加希望」、本文: お名前、ご所属、メールアドレス、お電話番号

 

URLからの申し込み

https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=jUNJpAY2C0mET8ThXlNfyuBfUFdSABtInjel4T9OB6JUM1I1MUhRSkZOVkpFOEZZUUtVTExTTk5MNi4u

 

 

  • オンライン参加(Zoom)

 

Eメールでの申し込み

件名:「3/18オンライン参加希望」、本文: お名前、ご所属、メールアドレス、お電話番号

 

URLからの申し込み:

https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=jUNJpAY2C0mET8ThXlNfyuBfUFdSABtInjel4T9OB6JURUEzRUxCOU1BN0hVMFBXNk03Nk0yOFYxNS4u

 

企画趣旨:

冷え込んだ日韓関係は、現在も改善の兆しが見えておりません。政府レベルだけでなく、言説空間においても双方の対立・嫌悪感情は深まり、問題の解決をより複雑にしています。

本シンポジウムでは、日韓関係をめぐる言説空間の力学を分析し、現在の日韓関係においてジャーナリズムはどのような責任・役割を果たすべきかを議論します。

 

プログラム(敬称略/プログラムの時間は前後する可能性があります)

開会の挨拶と祝辞(09:45~10:00)

中戸祐夫(立命館大学)

呉泰奎(在大阪大韓民国総領事館総領事)

 

第1部 日韓報道のメカニズム (10:00~11:30)

司会:森類臣(立命館大学)

発表者:武田肇(朝日新聞)尹雪瑛(中央日報・JTBC)堀山明子(毎日新聞)吉倫亨(ハンギョレ)

討論者:玄武岩(北海道大学)小林聡明(日本大学)

 

第2部 日韓報道と専門家フレーム(12:30~13:50)

司会:文京洙(立命館大学)

発表者:浅羽祐樹(同志社大学)金恩貞(大阪市立大学)

討論者:五味洋治(東京新聞)鄭寿泳(MBC)

 

第3部 総合討論 (14:00~15:30)

モデレーター:黄盛彬(立教大学)

討論者:李洪千(東京都市大学)植村隆(週刊金曜日)

 

閉会の挨拶:呉泰奎(在大阪大韓民国総領事館総領事)

 

お問い合わせ:

立命館大学東アジア平和協力研究センター(CEAPCS)

E-mail c-eapcs(アットマーク)st.ritsumei.ac.jp

電話番号 075-466-8244

URL http://en.ritsumei.ac.jp/research/ceapc/

2020年度 日本社会学理論学会・研究例会「排除と分断をめぐる社会学」

下記案内が届きましたので、転記してお知らせいたします。


【日時】2021年3月27日(土)14:00~17:00

【方法】Zoom(オンライン)

【主旨説明】

日本社会学理論学会2020年度研究例会は、2018~2019年度の研究例会のテーマである「差異と共生」を引き継ぎながら、これまでは必ずしも十分に照準されてこなかった私たちの社会における「排除と分断」を取り上げる。私たちの社会における排除や分断を指し示すような現実は数多あるが、今年度の研究例会では「病い・障害」「優生思想」「ヘイトスピーチ」を取り上げる。

第一に、このいずれもがこの四半世紀において司法の場で争われ、社会的にも問い直されてきた現象であり、その意味ではこの25年においてそれぞれがいかに問われてきたのか/問われてこなかったのかを明らかにすることで、「排除と分断の四半世紀」を捉えることが可能であると考えるからである。第二に、過去にそのいずれの排除や排除に対しては批判的に論じられながら、なにゆえかそれらの批判的言説は忘却・消失されてきた歴史がある。そのような忘却や消失がなにゆえ生じてきたのか、これらをめぐる言説の連続性/非連続性をいかに考えたらよいのかを解明することで、私たちの排除と分断をめぐる言説の現代史を社会学的に理解することができると考えるからである。第三に、たとえば、ハンセン病はその病いをめぐる差別を問われてきたと同時に、旧優生保護法の下での強制的な優生手術が問われてきたし、相模原・障害者殺傷事件や旧優生保護法を巡る裁判などは優生思想を問う出来事であると同時に、私たちの社会における病いや障害をめぐる包摂と排除を示すものであった。加えて、特定の人種や民族のみならず、病いや障害やジェンダーなどをめぐってヘイトスピーチやヘイトクライムや排外主義がせり出しており、「病い・障害」「優生思想」「ヘイトスピーチ」の3つは折り重なり、地続きの現象である。その意味では、3つは各々独立した現象でありながら、地続きの問題であり、今日の社会において最も先鋭的に「差別と分断」を指し示す問題が立ち現れているものである。

