公開シンポジウム「研究倫理・調査倫理の現在」

■公開シンポジウム「研究倫理・調査倫理の現在」

主催:社会学系コンソーシアム、日本学術会議社会学委員会
日時:2026年3月8日(日)13:00~16:30
方法:オンライン開催(ウェビナーを用いたオンライン開催)
(登録フォームにご記入いただいたアドレスに、後日、Zoom ウェビナーの URL を送付)
参加:一般参加可能、参加費無料。以下の URL にアクセスして必要事項を入力ください。先着1,000名まで参加可能です。こちらの登録フォームに記入いただいたメールアドレスに、後日、参加に必要な Zoom ウェビナー URL をご案内します。
https://forms.gle/gs8qjSLHN5QDfR1h9

■開催趣旨
広く調査に携わる研究者にとって研究倫理と調査倫理が重要な意味をもつことに疑いを抱く人はおそらくいないだろう。しかし実際に研究倫理と調査倫理が問われる場面に置かれたとき、研究倫理と調査倫理の遵守の仕方について、迷いを感じない人もおそらく少なくはないと思われる。何が研究倫理そして調査倫理に従った行動なのか、それは1か0かで判断できるような単純な問題でないからである。

たとえば、個人の尊厳と研究の透明性の実現はつねに明確に両立するものとは限らず、ときにトレードオフの関係に置かれる。研究の透明性や再現性を高めるためにはオープンサイエンスの流れは不可避であり、調査によって取得したデータは秘匿されるのではなく、公開されることが望ましい。しかし、どれほど匿名化処理を施したデータであっても、複数のデータセットを組み合わせることで個人を特定化できてしまう可能性は否定できない。とりわけSNSで様々な個人情報が行き交い、さらにビッグデータを扱う時代になると、社会調査データから個人が特定される可能性は飛躍的に高くなり、個人のプライバシーや安全が脅かされる危険も高まることになる。このような社会調査データの予期されざる二次使用の可能性が高まっているとき、調査データの公開を求める研究倫理と個人の尊厳を尊重する調査倫理をどう両立させるかは、決して容易な問いとはいえない。

また、IT関連技術の進歩は、研究の可能性を大きく広げるものであると同時に、かつては存在しなかった研究倫理上の問題を新たに提起もしている。たとえば生成AIの登場によって、研究者は調査研究のプロセスを大幅に効率化させることができるようになった。しかし、そのことによって研究成果のオーサーシップの範囲が不明確化もしている。

以上のように、激しく変化する時代の流れのなかで、研究倫理と調査倫理を「正しく」実現することの困難さが従来以上に増しているものと思われる。本シンポジウムでは、研究倫理と調査倫理の現在を問い、社会学者が調査研究を通して社会に貢献するために今どのように行動すべきなのか、このことについての議論と理解を深めたい。

■プログラム
司会 数土直紀(一橋大学大学院社会学研究科教授)

開会の挨拶
白波瀬佐和子(日本学術会議第一部会員、東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授)
吉川徹(日本学術会議連携会員、大阪大学人間科学研究科教授)

趣旨説明
数土直紀(一橋大学大学院社会学研究科教授)

報告1
田代志門(東北大学大学院文学研究科教授)
「社会調査の公益性を考える」(仮題)

報告2
笹原和俊(東京科学大学環境・社会理工学院教授)
「デジタルデータは収集から生成へ:計算社会科学からみる生成AI活用の課題」(仮題)

報告3
丸山里美(京都大学大学院文学研究科教授)
「質的調査の調査倫理:倫理審査と調査者に対するハラスメント」(仮題)

討論者
武藤香織(日本学術会議連携会員、東京大学医科学研究所教授)
三輪哲(立教大学社会学部教授)

総合討論(質疑応答)

閉会の挨拶
岩井紀子(日本学術会議第一部会員、日本版総合的社会調査共同研究拠点大阪商業大学JGSS研究センターセンター長)

2026年度第77回関西社会学会大会の情報

関西社会学会第77回大会に関する情報を、お伝えします。2026年度第77回大会は、神戸大学文学部にて対面で開催いたします。

また、昨年度同様、第77回大会でも、参加申込を大会ホームページからの事前受付のみとさせていただきます。報告についても、大会ホームページからの申込となります。

 

【御礼】研究者・教員等の雇用状況に関する調査(文部科学省)

平素より、日本学術会議の活動に格別の御支援・御協力を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年11月5日にお送りいたしました、文部科学省の「研究者・教員等の雇用状況に関する調査」への協力依頼につきまして、貴会会員へのアンケート周知に御協力いただき誠にありがとうございました。

調査報告書につきましては、先月26日に以下のとおり公表されておりますので、御共有いたします。
https://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/1357901_00018.htm

★2026年度前期「NHKアーカイブス学術利用」公募開始

NHKでは、アーカイブス保存の映像・音声を学術研究に利用していただく研究を募集しています。
採択研究者は、埼玉県川口・NHKアーカイブス、大阪放送局の閲覧室で希望のコンテンツを閲覧することが出来ます。

