2024年度第75回関西社会学会大会の情報

関西社会学会第75回大会に関する情報を、お伝えします。2024年度第75回大会は、大和大学にて対面で開催いたします。

また、昨年度同様、第75回大会でも、参加申込を大会ホームページからの事前受付のみとさせていただきます。報告についても、大会ホームページからの申込となります。

具体的には、以下リンク先の通りです。

第3回「関社インカレ博論セミナー(略称:KIDS)」(3月30日(土)対面・オンライン開催) プログラムと参加要領のご案内

今期研究活動委員会は、コロナ禍の2021年度から始めた「関社インカレ博論セミナー(KIDS)」を引き継いで、今年度も実施することにしています。そのプログラムが確定しましたので、ご案内いたします。この企画は、博士論文作成中の報告者が博論構想についての報告を行い、報告者が希望する他大学所属の教員がコメントして、その後フロアを交えてディスカッションするという、若手研究者支援と大学間の研究交流を目的として開始され、今回で3回目になります。今年度は、3月30日(土)に対面・オンライン(Zoomによるリアルタイム配信)併用で開催されます。会場は、関西学院大学大阪梅田キャンパス1002教室(10階)です。

参加は会員・非会員とも可とします(とくに、多くの院生のみなさんのご参加をお待ちしています)。参加希望者は3月28日(木)までに、下記のKIDS事務局メールアドレスに、希望者の氏名・所属・会員/非会員・メールアドレスなどの情報を付して申し込んでください。対面かオンラインかのいずれの参加にかかわらず、すでに申し込まれた方のほか、これから申し込まれる方には3月29日(金)に、Zoomのアクセス情報をメールにてご連絡いたします(Zoom情報は他の方に転送しないでください)。

KIDS事務局メールアドレス:ksa.kids2023@gmail.com

また、このプログラムと参加要領については、各大学の院生メーリングリストなどで自由にご周知いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

関社インカレ博論セミナー(KIDS)プログラム(敬称略)

3月30日(土)10:30~17:30 司会:松田素二(総合地球環境学研究所)

【報告1】(10:30~11:30)

報告者:戴雨濛[タイ ユモン](甲南女子大学大学院 人文科学総合研究科)

タイトル:(仮題)中国におけるファンコミュニティの縮小および解体の過程の研究――相互行為儀礼連鎖理論の視点から

コメンテーター:難波功士(関西学院大学)

【報告2】(11:30~12:30)

報告者:冷芸[レイ ウン](同志社大学大学院 社会学研究科)

タイトル:(仮題)災害復興における高齢者のネットワークに関する研究

コメンテーター:金菱清(関西学院大学)

【休憩】(12:30~13:30)

【報告3】(13:30~14:30)

報告者:郭文静(同志社大学大学院 社会学研究科)

タイトル:(仮題)AI時代におけるホワイトカラー女性労働者の働き方の変化

コメンテーター:筒井淳也(立命館大学)

【報告4】(14:30~15:30)

報告者:野崎祐人(京都大学大学院 人間・環境学研究科)

タイトル:(仮題)戦後日本の養護施設における実践知の歴史社会学

コメンテーター:戸江哲理(神戸女学院大学)

【報告5】(15:30~16:30)

報告者:田多井俊喜(京都大学文学研究科 非常勤講師)

タイトル:(仮題)企業社会のなかのジェンダー・アイデンティティのゆくえ

―「性同一性障害」と「トランスジェンダー」の生存権をめぐってー

コメンテーター:朝田佳尚(京都府立大学)

【報告6】(16:30~17:30)

報告者:中村健太(関西学院大学大学院 社会学研究科)

タイトル:(仮題)安全の社会学序説

コメンテーター:岡崎宏樹(神戸学院大学)

 

