第64回関西社会学会大会奨励賞について

本年度大会奨励賞について

本学会では、若手研究者の研究の進展と社会学の発展に寄与することを目的に、各年次大会において、若手会員による一般報告のうち特に優れた研究報告に対して、「関西社会学会大会奨励賞」を授与しております。去る5月18日、19日の両日にわたって大谷大学で開催された第64回大会においても、本賞選考の対象となる一般報告について、選考委員会で厳正かつ慎重に審議をいたしました。しかし、残念ながら、今年度は奨励賞授与報告はなしという結論に至りましたので、その旨ご報告をいたします。

これは、研究報告のレベルが総体的に低かったということ意味するものでは決してなく、たまたま、いくつかの条件ないし基準のすべてを申し分なくクリアしていると判断できる報告がなかったことによるものです。日ごろのご研鑽の成果を発表いただいた報告者はもとより、本賞の選考に多大なご協力をいただいた司会者をはじめ会員の方々には不本意な結果かと思われますが、諸般の事情をご賢察のうえ、ご了承賜りますようお願い申し上げます。また、それぞれのお立場からの本賞選考へのご尽力とご協力に、心より御礼を申し上げます。

本学会では、本賞設置の趣旨と意義を再確認し、今後も積極的な運用に努める所存であります。来年度以降の大会においても、本賞が若手会員の研究の進展と大会報告の活性化、ひいては社会学のいっそうの発展の契機となることを期待しております。つきましては、若手会員には、同賞への一層積極的な挑戦を期待しております。

(大会奨励賞選考担当理事 芦田徹郎)

お詫びと訂正――『フォーラム現代社会学』第12号(2013年5月発行)

フォーラム現代社会学 第12号(2013年5月発行)において、以下の論文中に英単語の文字化けがありましたので、執筆者ならびに読者の皆様にお詫びを申し上げるとともに、訂正いたします。

p. 3-16
「地域メディアとしての地図と社会的実践としての地図づくり―地域社会における〈マップ〉の想像力―」
松岡 慧祐

p. 17-30
「グローバルな運動をめぐる連携のあり方―サミット抗議行動におけるレパートリーの伝達をめぐって―」
富永 京子

p. 98-103
「震災を忘れているのは誰か―被災遺物の保存の社会学―」
今井 信雄

p. 121-128
「リスク社会と“ディアボリックなもの”」
三上 剛史

訂正

  • p. 8        《誤》ChamÝrs → 《正》Chambers
  • p. 15      《誤》disemÝdding → 《正》disembedding
  • p. 21      《誤》SteinÝrg → 《正》Steinberg
  • p.102     《誤》koÝ → 《正》kobe
  • p.124     《誤》risquophoÝs → 《正》risquophobes

 

なお、CiNiiでの電子公開にあたっては、修正済のものが掲載されます。

2013年5月25日

関西社会学会 編集委員会

徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部公募情報(7月12日〆切)

徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部より、公募情報をお知らせいただきました。
締め切りは、2013年7月12日です。
以下、その一部を転載します。

なお、書類提出先や問い合わせ先などの詳細については、必ず同大ホームページの公募内容を確認して下さい。

  •  所属
    • 大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部 創生科学研究部門 地域創生科学分野
  • 専門分野
    • 社会学
      • 福祉・医療の領域に関する社会学的な実証研究の業績を有し、地域との連携が図れる者
  • 担当授業科目
    • 大学院総合科学教育部地域科学専攻(博士後期課程)
      • 「地域科学特別演習II」
    • 大学院総合科学教育部地域科学専攻(博士前期課程)
      • 「福祉社会特論A」「福祉社会特論A演習」「地域科学特別演習I」
    • 総合科学部
      • 「福祉情報論」「共生社会論」「地域調査法」「地域調査演習」「地域総合演習」「卒業研究」
    • 全学共通教育
      • 教養科目(生活と社会)
    • 上記以外の科目も担当することがあります。
  • 職種
    • 教授または准教授
  •  採用予定日
    • 平成26年4月1日
  • 応募資格
    • 博士の学位を有する者(準ずると認められる者を含む)
  • 提出書類
    1. 教員選考申請書(写真貼付)(別紙様式1)
    2. 研究業績書(別紙様式2) 主要業績3点に○印をつけること
    3. 教育業績書(別紙様式3)
    4. 外部資金の取得状況(学内競争的資金を含む)(別紙様式4)
    5. これまでの教育・研究概要と今後の抱負(2000字程度)
    6. 著書・研究論文を含むすべての研究業績(別刷り又はコピーで可)
    7. その他,必要と認めるものは、後ほど依頼することがあります。
  • 応募期限
    • 平成25年7月12日(金)17時15分(必着)
  • 選考方法
    • 書類選考による。
    • ただし、原則として選考の段階で面接・講演会等を行います。その際の旅費は自己負担となります。
    • 最終選考については、平成25年10月頃の予定です。