○2026年度前期閲覧期間 2026年4月~9月 (1組30日まで利用可)
○対象者 大学、高等専門学校、公的研究所所属の職員・研究者、大学院生
○締め切り 2026年2月27日
○募集数 川口・NHKアーカイブス4組、大阪放送局2組
応募要項はホームページをご覧ください。
https://www.nhk.or.jp/archives/academic/

歴史と現在をつなぐ――薬害エイズから学ぶ市民社会と学問

・タイトル:歴史と現在をつなぐ――薬害エイズから学ぶ市民社会と学問
・日時:2026年2月1日(日)14時~17時(開場13:30)
・会場:関東学院大学 横浜・関内キャンパス テンネー記念ホール(対面開催)

・登壇者:
村上陽一郎(東京大学名誉教授・国際基督教大学名誉教授/科学史)
養老 孟司(東京大学名誉教授/解剖学)
蘭 由岐子(追手門学院大学名誉教授/医療社会学)
花井 十伍(特定非営利活動法人ネットワーク医療と人権 理事長/大阪HIV薬害訴訟原告団 理事)
※詳細はチラシをご参照ください

・共催:
関東学院大学社会学部、関東学院大学人文学会・社会学部会
特定非営利活動法人ネットワーク医療と人権
日本学術振興会科学研究費補助金「薬害をめぐるコンフリクトと制度化――社会秩序形成過程にみる薬害の社会学」研究班 ほか

・参加費:無料
・申込URL:https://kgushakai10th.peatix.com/

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東北大学文学研究科現代日本学専攻分野 「コンテンツ日本学」准教授/助教公募

東北大学文学研究科では、現代日本学専攻分野を中心とする「コンテンツ日本学」研究プロジェクトの准教授/助教1名を公募しています。
日本に関連するメディア・コンテンツ (たとえば漫画、アニメ、映画、ゲーム、テレビ/ラジオ/インターネット番組、小説、雑誌、書籍、教材、広告/広報など) を対象としながら、現代社会の (日本に限らない) アクチュアルな課題に取り組むキャリア初期-中堅の研究者が対象です。教育・校務等負担の少ない、研究中心のポジションです (5年テニュアトラック)。日本語・英語双方での研究能力必須。2026年1月31日締切です。
詳細は https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D125121328 をご覧ください。

Associate/assistant professor for “Media and Society” Japanese Studies Project at Tohoku University

Tohoku University, Graduate School of Arts and Letters (Media and Society Japanese Studies Research Project) is seeking an early- or mid-career researcher of Japanese-related media contents (e.g., manga, anime, films, games, TV/radio/internet programs, novels, magazines, books, educational materials, advertisements) with a focus on actual social issues in contemporary societies, not limited to Japan. Research-focused five-year tenure track position (associate/assistant professor) with minimum teaching/administrative burden. Fluency in both English and Japanese is required. Deadline is January 31, 2026.
See https://www.tohoku.ac.jp/en/news/careers_pi/pi_graduate_school_of_arts_and_letters_department_of_innovative_japanese_studies.html for detail.

同志社大学社会学部社会学科任期付教員公募

同志社大学社会学部社会学科では、下記の要項にて専任教員の公募を行っております。
該当分野でご活躍の方に広くご応募いただければと存じます。また、適任の方をご存じでしたら、ぜひお声がけいただけますと幸いです。

職種:准教授相当・助教相当(任期5年) 1名
所属:同志社大学 社会学部 社会学科
研究分野:日本社会に関わる社会学的または人類学的研究
着任時期:2026年9月21日
応募締切:2025年12月22日(必着)

応募は、JREC-IN PortalのWEB応募で受け付けております。詳細は、以下のJREC-INの公募情報ページをご覧ください。

日本語版
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D125110239&ln=0

英語版
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D125110239&ln=1

「第5回関社インカレ博論セミナー(略称:KIDS)」報告者募集

研究活動委員会からのお知らせです。2026年1月12日を締め切りに、「第5回関社インカレ博論セミナー(略称:KIDS)」の報告者を募集します。
「KIDS」は、博士論文を構想、あるいは執筆している博士課程の大学院生が、自分の大学以外の希望する教員を前に報告して一緒に考えを深めることを目的にするものです。このプログラムは、2021年度、コロナ禍のなかでとくに苦労している若手研究者への支援と大学間の研究交流を広げることを目指して開始されました。報告者が希望する、他大学の教員がコメンテーターとして助言や質問を行い、その後フロアを交えてディスカッションするというスタイルは参加者にも好評で、これまでとは異なる視点や発想を得たという感想が寄せられています。前期研究活動委員会が2~4回を運営してくださったのを引き継いで、今期も第5回を開催することにいたしました。
現在執筆の最終段階にある方に限定せず、博士論文を構想している段階でも構いません。下記の応募情報を確認のうえ、多くの院生の方の積極的な応募をお待ちしています。

 

<KIDS 2025応募について>

1. 開催日時と会場:2026年3月28日(土)10:30~、関西学院大学梅田キャンパス(予定、阪急梅田駅そば)