関西社会学会研究活動委員会

【早稲田大学】2025年度4月採用教員公募

早稲田大学文学学術院より以下の公募情報をいただきましたので、お知らせいたします。

  • 募集分野

「日本を含むアジア・太平洋地域における先住民・少数民族を対象とした

脱植民地・脱国家・自治権拡大に関する研究」

  • 公募期間

2024年3月18日(月)~2024年5月17日(金)17時(郵送必着)

  • 募集要項掲載リンク

https://www.waseda.jp/flas/glas/recruitment/

2024年度第75回大会書籍販売コーナーのご案内(事前申込受付)

2024年度関西社会学会大会では、前回大会に引き続き、出版社による書籍・雑誌の展示・販売コーナーを開設いたします。
申し込み・問い合わせは、下記の研究活動委員会アドレス宛にメールにてご連絡ください。
申込締め切り:4月10日(水)
問い合わせ先:関西社会学会研究活動委員会  <2023kansya@gmail.com>
* メールアドレスの@マークを半角に変えて送信願います。

日本スポーツ社会学会 第33回大会

以下、ご案内させていただきます。


日本スポーツ社会学会 第33回大会

1. 開催期間

2024年3月16日(土)・17日(日)

2. 会  場

日本大学スポーツ科学部三軒茶屋キャンパス

東京都世田谷区下馬3-34-1

3. 主  催

日本スポーツ社会学会 http://www.jsss.jp/

4. 第33回大会実行委員会

会場責任者 加藤幸真(日本大学スポーツ科学部)

実行委員長 水上博司(日本大学文理学部)

実行委員  北田典子(日本大学スポーツ科学部)

実行委員  松尾絵梨子(日本大学スポーツ科学部)

実行委員  石岡丈昇(日本大学文理学部)

実行委員  吉田明子(日本大学文理学部)

実行委員  加藤秀治(日本大学国際関係学部)

第33回大会ホームページ

https://spsociology.org/

学会長挨拶

このたびの2024年1月1日の能登半島地震により犠牲となられた方々に深く哀悼の意を捧げますとともに、被災された皆様、またご家族・関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災者の救助・救済活動と被災地の復興支援のためにご尽力されている方々に心より敬意を表しますとともに被災地域の皆様の安全と、一日も早い復興と心の安寧をお祈り申し上げます。

日本スポーツ社会学会第33回大会が、日本大学三軒茶屋キャンパスにおいて開催されます。この間、水上博司実行委員長のもと、多くの皆様がご尽力くださり開催できますことを心より厚く御礼申し上げます。

「現場は理論の先をいく」ではありませんが、現場ではさまざまなスポーツ課題、社会課題が散見されます。2020東京オリンピック・パラリンピックの総括はされたのか、本年開催されるパリオリンピック・パラリンピックの意味をどう捉えればよいのか、なくならないスポーツ指導における暴力・ハラスメント問題、国家ぐるみのドーピング問題、ジェンダー問題、障がい者スポーツをめぐる問題、スポーツ権をめぐる問題、eスポーツの位置づけと意味、機能をめぐる問題など、スポーツの「公共性」「自由」「権利」「平等性」「多様性」等をめぐる問題が山積しています。それらの問題群に対して社会学的にどのようにアプローチし理論化できるのか、ひいては社会学の理論の構築に寄与できるのか。

学会大会において、シンポジウムや口頭発表を通して、さまざまな問題意識に基づき研究報告がなされます。学的進展のためには、触発機能が重要です。本学会のシンポジウムや口頭発表、また懇親会も久しぶりに開催されますので、お互いが触発しあういわば「相互触発」の場として活用いただければ幸いです。皆様と学会大会でお会いできることを楽しみにしております。

最後に本学会大会のために尽力くださっている実行委員会の皆様、また日頃より学会運営に尽力くださっている理事・監事をはじめとした皆様に心から感謝申し上げます。

日本スポーツ社会学会

会長 松尾哲矢(立教大学)