以上のように、本研究例会では「病い・障害」「優生思想」「ヘイトスピーチ」のそれぞれについて「この四半世紀」を振り返りつつ、その「言説の連続性/非連続性」を問い直し、それぞれの交差・交錯・輻輳から「現代社会における排除と分断」を明らかにすることを目的とするものである。上記の視点を踏まえつつ、活発な議論ができればと思っています。

 

【報告】

1.坂田勝彦(東日本国際大学)

ハンセン病当事者の運動は何とどう戦ったか――1960年代の全患協の取り組みから(仮)

2.西角純志(専修大学)

優生思想をめぐる差別と排除(仮)

3.明戸隆浩(法政大学)

現代日本のヘイトスピーチ――「戦後75年」とコロナ禍の交錯(仮)

【討論者】天田城介(中央大学)

【司会】宮本真也(明治大学)

 

【報告者プロフィール】

◇ 坂田勝彦(さかた・かつひこ)

東日本国際大学健康福祉学部教員。専門は福祉社会学、地域社会論、生活史。主な研究業績として、『ハンセン病者の生活史――隔離経験を生きるということ』(青弓社、2012年)、「炭鉱の閉山に伴う広域移動経験者のライフヒストリー――生活と自己の再構築に着目して」『日本オーラル・ヒストリー研究』(第13号、2017年)ほか。

◇ 西角純志(にしかど・じゅんじ)

専修大学講師。専門は社会思想史。主な研究業績として『移動する理論――ルカーチの思想』(御茶の水書房、2011年)、「法・正義・暴力―法と法外なもの」『社会科学年報』(第54号、2020年)ほか。

◇ 明戸隆浩(あけど・たかひろ)

法政大学特任研究員。法政大学、立教大学ほか非常勤講師。専門は社会学、社会思想、多文化社会論。現在の関心はヘイトスピーチやレイシズム、排外主義の問題。著書に『排外主義の国際比較』(共著、ミネルヴァ書房、2018年)など。訳書にエリック・ブライシュ『ヘイトスピーチ』(共訳、明石書店、2014年)など。

※研究例会は参加無料です。当学会の会員でない方もご参加いただけます。

※研究例会への参加を希望される方は3月22日(月)までに下記のリンク先のGoogleフォームにて必要事項を記入し、送信してください。前日までにオンライン参加に必要な情報をお知らせします。

Googleフォーム:https://forms.gle/rah2d4yX8SSxSaNi8

問い合わせ先:

日本社会学理論学会事務局

Email: sst(アットマーク)sst-j.com

学会公式HP: http://sst-j.com

3/6(土)地区防災計画学会シンポジウム「コロナ禍での地区防災計画づくり」ご案内

下記案内が届きましたので、転記してお知らせいたします。


関係各位

平素より当学会の活動に御理解と御協力をいただきまして、ありがとうございます。

さて、下記のように、当学会大会・シンポジウム等がオンラインで開催されます。SNSやHPへの開催情報の掲載等歓迎でございます。

詳細なタイムスケジュール・参加申込(参加無料)はこちら

https://gakkai.chiku-bousai.jp/ev210306.html

開催にあわせ、大会の予稿集『地区防災計画学会誌20号』をまもなく発刊します。専門的な議論の把握には必須です。購入はこちら

https://gakkai.chiku-bousai.jp/papers.html

【地区防災計画学会第7回大会・シンポジウム】

2021年3月6日(土)

9:30~ シンポジスト等による報告・討論28テーマ

14:30~ シンポジウム「コロナ禍での地区防災計画づくり(2部構成)」

シンポジスト

室﨑益輝(兵庫県立大学)

矢守克也(京都大学)

鈴木猛康(山梨大学)

田中耕司(大阪工業大学)

磯打千雅子(香川大学)

生田英輔(大阪市立大学)

西田佳弘(大阪市立大学)

小山真紀(岐阜大学)

中野元太(京都大学)

モデレーター

加藤孝明(東京大学)

西澤雅道(前福岡大学(内閣官房))

※すでに参加エントリーいただきました方にはご放念ください。

2021年度第72回関西社会学会大会について――オンライン開催のお知らせ――

関西社会学会は、2021年1月11日(日)に理事会を開催し、次回大会について慎重な審議をおこないました。その結果、第72回大会は、新型コロナウイルス感染症対策のため、オンライン開催とすることにいたしました。日程は6月5日(土)~6月6日(日)の2日間。開催校は京都産業大学にお引き受けいただきました。