*時間帯は報告希望者の数により変わるので、確定次第、お知らせします。

2.開催形態:対面(ただし報告とコメント、討論のZOOMによるリアルタイム配信も行います)

3.応募資格:博士論文を作成中の方。本学会非会員も歓迎です。ただし本企画への応募と同時に入会申し込みをすることが推奨されています(条件ではありません)。

4.応募要領:2026年1月12日(月)17時必着。氏名、所属、学年(あるいは研究員などのステイタス)、連絡がつくメールアドレス、コメント希望者2名までの氏名と、現在の博論構想要旨(A4・1枚)、を記したワードファイルをメール添付で研究活動委員会メールアドレス(ksa.kenkatsu2025@gmail.com)まで提出すること。

*応募者多数でキャパシティを超えた場合は、研究活動委員会でセレクションを行うことがありますので、ご了承ください。

*コメンテ―ターは報告者の所属大学以外に所属する本学会会員とします。コメントを希望する方が会員か非会員か不明のときはそのまま希望を記してください。採否決定後、研究活動委員会で調整を行います。

*メール送付時は、件名に「KIDS2026応募」とご記載ください。

5.開催要領:報告者は開催1週間前までに報告資料を作成し、研究活動委員会に送付してください。

当日は、1報告者あたり報告、コメントと質疑を合わせて60分を持ち時間とし、報告者の博士論文構想報告のあと、コメンテーター1名がコメントをし、その後参加者を交えたディスカッションを行います。

プログラムが確定しましたら、開催より1カ月以上前に、会員一斉メール・ホームページにて参加要領とともに告知いたします。

関西社会学会研究活動委員会 (KIDS担当 奥村 隆)

 

2026年大会「若手企画――世代間の対話をひらく(仮)」企画募集

 研究活動委員会からのお知らせです。
 2026年大会での「若手企画」は2025年3月7日が応募締切でしたが、残念ながら応募ゼロで不成立となりました。これを受けて、研究活動委員会から以下の代替的な企画を同大会で試行することを提案し、理事会で承認されました。
 若手会員のみなさまからの、企画応募をお待ちします。

1. 企画の主旨

 関西社会学会の若手会員が、「この社会学者に会って話を聞きたい」と希望するベテラン社会学者を指名し、研究活動委員会がコーディネートして、大会時に対話するセッション「若手企画――世代間の対話をひらく」(仮称)を開催します。
 これは、日本社会学会が2013~2015年大会において、倉沢進先生、井上俊先生(2013年)、栗原彬先生(2014年)、佐藤慶幸先生、見田宗介先生(2015年)を招いて開催した「若手フォーラム――若手社会学者とベテラン社会学者の対話を開く」を参考にして、関西社会学会における世代間の対話と社会学研究の発展的継承をめざすものです。なお、記録動画を作成し、アーカイブ化や外部への配信を行うことを検討する可能性もあります。

2.企画の進め方

 企画は、おおよそ以下のような流れで進めることを考えています。
①若手会員から対話を希望するベテラン社会学者候補と簡単な企画案を応募してもらう。
②これを研究活動委員会がセレクションして、ベテラン社会学者への依頼を行う。
③ベテラン社会学者からの受諾が得られれば、応募した若手会員と担当研究活動委員(コーディネータ)が話し合い、若手側を3名ほどのチームとして組織する。
④若手チームとコーディネータが打ち合わせをし、以下の2つのいずれかの方法を選んで(他の方法もありうる)、大会まで企画準備を進める。
・若手チームでどのようなねらいで対話を行うか、どんな質問をするか、などを検討し、案が定まったらコーディネータがベテラン社会学者と会って、説明を行う。若手チームとベテラン社会学者は大会当日の打ち合わせで、はじめて顔合わせする。
・若手チームが企画の原案を検討したあと、ベテラン社会学者と打ち合わせを行い、協働して企画を練る。コーディネータはこれに参加してもしなくてもよい。
⑤大会当日に簡単な事前打ち合わせをしたのち、セッションを実施する。

3.企画の募集

 若手会員(202641日に40歳以下。単独でも3名以内の連名でも可)で、企画を希望される方は、以下の内容を記載したEメールを2026112日(月)までに末尾記載のアドレス宛にお送りください。

■氏名・所属先(連名での申し込みの場合は全員分)

■申し込み責任者メイルアドレス

■対話を希望するベテラン社会学者の氏名

■その社会学者との対話を希望する理由(400字以内)

■とくに議論したいテーマ

 対話希望のベテラン社会学者は原則として65歳以上で、関西社会学会会員としますが、それ以外の対話希望も応募可能とします(研究活動委員会でのセレクション時に、応募状況を見て扱いを判断いたします)。

 

4.申し込みメール送付先

ksa.kenkatsu2025@gmail.com(研究活動委員会)

※1 メ-ルタイトルに「2026若手企画応募」とご記載ください。

※2 本企画についてご質問がある場合も、上記アドレスまでご連絡ください。