公開シンポジウム「東日本大震災とマイノリティ」のお知らせ

社会学系コンソーシアムでは、公開シンポジウム「東日本大震災とマイノリティ――高齢者・障害者・外国人などに関して問わなければならないこと」を、2013年1月27日に開催します。
そのポスターが完成しましたので、公開いたします。
なお、シンポジウムの概要に関しては、下に転載しています。

公開シンポジウム:
「東日本大震災とマイノリティ――高齢者・障害者・外国人などに関して問わなければならないこと」(ポスターPDF形式)

日時:2013年1月27日(日)13:30-17:00
会場:日本学術会議大会議室(乃木坂)

報告:
1:震災が露わにした移住者たちの現在――「共に生きる」とは? 鈴木江理子(国士館大学)
2:災厄に向う――本人たち・後方から 立岩真也(立命館大学)
3:震災と高齢者――地域包括ケアと福祉コミュニティ形成 和気純子(首都大学東京)
4:大震災がもたらした「空白」――情報難民はなぜ生まれたか? 遠藤薫(学習院大学)

討論:
日本学術会議社会学委員会・震災再建分科会:舩橋晴俊(法政大学)

司会:
西原和久(成城大学)、野宮大志郎(上智大学)

「世界社会学会会議 横浜大会ニュース」第3号のお知らせ

世界社会学会議(ISA)横浜大会日本組織委員会より、「世界社会学会議 横浜大会ニュース」第3号を送付いただきましたので、転載します。

国際社会学会(International Sociological Association: ISA)の第18回世界社会学会議横浜大会は、2014 年7 月13 日〜19 日に開催されます。
参加を検討されている方は、ぜひご一読ください。

「世界社会学会会議 横浜大会ニュース」第3号(PDF形式)

嗜好品文化研究会・平成25年度研究助成公募のご案内(2012年12月21日締切)

嗜好品文化研究会は、平成18年度(2006)から、次世代の嗜好品文化についての研究振興を目的に、嗜好品のありようや可能性に関心を寄せる若手研究者の研究を支援する活動(研究奨励事業)を行っています。
平成25年度公募に関するご案内を、転載します。

なお、締切は2012年12月21日(金)です。

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平成25年度研究助成公募のご案内

[助成対象となる研究]

  • さまざまの時代、地域での嗜好品のありようをテーマとした文化研究を助成の対象とします。
  • ここで嗜好品とは、栄養摂取のためではなく、愉しむことを目的に摂取するもののことです。酒、たばこ、コーヒー、茶・紅茶などがその代表とされます。しかし、通常は嗜好品と思われていないものでも、それに似た役割をはたしているものや行動については、嗜好品に準ずるものと考え、研究助成の対象とします。よって、薬学・医学・栄養学的見地のみの研究は助成対象としません。
  • 海外調査をともなう研究も可です。
  • あくまで個人研究が対象です。(共同研究、ならびに、助手アルバイトなどを動員した研究は助成の対象外)

[応募資格]

  • 研究開始時に日本の大学の大学院に在籍する学生が対象です。(留学生を含む。休学中、または海外からの出願も可)

[応募受付期間]

  • 平成24年11月1日-12月21日(必着)

[研究期間]

  • 平成25年4月1日から平成26年8月31日までの17カ月。

[研究費]

  • 助成する研究費は1件あたり60万円。

[研究実施にともなう書類の提出と研究成果の発表]

  • 研究期間の中間時(平成26年1月)に「中間報告書」を提出
  • 嗜好品文化フォーラム(平成26年5月開催予定)において口頭発表
  • 最終報告書提出(平成26年8月31日期限)
  • 研究費使用報告書(平成26年8月31日期限)

[申請書類送付先・連絡先]

〒604-0863
京都市中京区夷川通室町東入巴町83番地 CDI内
嗜好品文化研究会事務局「研究奨励事業公募」係
TEL:075-253-0660 FAX:075-253-0661
URL:http://www.cdij.org/shikohin/
E-mail:shikohin@cdij.org