『フォーラム現代社会学』第12号目次

『フォーラム現代社会学』第12号(2013)の目次は、以下の通りです。

なお、本文中に英単語の文字化けが生じた論文がありました。訂正箇所などは、お詫びと訂正にてご確認ください。CiNiiでの電子公開にあたっては、修正済のものが掲載されます(2013年5月22日追記)。

目次

  • 論文
    • 地域メディアとしての地図と社会的実践としての地図づくり―地域社会における〈マップ〉の想像力―(松岡慧祐)
    • グローバルな運動をめぐる連携のあり方―サミット抗議行動におけるレパートリーの伝達をめぐって―(富永京子)
    • 「第2の人口転換論」における「家族形成の脱標準化」の検証―日本・台湾・韓国の出生動向:子どもの性別選好の観点からのアプローチ―(平井太規)
    • 社会的統合が自殺観に与える影響(平野孝典)
    • グローバル企業の人材獲得と育成に関する一考察―トヨタ工業学園高等部の人材育成・教育プログラムをめぐって―(岡村徹也)
    • 問い直される世界遺産―台風12号災害を契機とした熊野古道をめぐる語りの変容―(中井治郎)
    • 失踪をめぐる多元的な生死の線引き―失踪者の家族の語りから―(中森弘樹)
  • 特集 3.11以前の社会学―阪神淡路大震災から東日本大震災へ―
    • はじめに(荻野昌弘)
    • 震災を忘れているのは誰か―被災遺物の保存の社会学―(今井信雄)
    • 災害死を再定位するコミュニティの過剰な意義―ifの未死と彷徨える魂の行方をめぐって―(金菱 清)
    • 東日本大震災をめぐる阪神/東京/福島―広域システム災害という視角から―(山下祐介)
    • リスク社会と“ディアボリックなもの”(三上剛史)
  • Abstracts
  • 学会活動報告
  • 2012年度大会プログラム
  • 諸規定
  • 編集後記(牟田和恵)

 

 

『フォーラム現代社会学』第12号
関西社会学会 編集・発行
B5判/154頁
ISBN978-4-87974-675-7

NHKアーカイブス学術利用・第3期研究募集(2013年7月9日締切)

NHKアーカイブス学術利用トライアル研究事務局より、「NHKアーカイブス学術利用『トライアル研究Ⅱ』『関西トライアルⅡ』・第3期研究募集の案内が届きましたので、お知らせします。
NHKでは、大学等の研究者にNHKアーカイブスの保存コンテンツの研究利用をする試行運用への参加者を募集しています。
公募に採択された方は、「トライアル研究Ⅱ」はNHKアーカイブス(川口)で、「関西トライアルⅡ」はNHK大阪放送局で、番組やニュースコンテンツを研究用に閲覧することになります。

下に、重要事項を転載しますが、応募を検討される方は必ずNHKトライアル研究のホームページをご覧ください。
応募締め切りは2013年7月9日です。

  • 閲覧時期: 平成25年10月~平成26年3月の間
  • 公募対象者: 大学または公的研究所に所属する教員・研究者、大学院生の方
  • 募集期間: 平成25年5月15日~平成25年7月9日
  • 募集研究数: トライアル研究Ⅱ、8件程度/関西トライアルⅡ、4件程度
  • 応募希望の方は、事前の「応募相談」に原則ご参加いただきます。

『フォーラム現代社会学』投稿規定(2024年4月改正)

