2025年度第76回関西社会学会大会の情報

関西社会学会第76回大会に関する情報を、お伝えします。2025年度第76回大会は、摂南大学寝屋川キャンパスにて対面で開催いたします。

また、昨年度同様、第76回大会でも、参加申込を大会ホームページからの事前受付のみとさせていただきます。報告についても、大会ホームページからの申込となります。

具体的には、以下リンク先の通りです。

オンライン会員情報管理システム(clara)の運用開始

2024年10月18日(金)より、オンライン会員情報管理システム(愛称:claraクララ)の運用を開始しました。

https://clara-nacos.com/ksa/login

claraでは、会員ご自身で、所属機関や住所等の会員情報の変更や、年会費のクレジットカード決済、年会費領収証のダウンロードをしていただくことができます。

また、2024年12月初旬からは、会員相互検索も運用を開始します。

claraへのログイン方法は、2024年10月18日(金)午前に一斉メールにて配信しておりますので、会員のみなさまはご確認のうえ、claraからご自身の会員情報をご確認いただけますよう、お願いいたします。

特に、名簿(会員相互検索)に掲載する項目/掲載しない項目のご設定を、必ず2024年11月30日(土)までに確認・変更いただけますよう、何卒お願い申し上げます。

ご不明な点がございましたら、事務支局(ksa@nacos.com)までメールでご連絡くださいませ。

『フォーラム現代社会学』第24号(2025)目次

『フォーラム現代社会学』第24号(2025)の目次は、以下の通りです。

目次

▼論文
有権者の大阪全体利益志向が大阪維新支持態度に与える効果―調整変数としてのIR誘致への支持― 伊藤理史
企業による生活介入はいかに可能になるのか―独身寮における「生活指導」に着目して― 佐藤大修
若者の恋愛関係における関係維持・調整プロセスとジェンダー規範―ペア・データの構造的ナラティブ分析から― 岡田玖美子
日本と韓国の福祉国家への支持―対立の日本と合意の韓国― 池田裕
多文化地域におけるイスラーム施設が生み出す役割―女性・子どもへの支援に着目して― 嵜本圭子
これからの社会、これからの社会学

▼特集Ⅰ 人口減少社会に生きる/活きる社会学
大会シンポジウムおよびシンポジウム「人口減少社会に生きる/活きる社会学」の趣旨 平井晶子,大山小夜
歴史的・世界的視野からみた日本家族人口の現在地 平井晶子
持続可能な家族政策・労働政策としての育児休業 中里英樹
仕事と休暇―フィンランドの高齢者ケア制度にみる労働の持続可能性― 髙橋絵里香
コメント 人口とケアの持続可能性 筒井淳也

▼特集Ⅱ 関西における〈社会〉の発見と自由な知の創造
序文 梅村麦生
拡大する社会から収縮する社会へ―関西地域と知のあり方― 荻野昌弘
「夜明けの街」のエスノグラフィへ─阪神・淡路大震災後の公共空間をめぐる想像力の再検討─ 稲津秀樹
大阪府内自治体における生活困窮者自立支援事業の展開―「雇用主の関与」を促す事業実施体制― 長松奈美江
地域文化の創造とはなにか―作田啓一の価値理論による豊岡の事例分析― 岡崎宏樹
コメント シンポジウムの後で個人的に考えたこと 宇城輝人
コメント 非人間的なシステムに抗する人々の営みと関西の知の創造 阿部真大

▼小特集 戦争社会学の可能性と課題―岩波シリーズ『戦争と社会』を手掛かりに―
戦争社会学の可能性と課題―ウクライナ、ガザとどう対峙するのか― 蘭信三,加藤久子
〈記憶〉と〈追悼〉の現在地をめぐる覚書―『シリーズ 戦争と社会5 変容する記憶と追悼』を手がかりに― 山本昭宏
自衛隊退職者を媒介とした自衛隊と社会の関係の検討可能性―戦後日本の「特殊性」とポストモダン・ミリタリー論のはざま― 津田壮章
戦争と平和をめぐる言説・表象の空間―「自衛隊に関する意識調査」に基づく計量分析― 吉田純
「特殊であるかないか」は、比較と再帰性の方法論的取り込みが決める―戦争社会学・軍事社会学研究に求められる規準のために― 野上元