大阪市立大学文学研究科、公募情報(2013年1月15日締め切り)

大阪市立大学文学研究科社会学教室より、公募情報をお知らせいただきました。
締め切りは、2013年1月15日です。
以下、その一部を転載します。

なお、書類提出先や問い合わせ先などの詳細については、必ず募集要項を確認して下さい。

  • 募集内容
    • 准教授もしくは講師 1名
  • 採用後の所属
  • 研究分野
    • 社会学(経験社会学もしくは応用社会学)
  • 担当科目
    • 社会学実習、社会調査法(学部)、社会学特殊問題研究(大学院)などの社会学専門科目ほか全学共通科目
  • 応募資格
    1. 博士の学位を有する者またはそれと同等以上の研究業績のある者
    2. 教育・大学運営・社会貢献等の職務全般に熱意を持って取り組める者
    3. 経験社会学・応用社会学分野において都市研究に顕著な業績を有し、社会調査士科目担当可能な者。
  • 提出書類
    1. 履歴書(様式任意。ただしA4 版・写真添付・自筆署名・捺印のこと。)
    2. 研究業績リスト(様式任意。ただし査読の有無を明記し、主要業績3点を明示すること。)
    3. 主要業績3点の別刷(コピー可)
  • 選考方法
    1. 一次選考(書類選考)
    2. 二次選考(必要に応じて、模擬講義、面接等を行う)
  • 採用時期
    • 平成25年4月1日(月)
    • (特別な事情が認められる場合は平成25年10月1日(火)となるも可)

若手研究者(ポスドク)を対象とした、Food Future に関する国際会議のご案内

国際学術団体、ICSU(国際科学会議:International Council for Sciences)から、若手科学者を対象とする以下の国際会議の紹介が届きました。
興味のある方は、是非ご応募下さい。
(記事末尾に、問い合わせ番号も併記しています。)

なお、応募締切日は12月14日(金)です。

  • イベント名:Networking Conference on Integrated Science discussing the Future Earth
  • 共催団体:ICSU(International Social Science Council), DFG(German Research Foundation)、及び ISSC(International Social Science Council)
  • テーマ:Food Future
  • 日程:2013年4月14~19日
  • 場所;イタリア(Villa Vigoni at Lake Como)
  • 応募要件
    • Future Earthの関連イベントの一環としてFood Futureを取り上げるため、本件 に関連する問題についてディベートできるポスドクの方(博士号取得及び同等と認められる経歴の研究者含む)
    • 10年未満の職歴がある方:好ましくは40歳未満)。
    • 自然科学と社会科学の間でのコラボレーションに興味がある方。
  • 旅費等:エコノミー・クラスの航空券と現地宿泊費用は主催者負担となります。
  • 言語:英語のみ。
  • 応募締切日:2012年12月14日(必要書類を電子メールにて送付)
  • 応募書類等:詳細はこちらのページをご確認ください。
  • 応募用電子メールアドレス:net-conf@worldsocialscience.org
  • 採用の可否の連絡時期:2013年1月

【問い合わせ先】
日本学術会議事務局 国際業務
℡:03-3403-5751

「世界社会学会会議 横浜大会ニュース」第2号のお知らせ

世界社会学会議(ISA)横浜大会日本組織委員会より、「世界社会学会議 横浜大会ニュース」第2号を送付いただきましたので、転載します。

国際社会学会(International Sociological Association: ISA)の第18回世界社会学会議横浜大会は、2014 年7 月13 日〜19 日に開催されます。
すでに、大会への参加を考える際に重要な、いくつかの締め切りが近づいています。
このニュースでは、それらの締め切りや問い合わせ先などが解説されています。

参加を検討されている方は、ぜひご一読ください。

「世界社会学会会議 横浜大会ニュース」第2号(PDF形式)