日本スポーツ社会学会大会実施要項〔第6報〕2024年2月23日

【エヴァ・イルーズ教授 来日連続セミナー開催のお知らせ】

【エヴァ・イルーズ教授 来日連続セミナー開催のお知らせ】
■第1回 感情・集合意識・ポピュリズム-現代社会における政治的分断をいかに考えるか
・日時:2024年3月11日(月)18:00~20:00
・場所:日仏会館 1階ホール 東京都渋谷区恵比寿3-9-25 https://www.mfjtokyo.or.jp/access-map.html
・講演者:エヴァ・イルーズ Eva Illouz(ヘブライ大学、社会科学高等研究院EHESS)
・趣旨:現代社会における政治的分断とポピュリズムについて、いかに考えるべきでしょうか。本セミナーでは、社会学者エヴァ・イルーズ氏を招き、不安・嫌悪・恨み・愛がどのようにして民主主義の土台を掘り崩すのかについてご講演いただきます。ディーセントな社会の実現と社会学理論の構築において、感情の果たす役割について議論します。
・主催:科学研究費補助金・基盤研究(B)「『集合意識』から『情動の社会学』へ──デュルケーム社会学の現代的展開(22H00904)」、日仏社会学会、デュルケーム/デュルケーム学派研究会
 共催:日仏会館・フランス国立日本研究所、奈良女子大学社会学研究会、神戸大学社会学研究会
・参加無料、要申し込み。下記(日仏会館ウェブサイト)またはフライヤーQRコードよりお申し込みください。https://www.mfj.gr.jp/agenda/2024/03/11/2024-03-11_eva_illouz/index_ja.php
■第2回 感情・親密性・資本主義-愛の終焉とエモディティ(感情商品)
・日時:2024年3月13日(水)14:30~17:30
・場所:大阪大学中之島センター8階 大・中会議室 大阪市北区中之島 4-3-53  https://www.onc.osaka-u.ac.jp/access/
・講演者:エヴァ・イルーズ(ヘブライ大学、社会科学高等研究院EHESS)
・主催:科学研究費補助金・基盤研究(B)「『集合意識』から『情動の社会学』へ―デュルケーム社会学の現代的展開(22H00904)」、大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センター
 共催:日仏社会学会、デュルケーム/デュルケーム学派研究会、奈良女子大学社会学研究会、神戸大学社会学研究会
・参加無料、要申し込み。下記またはフライヤーQRコードよりお申込みください。
■講演者プロフィール
エヴァ・イルーズ Eva Illouz:(ヘブライ大学教授、社会科学高等研究院EHESS教授)
専門領域:モダニティと感情、資本主義と感情、感情社会学
主要著作
単著:
・Cold Intimacies: The Making of Emotional Capitalism. Polity Press, 2007.
・The End of Love: A Sociology of Negative Relations, Oxford University Press, 2018.
・The Emotional Life of Populism: How Fear, Disgust, Resentment, and Love Undermine Democracy, Polity,2023
共編著
・E.Cabanas & E.Illouz, Happycratie Comment l’industrie du bonheur a pris le contrôle de nos vies, Premier parallèle,2018.(高里ひろ訳,『ハッピークラシー:「幸せ」願望に支配される日常』みすず書房, 2022.)
・E.Illouz ed.,Emotion as Commodities: Capitalism, Consumptions, and Authenticity, Routledge,2019.
■詳細は添付のフライヤーをご覧ください。

京都大学人間・環境学系(大学院人間・環境学研究科)「社会学」准教授公募のお知らせ(2024年4月18日締切)

京都大学人間・環境学系(大学院人間・環境学研究科)では、2025年4月着任の「社会学」分野の准教授を公募しています。
応募締め切りは2024年4月18日です。すべての提出書類をオンラインで提出できます。
詳しくは下記のJREC-INポータルおよび京都大学大学院人間・環境学研究科の公募情報をご覧ください。

https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D124021090&ln_jor=0

https://www.h.kyoto-u.ac.jp/procedure/

2024年度関西社会学会大会若手企画「「状況の社会学」の可能性を探求する」関連シンポジウム開催のお知らせ(2月27日)