2020年10月10日(土)~11日(日)に開催された第71回大会に続いて2度目のオンライン開催です。不測の事態も予想されますが、万全の準備で臨むつもりでおります。会員の皆様には、ご不便・お手数をおかけしますが、「コロナ時代のニューノーマルな学会」を創造すべく、理事会および開催校関係者、一丸となって取り組みますので、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

関西社会学会会長

友枝敏雄

 

第72回大会は、新型コロナウイルス感染症対策のため、オンラインで開催されることになりました。大会の企画運営は、研究活動委員会と開催校・京都産業大学が協力して取り組んで参ります。

昨年度と同様、「大会特設ページ」を設置し、このページを通じて大会に参加するしくみをつくります。

研究報告はすべてZoomでおこないます。新企画「自著を語る~MY FIRST BOOK~」の報告者を昨年に引き続き募集します。オンデマンド報告(従来のポスターセッション)は今回は募集しません。

シンポジウムのテーマは「高校教育と社会学」です。招待講演には文化人類学者の松村圭一郎さんを招きます。通巻200号を刊行する「ソシオロジ」と連携した特別企画も準備中です。詳しくは学会ニュースレターをご覧ください。

大会参加費は2000円(会員・非会員)。銀行口座への事前振込やクレジットカードでの支払いができるシステムをご用意する予定です。詳細は決まり次第、ホームページ、会員一斉メール等でお知らせします。

昨年度の経験を活かし、より良い形でオンライン大会を運営したいと考えております。難しい状況のなかでも学術活動を継続していくことが大切です。会員の皆様にはご不便をおかけいたしますが、どうかご協力くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

関西社会学会研究活動委員長

岡崎宏樹

 

関西社会学会ホームページ https://www.ksac.jp/

第72回大会に関するお問い合わせ先:研究活動委員会事務局

2021kansya(アットマーク)gmail.com

2021年度第72回大会(オンライン開催)のご案内

2021年1月11日理事会において,次回第72回大会は,新型コロナウイルス感染症対策のため,前年度に引き続き,オンライン開催にすることが決まりました。どうかご協力をお願いいたします。

①開催方法:オンライン開催

一般研究報告はすべてZoomでおこないます。オンデマンド報告(従来のポスターセッション)は募集しません。状況に応じて,シンポジウムや企画部会を現地から配信する可能性はありますが,部会はオンライン(Zoom)を基本とします。

各会員におかれましては,オンライン参加のための機器やネット環境を各自で整えてくださいますようお願いいたします。

 

②大会開催校

京都産業大学(オンライン開催)

大会実行委員会 伊藤 公雄

 

③企画運営

大会の企画運営は,研究活動委員会と開催校(京都産業大学)が協力しておこないます。

*お問い合わせ:研究活動委員会事務局

E-mail:2021kansya(アットマーク)gmail.com

(メールを送る場合は、アットマークを@にしてください)

 

④大会日程

<第1日目 6月5日(土)>

  • 10:00~12:00 特別企画
  • 13:00~15:30 一般研究報告Ⅰ(Zoom部会)および 「自著を語る―MY FIRST BOOK(Ⅰ)」
  • 15:50~16:50 総会
  • 17:10~19:10 招待講演

 

<第2日目 6月6日(日)>

  • 09:30~12:00 一般研究報告Ⅱ(Zoom部会)および 「自著を語る―MY FIRST BOOK(Ⅱ)」
  • 13:00~16:00 シンポジウム

 

⑤費用

大会参加費:2,000円(会員・非会員共通)

*懇親会は予定されていません。

(研究活動理事・研究活動委員会事務局担当 都村聞人)

2021年度第72回大会シンポジウムについて

シンポジウム「高校教育と社会学」(仮)

 趣旨

今期(2019年~2022年)の研究活動委員会は,〈社会学のルーツと境界を探り,アクチュアリティを問う〉をコンセプトに,さまざまな可能性を追求しています。

2020年度の第71回大会(10月11日:オンライン開催)では,現代の政治をアクチュアルに問うシンポジウム「2010年代の政治と権力――何が破壊され,何が生まれたのか?」が開催され,活発な議論を展開されました。詳細は『フォーラム現代社会学』第20号(2021年)の特集をご覧ください。