『フォーラム現代社会学』の投稿規定は、以下の通りです。
投稿を検討されている方は、必ず熟読の上、ご投稿下さい。

【投稿規定】(2024年4月13日改正)
1. 本誌に発表する論文等は、いずれも他に未発表のものに限る。ただし、学会等で口頭で発表したものについては、その限りではない。
2. 論文の投稿資格は、本会会員であって、当該年度までの会費を投稿申し込み時までに完納している者に限る。共同執筆原稿の場合は、すべての著者がこの要件を満たしていなければならない。
3. 前号に投稿原稿が掲載されている会員は連続して投稿することはできない。
4. 投稿者は9月30日までに編集委員会事務局に以下の①②を学会ホームページに設置されたリンクから投稿フォームにアクセスし、投稿フォーム経由で提出する。
①審査用の原稿一式(和文要約、英文要約、本文)のPDFデータ。
②原稿一式のデータ。ワードまたはリッチテキスト形式で、和文要約・英文要約・本文の順に1つのファイルとしたもの。
5. 論文の掲載を認められた投稿者は、指示にしたがって、完成原稿①②を指定した期日までに指定されたメールアドレスに提出する。
①審査用の原稿一式(和文要約、英文要約、本文)のPDFデータ。
②原稿一式のデータ。ワードまたはリッチテキスト形式で、和文要約・英文要約・本文の順に1つのファイルとしたもの。
6. 本誌に発表された論文等の著作権は関西社会学会に帰属する。本誌に掲載された論文等を他の著作等に転載する場合には、事前に文書等で関西社会学会編集委員会の許可を得なくてはならない。
7. 本誌に掲載された論文等は、関西社会学会により、電子公開される。これ以外に本誌掲載論文の版面をそのまま電子公開することは認められない。なお、著者が上記版面以外の形式により電子媒体を用いて公表する場合は、学会が電子公開しているフルテキストへのリンク、ならびに論文の出典を明記することとする。
8. 原稿一式とそのデータは、学会ホームページに設置されたリンクから投稿フォームにアクセスし、投稿フォーム経由で提出する。それ以外の方法による提出は認めない。また締切日・時刻を過ぎた投稿は受け付けない。

(助成案内)日本証券奨学財団平成25年度研究調査助成及び研究出版助成の募集について

日本証券奨学財団より「平成25年度研究調査助成及び研究出版助成の募集の案内」が学会事務局に届きましたのでお知らせします。

なお、案内文中の「添付資料」(申請関係書類)につきましては、日本証券奨学財団のホームページからダウンロードして申請をして下さい。
申請期間は、研究調査助成が4月15日(月)から6月30日(日)まで、研究出版助成が6月1日(土)から9月30日(月)までです(同財団ホームページより)。

第64回関西社会学会大会プログラム発表

2013年5月18日(土)・19日(日)に大谷大学で開催されます、第64回関西社会学会大会のプログラムが完成しました。

関西社会学会では、このプログラム(PDF形式)をホームページ上で公開します。
学会員の方、また参加を検討されている方は、下のリンクより内容をご確認ください。

>> 第64回関西社会学会大会プログラム

なお、関西社会学会ニュースvol.82(2013.01.31)の、大会第2日のタイムスケジュールの記載に誤りがありました。

正しくは、

==========第2日==========
09:30~     受付開始
10:00~12:30  一般研究報告Ⅱ
13:30~16:30  シンポジウム
=========================

となりますので、ご注意ください。
このプログラムでは訂正済みです。

 

社会人公開講座「クール・ジャパンとベンチャービジネス…マンガ・アニメ・Jポップのこれからは?」のお知らせ

社会人公開講座
「クール・ジャパンとベンチャービジネス…マンガ・アニメ・Jポップのこれからは?」

現在、押しすすめられているクール・ジャパン政策は、実際には海外でどのように展開され、本当にその地の人々に受けとめられているのだろうか。
アニメ、マンガ、J・POPからアートまで、日本からの文化発信として、またコンテンツ・ビジネスとしての可能性や解決すべき課題を、フィールド調査を踏まえて解読していく。
そこから日本文化の特徴を生かした今後のビジネスモデルを考えたい。

2013年度第64回大会関連の情報を、まとめて更新しました。

本日、関西社会学会第64回大会に関する情報を、まとめて更新しました。
具体的には、以下の通りです。

特に、大会一般研究報告A(自由報告)の申し込みについて には、報告申し込み要領が記載され、申し込みに必要な「一般研究報告A(自由報告)申込用紙」、および「自由報告・要旨テンプレート」のファイルがアップロードされています。
第64回大会で報告を希望される方は、必ず上記ページを確認の上、ファイルをダウンロードしてください。

なお、現在非会員で次回大会報告申込をされる人は、報告申込締切日の2013年3月22日(金)までに(必着)入会申込書を学会事務支局に送って下さい。
入会手続きについては、「入会方法」のページを参照して下さい。