研究活動委員会より、2024年度第75回大会若手企画「状況の社会学」主催のシンポジウム開催のお知らせです。関心のある方は、ふるってご参加ください。
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シンポジウム「状況の社会学におけるエスノメソドロジーの位置」開催のお知らせ
シンポジウム「状況の社会学におけるエスノメソドロジーの位置」を以下の通り開催いたします。ご参加のほど何卒よろしくお願いいたします。
開催趣旨
現代の社会学において、エスノメソドロジーは、「状況」を探究の対象として中心に据えた、代表的な研究プログラムの一つである。経験的研究の在り方が問い直される現在、社会学においてエスノメソドロジーはいかなる位置にあるのか。そして、その可能性はどのようなものか。米国の社会学者、アン・ロールズが提唱する「状況の社会学」をキーワードとしながら、同じく「状況」に注目するゴフマンの社会学との関係性に注目して再考を試みる。
日時
2024年2月27日(火)14時00分-16時30分
場所
神戸大学大学院人文学研究科B132教室(オンライン併用)
プログラム
Ⅰ.企画趣旨説明 若狹 優(神戸大学)
Ⅱ.研究報告(司会:若狹 優)
  1. 初期エスノメソドロジーにおけるゴフマンの影響――アン・ロールズの「状況の社会学」構想に着目して 粕谷 圭佑(奈良教育大学)
  2. エスノメソドロジーとゴフマンの「結節点」はいかにして可能か?――アン・ロールズの「正義」概念を中心に 成田 まお(神戸大学)
Ⅲ.指定討論 南 保輔(成城大学)
Ⅳ.全体討論
主催
状況の社会学研究会
共催
科研費課題(若手研究)「デジタルメディア研究への応用を志向したゴフマン理論の再構築:「共在」に注目して」(23K12618)、関西社会学会
参加の際には、対面・オンライン共に事前登録が必要です。下記フォームからご登録ください(申込締切:2月23日)。
https://forms.gle/zAwQjF5hhPDsYVYt6
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2025年度第76回大会の若手企画募集について

研究活動委員会では、次の次の大会(2025年度第76回大会)時に、若手研究者がコーディネートする部会の開催を支援します。

この企画は、修士課程終了後、概ね10年以内の方が、プログラムの一般報告の時間に開催する、新たな部会を企画された場合、上限10万円の経費補助をおこなうものです。経費は、事前の打ち合わせの会場費、資料代(書籍代・コピー代)、当日学会員以外の方に登壇していただく際の交通費等に当てることができます。

若手企画の開催方法(シンポジウム、ワークショップ、ゲスト講演その他)や、準備のための研究会の運営方法(公開/非公開)や回数は、目的に沿うかたちで自主的に決めることができます。ふるってのご応募をお待ちしております。

企画の申込、お問い合わせは下記アドレス宛にEmailにてお願いします。関西社会学会ホームページ掲載の過去の若手企画部会記事もご参照ください。

①申込の際の電子メールの標題

「76回 若手企画 ○○○○(○の部分に氏名を記入)」

②申込記載内容

(1)代表者および参加予定者の氏名・所属・本学会会員/非会員の別

(2)若手企画のタイトルと概要(800字程度)

※上記(1)(2)の内容をWordまたはテキストファイルで作成し、メール添付にて提出してください。

※代表者は本学会会員とします。申請時点で非会員の場合、本企画への応募と同時に入会申し込みをお願いします。また参加予定者は応募時点で未確定でも構いません。

なお、部会への非会員の参加は、参加予定人数の半数を超えない限り可能とします。

③申込締め切り 2024年3月8日(金)17:00

※企画の採否は2024年4月上旬開催予定の理事会で決定し、結果を同4月中旬にお知らせする予定です。応募者多数の場合、研究活動委員会で選考を行う可能性がある旨、あらかじめご了承ください。