次回第72回大会シンポジウムのテーマは「高校教育と社会学」です。中等教育と大学教育の「あいだ」で,社会学のアクチュアリティを問い,〈社会学の未来/社会の未来〉を展望したいと思います。

社会学は大学から学ぶものという通念があります。実際,日本の中等教育(特に社会科・公民科)で社会学が果たしている役割は,この学知のもつ力からすれば,きわめて限定的です。社会学は,中学社会の公民的分野や高等公民科を基礎づける学問の一つでありながら,同じ社会科学である経済学や法学と比較して,その占める割合がきわめて低いといえます。しかし,国際的にみれば,高校で社会学が教えられている国も多数あり,「社会学は大学から」はグローバルな常識ではありません。

もし我が国の中等教育において社会学の知と技法を有効に活用できるように制度を構築するならば,学習者が多いだけにその影響は大きく,将来の社会学徒の育成にも寄与するはずです。そして,その努力は,社会学の力を活かして,未来の社会を形成する諸実践へとつながってゆくでしょう。

すでにそうした試みは始まっています。2020年4月,日本社会学会社会学教育委員会は,学会ホームページに高校生向けのウェブページ「社会学への誘い:高校生・進路を考えている皆さんへ」を公開しました。高校教育の現場でも社会学の学知を積極的に授業に取り入れている事例があります。シンポジウムでは,こうした先進的な取り組みを視野に入れつつ,中等教育と社会学教育を制度的に結びつけるには,何が必要なのか,また,それによって,どのような〈社会学の未来/社会の未来〉を描くことができるのかを考えてみたいと思います。

内容や登壇者については鋭意調整中です。詳細は決まり次第,学会ホームページ等でお知らせいたします。

(研究活動理事 伊地知紀子・都村聞人)

 

 

 

2021年度第72回大会招待講演&トークセッションについて「社会学と人類学の〈境界〉」

テーマ 「社会学と人類学の〈境界〉」

 趣旨

 デュルケームが社会学を新たな学問分野として確立しようとしたとき,隣接分野との対話はきわめて重要な意義を持っていました。一方,現代の社会学は,他の学知と対話するよりも,社会学の内側で専門的な議論を続けることに熱心であるようにみえます。「社会学とは何か」「社会学だからできることは何か」が問われるいま,隣接分野との対話を再び活性化させる必要があるのではないでしょうか。

こうした問題関心から,2020年度より,学会大会では新企画「招待講演&トークセッション」を開催しています。

昨年度71回大会は,思想家の内田樹さんを招き,「コロナ時代の日本を考える」と題してご講演いただき,伊地知紀子さん(大阪市立大学,研活理事)の司会のもと,伊藤公雄さん(京都産業大学,常任理事)とのトークセッションを展開しました(2020年10月10日)。コロナ禍の日本社会を問い直し,人口が減少する未来のヴィジョンを描き出す「招待講演&トークセッション」の様子は,内田先生の道場「凱風館」(ご厚意により無償で貸していただきました)からリアルタイムで配信され,多くの方にご参加・ご試聴いただきました。

次回第72回大会は,松村圭一郎さん(岡山大学)をゲストにお招きします(2021年6月5日)。

松村圭一郎さんはエチオピアの農村などでフィールドワークを続け,富の所有と分配,民族間のコミュニケーション,国家と市場,グローバル化とローカル社会の関係などについての研究をされている気鋭の文化人類学者です。デビュー作『所有と分配の人類学:エチオピア農村社会の土地と富をめぐる力学』(世界思想社,2008年)で高く評価された後,『ブックガイドシリーズ基本の30冊 文化人類学』(人文書院,2011年),『うしろめたさの人類学』(ミシマ社,2017年,第72回毎日出版文化賞特別賞),『これからの大学』(春秋社,2019 年),『はみだしの人類学』(NHK出版,2020年)など,話題の書籍を次々に刊行されています。

テーマは,社会学と人類学の〈境界〉。ご講演では,「デュルケーム/モース以降,近代社会の学と未開社会の学というかたちで分かれていった社会学と人類学の分岐をふりかえりながら,それをいかに区切りがないものとしてとらえなおせるか」というあたりをお聞かせいただければと考えています。創造的で冒険的なご講演になることは間違いありません。どうぞご期待ください。

日時

  • 6月5日(土曜日)17時10分~19時10分

講演者

  • 松村圭一郎(岡山大学)

(研究活動委員長 岡崎宏樹
研究活動理事 工藤保則)