2024年度第75回大会「自著を語る~MY FIRST BOOK~」の申込について

①趣旨

関西社会学会は、若手研究者の活動を支援する取り組みに力を入れています。そのため2020年度大会から新たに企画されたのが「自著を語る~MY FIRST BOOK~」です。

この企画のねらいは、研究者の最初の著書に光を当て、そのさらなる可能性を引き出すことや、若手研究者の交流を促進することにあります。「若手」は年限で区切るものではありませんが、博士論文などをベースとする初めての単著を出版したケースについて広く参加を募りたいと考えています。著者には、本の内容紹介だけでなく、執筆プロセスや今後の展望などを語っていただきます。

部会の内容は、機関誌『フォーラム現代社会学』の特集で紹介されます。自著の魅力を多くの方に知ってもらう機会になるかと思います。ふるって応募ください。

なお、こちらの応募は一般報告と重複してもかまいません。ただし応募多数の場合など、理事会・研究活動委員会にて調整・選定をさせていただく場合があります。どうかご了承ください。

 

・対象書籍:2022年1月1日~2023年12月31日に刊行された学会員の最初の著著(博士論文などをベースとした単著に限る)

・報告時間:1人25分(予定)

・報告内容:内容紹介(自著の魅力・今後の課題など)と執筆プロセス(執筆の動機・苦労・工夫など)

・日程:日時は以下のとおりを予定しています。

「自著を語る~MY FIRST BOOK」(Ⅰ) 2024年5月25日(土曜日)13時30分~16時30分

「自著を語る~MY FIRST BOOK」(Ⅱ) 2024年5月26日(日曜日) 9時30分~12時00分

 

②申込

大会ホームページで直接お申込みください。

登壇の可否については、4月上旬開催の理事会にて決定し連絡します。なお、採用された場合には献本をお願いしておりますので、あらかじめご承知おきください(詳細は決定時に連絡します)。

本企画は、事前に司会者、研究活動委員と打ち合わせしつつ進めていきますので、ご協力をお願いいたします。

(1)報告申込:大会ホームページにて必要事項を入力し、要旨をアップロードの上、お申し込みください。報告タイトルのところには書誌情報(タイトル、出版社、出版年)をいれてください。申込後に、受付確認の自動メールが送信されます。万が一、受信されなかった場合は研究活動委員会までお問い合わせください。

(2)提出書類:要旨を申込時にアップロードしてください(テンプレートファイルは以下および大会ホームページに添付)。

第75回大会「自著を語る――MY FIRST BOOK」」報告要旨

(3)申込締め切り:2024年3月8日(金)17:00

(4)申込先:第75回大会ホームページ https://kansya2024.award-con.com/

(5)その他

報告時に介助者を必要とされる場合には、申込の際にあわせてお知らせください(入力事項に備考欄があります)。

(6)問い合わせ先

関西社会学会研究活動委員会 E-mail: 2023kansya(アットマーク)gmail.com

*「2023」の箇所にお間違えのないようにご注意ください。

③申込にあわせて入会される場合

現在、非会員で第75回大会の「自著を語る~MY FIRST BOOK~」に申込をされる方は、入会していただく必要があります。学会ホームページから入会申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、2024年3月8日(金)までに事務支局にメール送信またはご郵送ください(必着)。

(研究活動理事 永田夏来)

2024年度第75回大会一般研究報告の申込について

2024年度第75回大会の一般研究報告(部会口頭報告)を募集します。申込締め切りは3月8 日(金)17:00です。大会ホームページ上に必要事項を入力し、要旨をアップロードの上、申し込みを行ってください。2 月1日(木)より申込が可能になる予定です。なお、今大会ではポスター報告は募集しません。

①報告要領

一般研究報告(部会口頭報告)

報告時間:25分 質疑応答:5分

②報告申込

大会ホームページから直接、登録してください。報告要旨のテンプレートは以下または大会ホームページからダウンロードし、作成後、Wordファイル形式でアップロードしてください。

(1)報告申込:大会ホームページに必要事項を直接入力し、要旨をアップロードの上、お申し込みください。申込後に受付確認の自動返信メールが送信されます。万が一、届いていない場合は、以下の問い合わせ先までお知らせください。

(2)提出書類:報告要旨を申込時にアップロードしてください(形式は下記に詳述)。

(3)申込締め切り:3月8日(金)17:00

(4)申込先:第75回大会ホームページ  https://kansya2024.award-con.com/

(5)報告資格:会員であること(報告申込にあわせて入会する場合も可)。なお、共同報告の場合も報告者全員が会員である必要があります。

(6)その他

報告時に介助者を必要とされる場合には、申込の際にあわせてお知らせください(入力項目に備考欄があります)。

(7) 問い合わせ先

関西社会学会研究活動委員会 E-mail: 2023kansya(アットマーク)gmail.com

*「2023」をお間違えないようにご注意ください。

③申込にあわせて入会される場合

現在非会員で第75回大会の一般研究報告を申し込む方は、入会していただく必要があります。学会ホームページから入会申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、2024年3月8日(金)までに事務支局にメール送信またはご郵送ください(必着)。