④申込先

関西社会学会研究活動委員会 E-mail 2023kansya(アットマーク)gmail.com

※「2023」の箇所にお間違えのないようにご注意ください。

⑤備考

採択された企画については、研究活動委員との第1回の打ち合わせを2024年度第75回大会時(2024年5月25日)に開催する予定です。こちらもご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。

 

(研究活動理事 梅村麦生)

2024年度第75回大会開催校シンポジウム(公開)について

今回は大会初日土曜(5月25日)の午後に、開催校シンポジウム「戦争社会学の可能性と課題―岩波シリーズ『戦争と社会』を手掛かりに―」を企画しています。

「戦争の時代」「戦時下で生きる」という言葉がリアリティを持つ状況に私たちはある。2022年2月24日ロシアによるウクライナ侵攻に始まりいまも続くロシア・ウクライナ戦争、2023年10月7日ハマスによる越境攻撃とイスラエルの報復攻撃によるパレスチナでの暴力の応酬と惨状を目の当たりにし、私たちは「戦争と暴力」に立ちすくんでいる。

第二次世界大戦、あるいはアジア太平洋戦争が終結して78年が経つ。敗戦で日本社会は軍隊・戦争を放棄し、長らく「平和国家」として戦争と「直接」は関係のない「戦後」社会を生きてきた、とも言えよう。もちろん、戦後も国共内戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガニスタン紛争、9・11以降の米国によるイラク派兵等多くの戦争と紛争に直面してきた。だがいまほど「戦争」「戦時下」という言葉が強く響く状況はなかったかもしれない。

日本社会は「平和研究」には長い伝統を持つが、「戦争研究」の歴史は浅い。この10年ほどで「戦争社会学」というジャンルが確立されつつある日本の社会学界にとって、いまのこの状況をどう見るかという難問が突きつけられていると言えよう。そして多くの社会者、日本社会は「戦争社会学」が眼前の状況をどう見ているか、どう研究するかに強い関心を持っているだろう。本来、社会学会や社会学者は現状を緊急課題として論じるべきであろう。だがここはいったん立ち止まり、日本における「戦争社会学」がどのような研究をしてきたのか、戦争社会学はどのような研究射程を持つのかを見定めてみる作業も欠かせないだろう。

まったく意図せざる結果ではあるが、野上元、福間良明、石原俊、西村明、佐藤文香、一ノ瀬俊也に私をくわえたメンバーは、2013年頃から戦争社会学に関する講座ものの企画を検討しはじめ、2021年2022年と5巻シリーズを岩波書店から刊行した。このシリーズには50本の論考が収められており、現段階での社会学による戦争研究の到達点となっている。

そこで、ウクライナとガザの現状をにらみながらも、このシリーズは何を明らかとしたのか、社会学は戦争をどのように明らかにできるのかを4名の社会学者、歴史学者と共に検討したい。そして、その批判に基づきながら、編者たちはこのシリーズで何を明らかにしたかったのか、さらにはアジア太平洋戦争と戦後日本社会を主たるフィールドとする戦争社会学による研究の個別性と普遍性、すなわち限界と可能性を振り返っていきたい。この作業を踏まえたうえで、最後には、やはりウクライナとガザの状況への各論者たちの視点も紹介し、戦争社会学研究の今後の展開を展望したい。

報告者

山本昭宏(神戸市外国語大学)

長 志珠絵(神戸大学)

津田壮章(京都大学)

吉田 純(京都大学)

討論者

野上元(早稲田大学)

石原俊(明治学院大学)

西村明(東京大学)

岩崎稔(大和大学)

福間良明(立命館大学)

佐藤文香(一橋大学)

一ノ瀬俊也(埼玉大学)*

*はオンライン参加

司会

蘭信三(大和大学)

加藤久子(大和大学)