▼自著を語る
自著を語る~MY FIRST BOOK~ 永田夏来,髙谷幸
『就活の社会学―大学生と「やりたいこと」』 妹尾麻美
『男性育休の社会学』 中里英樹
『髪をもたない女性たちの生活世界―その「生きづらさ」と「対処戦略」―』 吉村さやか
『窓の環境史―近代日本の公衆衛生からみる住まいと自然のポリティクス』 西川純司
『円谷英二の卓越化―特撮の社会学』 真鍋公希
『神輿と闘争の民俗学―浅草・三社祭のエスノグラフィー』 三隅貴史

▼関西社会学会大会奨励賞 受賞者の言葉
序文―「受賞者の言葉」という新たな「場」― 蘭信三
母親の正規雇用継続に関する規定要因 上野志保
小学校のなかの児童養護施設の子どもたち 宇田智佳
演劇に関わり続けるためのいくつかのプロセス―京都小劇場から見る「芸術など」の生産と価値の表明― 柴田惇朗

▼若手企画
「状況の社会学」の可能性を探求する―ゴフマン社会学とエスノメソドロジーの結節点に注目して― 若狹優

▼書評
三隅貴史 著『神輿と闘争の民俗学―浅草・三社祭のエスノグラフィー―』 野中亮
奥村隆 編『戦後日本の社会意識論―ある社会学的想像力の系譜―』 友枝敏雄
早川洋行 著『サウナ室のマダムとオヤジたち―新型コロナ禍における地方都市のソシアビリテ―』 桜井政成
三品拓人 著『児童養護施設のエスノグラフィー―「実践」からみる子ども生活の社会学―』 西田芳正
平井順 編『沖縄的共同性の構築と継承―シリーズ 沖縄の地域自治組織②〈南部離島編〉―』 上原健太郎
樋口麻里 著『精神障がいのある人を排除する社会でよいのか―国際比較調査からみる人間の価値―』 土屋葉
岡崎宏樹 著『作田啓一 生成の社会学』 片上平二郎
金菱清 著『生ける死者の震災霊性論―災害の不条理のただなかで―』 田中重好
角田燎 著『陸軍将校たちの戦後史―「陸軍の反省」から「歴史修正主義」への変容―』 井上義和
藤根雅之 著『オルタナティブ教育運動の社会学―ネットワークのダイナミズムと公共性への挑戦―』 石飛和彦
遠藤英樹 編著『ツーリズム・リサーチメソッド入門―「観光」を考えるための道案内―』 岡本健
佐々木祐・平井晶子 編『1%の隣人たち―豊岡発!外国人住民と共に生きる地域社会―』 二階堂裕子
三浦耕吉郎 著『自然死(老衰)で逝くということ―グループホーム「わたしの家」で父を看取る―』 筒井琢磨
片桐新自 著『昭和・平成・令和の大学生―大学生調査35年から見る価値観の変化―』 浅野智彦
好井裕明 著『くまさんのこだわりシネマ社会学』 西村大志
浅野慎一 著『シン・日本外史―「日本国/日本人」はどこから来たのか、何ものか、どこへ行くのか―』 孫 片田晶

▼学会活動報告
2024年度大会プログラム
▽諸規定
▽編集後記 細辻恵子

関西社会学会第76回大会奨励賞受賞者について

奨励賞選考委員会は、下記の5名の方々に大会奨励賞を授与することを決定いたしましたので、ご報告いたします。同委員会では、第76回大会研究報告(受賞有資格者38名)のなかから、司会者による評価と候補者それぞれの報告資料を確認し、下記5名の方々に大会奨励賞を授与することが妥当であると判断いたしました。受賞者の皆様、おめでとうございます。今後のご活躍をお祈りします。

イ ハンソル(京都大学)「理工系出身の女性はガラスの天井を破れるか―分位点回帰モデルによる職業的達成の分析―」

加藤このみ(立命館大学)「受刑者による経験の物語化とその技法―William Head on Stageの脚本を事例として―」

野中康生(神戸大学)「高校普通科改革が抱える困難と矛盾―地方公立高校の探究学習をめぐる状況を中心に―」

升一亜海(名古屋大学)「「ポーランド人民共和国時代の生活博物館」における展示の言説分析」

水野遼太郎(京都大学)「閉校は地域の子どもに何をもたらしたのか―閉校記念誌と過疎地域で生まれ育った若者の語りから―」

皇學館大学現代日本社会学部(地域創生コース)専任教員の公募について(7/18締切)