第1回立教大学グローバル消費文化研究会・公開学術フォーラム『ポスト・グローバル消費社会の動態分析―脱物質主義化を中心として―』のご案内

第1回 立教大学グローバル消費文化研究会 公開学術フォーラム
『ポスト・グローバル消費社会の動態分析―脱物質主義化を中心として―』

立教大学グローバル消費文化研究会が実施した大規模統計調査の分析結果をもとに、現代の消費社会に関する論点を剔出して講演を行いつつ、学内外の著名な研究者・評論家との対論を一般公開の学術フォーラムとして開催いたします。

  • プログラムの詳細(敬称略)
    • 発題 13:00-13:10
      • 信州大学人文学部 准教授 水原俊博
    • 特別講演 13:10-13:30 『脱物質主義から第三の消費文化へ』
      • 立教大学社会学部 教授 間々田孝夫
    • 講演1 13:30-14:00 テーマ<若者>
      • 立教大学社会情報教育研究センター 助教 廣瀬毅士
    • 講演2 14:00-14:30  テーマ<脱物質主義>
      • 文京学院大学人間学部 助教 寺島拓幸
    • 講演3 14:30-15:00  テーマ<抗リスク>
      • 早稲田大学社会科学総合学術院 助教 鈴木康治
    • (コーヒーブレイク 15:00-15:15)
    • 講演1<若者>へのコメント 15:15-15:45
      • 株式会社ジェイ・エム・アール生活総合研究所 代表取締役 松田久一
        • (コメントへのリプライ 廣瀬毅士)
    • 講演2<脱物質主義>へのコメント 15:45-16:15
      • 株式会社カルチャースタディーズ研究所 主宰 三浦 展
        • (コメントへのリプライ 寺島拓幸)
    • 講演3<抗リスク>へのコメント 16:15-16:45
      • 東京国際大学人間社会学部 准教授 柄本三代子
        • (コメントへのリプライ 鈴木康治)
    • フロアとの質疑応答 16:45-17:05
    • 閉会の辞 17:05-17:10
      • 水原俊博

※プログラムの内容は予告なく変更する場合があります。

  • 主催:立教大学グローバル消費文化研究会
  • 共催:立教大学社会情報教育研究センター
  • お問い合わせ: 立教大学社会情報教育研究センター
    • 開室時間:平日午前9:00-午後5:00
    • ℡(代表):03-3985-4459
    • Mail: csi-info@rikkyo.ac.jp

2013年度大会開催校について

来年度の第64回大会は大谷大学にお願いすることになり、今年度大会総会で飯田剛史先生より、お引き受けする旨のご挨拶をいただき、決定いたしました。
なお、日程は2013年5月18日(土)、19日(日)の予定です。

(事務局担当理事 工藤保則)

関西社会学会第63回大会報告

関西社会学会第63回大会は,2012年5月26日(土),27日(日),皇學館大学で開催されました。今回は,「<3.11以前>の社会学–阪神淡路大震災から東日本大震災へ–」というシンポジウムを開催しました。
大会への参加者は,会員190名,臨時会員36,合計226名となりました。前回大会に比べて若干少ない参加者数でしたが,天候にも恵まれ,また大会の運営にあたられた皇學館大學の方々のご尽力もあり,活発な大会となりました。

(事務局担当理事 工藤保則)

第63回関西社会学会大会奨励賞決定について

第63回関西社会学会大会奨励賞決定について

 

大会奨励賞選考委員会委員(委員長代理) 芦田 徹郎

 

本学会が大会奨励賞を授与するのは,今年で7回目となりました。本賞は,学会大会において発表された若手会員の一般報告の中から優秀な報告に学会賞を授与するものです。

皇學館大学で5月26日,27日に開催された第63回大会の奨励賞選考については,本賞の対象となる44点の一般報告を選考委員会で厳正かつ慎重に審議した結果,下記の3点の報告が「関西社会学会大会奨励賞」に選ばれました。