(大会実行委員会委員長 蘭信三)

2024年度第75回大会シンポジウムについて

第75回大会シンポジウムは、「これからの社会、これからの社会学」を共通テーマとする2つのシンポジウムを準備しています。

シンポジウム1 「人口減少社会に生きる/活きる社会学」

過去150年にわたり増加を続けてきた日本人口が減少期に入った。明治初頭に3500万人だった日本人口は1930年には6500万人、1970年代には1億を突破したが、2008年から下り坂へと転じると減少傾向は急速に進み、日常的にも人口減少社会であることを実感せざるを得なくなった。

人口減少社会の始まりは日本だけの問題ではない。世界人口は、現状の80億人から100億人まで増えると言われているが、長期的には増加するのはアフリカのみで、それ以外の地域は遠からず人口減少社会に突入する。つまり人口減少社会を考えることは、日本のみならずこれからの世界を見通すことに通じる。このような現状認識に立ち、本シンポジウムでは人口・家族・ケアという観点から、これからの社会、これからの社会学を考える。

第一報告では、本シンポジウムの土台となる人口学的変化を長期的視点かつグローバルな視点から検討し、現在地のもつ意味を考える。第二報告では、持続可能な家族政策・労働政策としての育児休業という観点から「父親の育児参加は日本を変えるのか?」を検討する。第三報告では、文化人類学的観点からのフィンランド島嶼部におけるフィールドワークをもとに、人口減少社会のなかで、いかにして高齢者を支えていくのかを、介護の担い手・受け手のありようから検討する。

報告者

平井 晶子(神戸大学)

中里 英樹(甲南大学)

髙橋絵里香(千葉大学)

討論者

筒井淳也(立命館大学)

司会

大山小夜(金城学院大学)

(研究活動理事 平井晶子・大山小夜)

 

シンポジウム2 「関西における<社会>の発見と自由な知の創造」

社会もしくは社会的なものという視角は、産業化あるいは資本主義の浸透によって生じるさまざまな問題を社会問題として把握することによって生まれる。したがって、社会に関する知は、社会の現実が創出される場と、それを捉えようとする知的営為の場のあいだの往還運動のなかで形成される。

ひとびとが生活している現実世界を「社会」という視角で捉え、そのための理論と方法を追求する社会学の創成は、日本では、大正期に、賀川豊彦や米田庄太郎によって、関西に生まれている。その理由として、(1)大阪を中心とする資本主義の急速な進展、(2)東京における社会科学は国家中心であることの2点が挙げられる。

一方、今日、関西経済は地盤沈下し、地域の相対的自立性を保持するための想像力は、大阪万博の二番煎じや、IRという名の賭博産業開発といったアイデアしか生み出さない。淡路島では、島外の人材派遣業のような企業が、土地を買い占めまくり、リゾート開発のほかに、一見「文化的」な劇場を建設しようとしたりしている。これは、地域そのものの経済、社会、文化的な生産能力が収縮している状況を示している。

以上のような問題意識に基づき、本シンポジウムでは、「これからの社会」を考えるために、かつての賀川・米田が捉えようとした拡大過程にある社会、そして、今日我々が直面している社会が収縮していく過程を同時に、捉えようとする試みである。

具体的には、「これからの社会」関西における地域経済と自治体の関係や、そこで生じる労働問題、阪神・淡路大震災がもたらした社会・文化の変容、さらには、敗戦後から、今日に至るまで、戦前の社会学的な理論認識はどのように、継承され、かつ新たな展開を遂げているのかなどについて問うていく。

報告者

荻野昌弘(関西学院大学)*主旨説明も兼ねる

稲津秀樹(鳥取大学)

長松奈美江(関西学院大学)

岡崎宏樹(神戸学院大学)

討論者

宇城輝人(関西大学)

阿部真大(甲南大学)

司会

梅村麦生(神戸大学)

(研究活動理事 荻野昌弘・梅村麦生)