皇學館大学現代日本社会学部(地域創生コース)では、下記の要項にて専任教員1名を募集しております.ご応募お待ちしております。また、関係者の方々にご周知いただき、適任者の応募が得られますようご協力をよろしくお願い申し上げます。

・募集:専任教員1名(教授・准教授又は助教)
・所属:皇學館大学現代日本社会学部
・専門分野:社会学
・担当科目:「社会学概論」、社会調査士科目など。その他、社会学系実習科目を担当できることが望ましい。
・採用日 2026年4月1日
・応募締切日:2025年07月18日(必着)

詳細はJREC-IN求人公募をご確認ください。
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D125052202

信州大学人文学部公募情報のお知らせ

信州大学人文学部文化情報論・社会学コースでは,下記の要項にて専任教員を公募しております.多くの方のご応募お待ちしております.また適任と思われる方がいらっしゃいましたら,お声がけいただければ幸いです.

・募集職名・人員 助教(任期なし)・1名
・所属 信州大学学術研究院人文科学系
・専門分野 社会学(主に質的なアプローチから研究を行っている方.ただし,量的なアプローチにも通暁している方が望ましい)
・採用日 2026年4月1日
・応募締切日:2025年07月31日(必着)

詳細は信州大学人文学部HPおよびJREC-IN求人公募をご確認ください.
信州大学人文学部教員公募 https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/arts/recruit/
JREC-IN求人公募 https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D125051427

「NHK アーカイブス学術利用」公募のお知らせ

NHKアーカイブス学術利用事務局より以下のお知らせが届きました。

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★2025年度後期「NHK アーカイブス学術利用」公募開始

NHKでは、アーカイブス保存の映像・音声を学術研究に利用していただく研究を募集しています。採択研究者は、埼玉県川口・NHKアーカイブス、大阪放送局の閲覧室で希望のコンテンツを閲覧することが出来ます。

【2025 年度後期】
○閲覧期間:2025年10月~2026年3月 (1組30日まで利用可)
○対象者:大学、高等専門学校、公的研究所所属の職員・研究者、大学院生
○締め切り:2025年7月31日
○募集数:NHKアーカイブス4組、大阪放送局2組
応募要項はホームページをご覧ください。 https://www.nhk.or.jp/archives/academic/index.html

関西大学社会学部メディア専攻 教員公募のお知らせ

関西大学社会学部メディア専攻
メディア、あるいはジャーナリズムに関する「コミュニケーション論」教員公募のお知らせ

関西大学社会学部メディア専攻では下記の要領によりメディア、あるいはジャーナリズムに関する「コミュニケーション論」等を担当できる専任教員1名を募集いたします。
応募締め切りは2025年06月23日(必着)です。ご応募お待ちしております。
JREC-INの掲載ページ
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D125051032

(応募資格)
(1)関西大学が提唱する「学の実化」に基づいた社会学部メディア専攻の教育スタイル、すなわち「研究(学)」と「実践(実)」を往復するかたちでの教育ができること
(2)コミュニケーション理論の基礎を教えることができ、メディア、あるいはジャーナリズムに関するコミュニケーション論の分野で、学際性のある研究に取り組んでいること。量的研究、質的研究、アクションリサーチ、あるいは理論・思想研究のいずれかの方法論を専門としていること。
(3)博士号またはPh.Dを取得していること、あるいは同等の能力を有すること
(4)教育並びに学内業務を遂⾏可能な⽇本語運⽤能⼒を有すること