3名の報告者にはおのおの賞状ならびに2万円の賞金が授与されました。受賞者氏名,報告題目,報告要旨は下記のとおりです。本賞の選考等にあたり,司会者をはじめ選考委員ならびに会員の方々には多大なご協力を賜りました。ここに厚くお礼を申し上げるとともに,本賞を契機として若手会員の研究の進展と大会報告の活性化,ひいては社会学のいっそうの発展が可能になればと期待しております。

受賞者氏名(50音順)

  • 柴田 悠 氏(同志社大学)
    • 報告題目:東アジアにおける親子間援助行動の国際比較──EASS-2006のデータを用いた記述的分析──
  • 伊達平和 氏(京都大学)
    • 報告題目:高学歴が家父長制意識に及ぼす影響についての比較社会学──日本・韓国・台湾・中国・ベトナム・タイにおける比較──
  • 藤原 翔 氏(大阪大学)
    • 報告題目:学歴別にみた世代間移動──日本における構成効果(compositional effect)の検討──

報告要旨

柴田氏の報告は,東アジア諸国の急激な人口高齢化によって迫られる社会保障制度の構築・再編をにらみ,親子間の援助行動の傾向を,東アジア社会調査(EASS)2006のデータを用いて,主として都市度・学歴・世帯所得階層との関係において把握しようとするものである。結論として,高学歴・高階層の子は親に金銭援助し,代わりに親は子に家事援助するという東アジアの全体的傾向と,たとえ高学歴・高階層でも,親からの金銭的援助が多いにもかかわらず,子から親へのそれは少ないという日本の特徴が示されている。

伊達氏の報告は,アジア諸国の「家父長制意識」を,「父権尊重意識」と「性別役割分業意識」という2変数(軸)を設定して,EASS2006,Thai Family Survey2010,及びVietnam Family Suvey2010のデータにもとづき,日本・韓国・台湾・中国・ベトナム・タイの6ヵ国の比較において把握しようとする。その結果、上記2変数(軸)でアジア諸国が示す多様な家父長制の相対的な布置関係を描くとともに、「高学歴」者と「低学歴」者との「家父長制意識」の差異が地域(東アジアと他の国々)によって異なることを指摘している。

藤原氏の報告は,欧米などでは社会的流動性の高まりと,その一要因として高学歴層での出身‐到達関連の小ささが指摘されているが,それらの知見が日本にも妥当するのかを,SSM調査のデータにもとづき,職業威信スコアなどの指標を用いて検証しようとするものである。その結果,日本では高学歴のほうが職業威信スコアの親子関連が強く,流動性が低いという傾向がみられ,教育機会の平等化と学歴獲得が流動化を推進するとはいえ,教育のそうした介入効果は欧米諸国に比べ相対的に小さいことを指摘している。

選考概要

選考にあたっては,司会者から寄せられた「選考評価用紙」における評価を重視し,当日レジュメ,報告要旨集なども参照したうえで,奨励賞選考委員会において慎重に検討し,上記3点を大会奨励賞受賞報告とすることに決定しました。

選考委員会は次の5名の理事によって構成されています。大野道邦(会長),三上剛史(選考委員長),芦田徹郎(選考委員),神原文子(研究活動委員長),牟田和恵(学会誌編集委員長)。

なお,来年度に報告される若手会員の目安としていただくために,選考の基準・方法についてお知らせしておきます。

選考は,司会者が記入する選考評価用紙に基づいて行われます。司会者には,「学問的レベル」,「プレゼンテーション能力」,「応答能力」,「当日報告レジュメ」などを総合的に判断した評価をお願いしています。各部会において,奨励賞受賞候補として推薦できる報告があった場合には,各部会から1点のみ推薦していただき,その評価をお願いしています。司会者による選考評価用紙の評価を重視しながら,人数の絞り込みや,評価の妥当性について選考委員会で判断し,概ね5名以内の受賞者を決定します。