摂南大学現代社会学部現代社会学科 教員公募(社会学)のお知らせ

摂南大学現代社会学部現代社会学科では、下記のとおり、教授または准教授1名の専任教員を公募しています。

1.専門領域・授業担当科目
家族社会学、FAL(フィールド型アクティブ・ラーニング)科目、基礎統計学、演習・卒業研究など。
その他、階層構造変動史、多変量解析法を担当できることが望ましい。
2.応募期限
2025年5月30日(金)※応募書類必着
3.採用予定時期
2026年4月1日を原則とします。
4.正式採用条件
本公募は、2023年4月に設置した現代社会学部の欠員補充に伴うものです。 そのため、正式採用にあたっては、以下の要件が充足することを条件とします。
★文部科学省の教員資格審査(AC教員審査)において、「適格」と判定されること。
5.その他詳細につきましては下記のWEBページをご参照ください。
(1)JREC-IN Portal:https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D125041191
(2)摂南大学教職員公募サイト(「公募要領」掲載):https://www.setsunan.ac.jp/general/public-recruitment/
(3)摂南大学現代社会学部について:https://www.setsunan.ac.jp/faculty/social/

大正大学人間学部 専任教員公募(社会学:労働・産業・職場・職業のいずれかの分野)のお知らせ

大正大学人間学部人間科学科では、下記の要領にて社会学分野の専任教員を公募しております。

あいにく十分な応募期間を設定できませんでしたが、一人でも多くの方に公募情報をご覧いただき、ご応募いただきたいと切に願っております。下記URLより募集要項をご確認いただき、ぜひご検討くださいますようお願い申し上げます。
また、ご関心をお持ちになりそうな方がお近くにいらっしゃいましたら、ご案内いただけますと幸いです。

(1) 専門分野:社会学(労働・産業・職場・職業のいずれかに関わる社会学的な研究業績を有する者)

(2) 担当科目:仕事の社会学、職場の社会学、社会調査演習、専門演習、基礎ゼミナール、前期共通教育科目等

(3) 職位:教授、准教授、専任講師

(4) 募集期間:2025年4月16日~2025年5月19日(JREC-IN Portal Web応募)

詳細、必要書類などは、下記サイトページに公表されています。

・求人公募情報検索 : 研究者人材データベース JREC-IN Portal  https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D125040925

※JREC-IN Portalの「Web応募」機能を使用し、指定の書類を圧縮して1つのファイルにまとめて応募してください。
※詳細は注意事項をご参照ください。

・教員採用情報|大正大学[公式サイト]  https://www.tais.ac.jp/utility/recruit/teacher/

2025年度 第76回大会 大会プログラム

2025年5月31日(土)・6月1日(日)に摂南大学で開催される第76回関西社会学会大会のプログラムと要旨集を、PDF形式で掲載します。

第76回関西社会学会大会プログラム(PDF形式)【6月2日大会後修正版】
第76回関西社会学会大会要旨集(PDF形式)【6月2日大会後修正版】

*紙媒体のプログラムは、4月18日(金)以降に事務支局より発送予定です。
*紙媒体の要旨集の配布はいたしません。学会ホームページまたは第76回大会特設サイトより、PDFファイルをダウンロードしてご覧ください。

【4月30日追記】
4月30日更新前の大会プログラムならびに会員のみなさまに紙媒体でお送りしたプログラムの開催校情報について、以下2点の更新と訂正がございます。旧版のプログラムをお持ちの場合、新版に差し替えていただくか、該当箇所の修正をお願いいたします。
(1) プログラム2ページ 大会会場のWiFiについて
(旧)学内のWiFiに接続することも可能です。
(新)WiFiはeduroamのみ利用可能です。
【大会会場のWiFiに関する補足説明】
摂南大学での学会大会における無線LANについては大会会場で eduroamをご使用いただけます。
ただし電波状況によって、大会会場内でも接続できない箇所がある場合がございます。
eduroamは、国内外の大学等教育研究機関の間でキャンパス無線LANの相互利用を実現するサービスです。
下記の URLに記載されているeduroam参加機関にご所属の方は、eduroamに接続するためのアカウントを所属機関で取得することができます。
アカウントの取得方法については、ご所属の機関にお問い合わせください。
また、接続方法については以下のページをご参照ください。
(2) プログラム10ページ 3)大会期間中の昼食について
①食堂(2号館1階)の営業時間
(旧)土曜11:30~12:30、日曜は休業
(新)土曜11:30~13:30、日曜は休業
②コンビニ(2号館1階)の営業時間
(旧)土曜は11:30~12:30のみ営業、日曜休業
(新)土曜は8:30~15:00のみ営業、日曜休業
何卒よろしくお願いいたします。