④申込の詳細

(1)申込先:第75回大会ホームページ https://kansya2024.award-con.com/

(2)申込手順

1)最初に「アカウントを作成」します。アカウント作成後でないとメールアドレスとパスワードによるログインはできません。

*前回大会以前に作成したアカウントは利用できませんので、新規に作成してください。

*今大会の「自著を語る」申込または参加登録でアカウント作成済みの場合、すでに登録したメールアドレスとパスワードでログインできます。

2)アカウントを作成すると、すぐに仮登録のメールが届きます。すぐに届かない場合は、迷惑メール・フォルダに入っている(届いている)可能性がありますので、ご確認ください

3)仮登録を経て、アカウント作成が完了すると、アカウントを作成したのと同じ画面からログインします。先ほど登録したメールアドレスとパスワードでログインします。

4)ログインできたら「75 一般研究報告/「自著を語る」申込」をクリックして、必要事項の入力に進んでください。入力にあたっては、冒頭部に記載の確認事項、注意事項をご覧ください。

なお、申し込みの際には以下の分野リストから希望する部会を3つまで選んで入力してください(これらの分野名はあくまで部会編成の作業を効率化するための目安であり、最終的な部会名は報告内容に合わせて適宜工夫させていただきます)。

【一般研究報告(部会口頭報告)分野リスト】

 

1 理論・学説2 社会調査法・社会学研究法
3 階級・階層・社会移動4 家族・人口
5 農山漁村・地域社会6 都市
7 政治8 組織・社会運動・集合行動
9 経済・経営・産業・労働10 教育
11 文化・知識・科学12 宗教
13 社会心理・社会意識14 コミュニケーション・情報
15 社会病理・社会問題16 社会福祉・医療
17 エスニシティ18 ジェンダー
19 社会史・歴史社会学20 比較社会学・地域研究・国際関係
21 環境22 その他

 

(3)報告要旨

以下または大会ホームページから、「一般研究報告・要旨テンプレート」のファイル[MS WORD形式]をダウンロードし、ご利用ください。提出された報告要旨が規定の分量・ページ数を超えている場合は、研究活動委員会で適宜編集をおこなう可能性がありますので、あらかじめご注意ください。

一般研究報告・要旨テンプレート

上のテンプレートファイルを利用されない場合は、下記の様式にもとづいて作成して下さい。

・ファイル形式:MS WORD(doc, docx)ファイル

・B5版横書き1頁、上下左右の余白は2cm

・本文字数 1200字以内

・原稿冒頭3cmを以下の例のように報告タイトル、所属、氏名を記入

・フォントは以下の通りとします

報告タイトル・サブタイトル:14ポイントのゴシック体

所属・名前:10.5ポイントのゴシック体

本文 10.5ポイントの明朝体

なお、本年度は報告要旨集の印刷は行いません。学会ホームページに要旨集(PDF版)を用意します。各自でダウンロードしてご利用ください。

(研究活動委員長 平井晶子・研究活動理事 梅村麦生)

2024年度第75回大会(対面開催)のご案内

2024年度第75回大会は、大和大学にて対面で開催いたします。

また、昨年度同様、第75回大会でも、参加申込を大会ホームページからの事前受付のみとさせていただきます。報告についても、大会ホームページからの申込となります。

具体的には、以下の通りです。

①大会会場

大和大学

大会実行委員会委員長 蘭 信三

大会事務長 岩本一善

大会事務局 E-mail: 2023kansya(アットマーク)gmail.com (2023です、ご注意ください)

*大会事務局の緊急時の連絡先については、大会ホームページと4月に郵送される大会プログラムにて公開します。

会場へのアクセス

JR吹田駅より徒歩約7分、阪急吹田駅より徒歩約10分です。詳細は大和大学ホームページの「アクセス」をご覧ください。下記URLからも直接見ることができます。

https://www.yamato-u.ac.jp/about/access/

②大会日程

2024年5月25日(土)・26日(日)です。今年は久しぶりに懇親会を実施する予定です。多数のご参加、お待ちしています。

<第1日目 5月25日(土)>

会場:大和大学

13:00~           受付開始

13:30~16:30   一般研究報告・自著を語る・開催校シンポジウム

16:40~17:30   総会

17:30~19:00   懇親会

<第2日目 5月26日(日)>

9:00~            受付

9:30~12:00    一般研究報告・自著を語る・若手企画

13:00~16:00   シンポジウム(1)(2)

*報告数により時間は変更することがあります。ご了承ください。

 

③受付/参加費

受付は大会ホームページでの事前受付のみとなります。懇親会のみ、当日受付もありますが、可能な限り事前申込をお願いします。

<大会参加費>

一般(会員・非会員)      2000円

学生・院生(会員・非会員) 500円

常勤職にない会員        500円

<懇親会費>

一般(会員・非会員)      3000円(当日:3000円)

学生・院生(会員・非会員)1500円(当日:2000円)

常勤職にない会員        1500円(当日:2000円)

*なお、大会参加費・懇親会費とも、払い戻しには応じられません。あらかじめご了承ください。

 

④宿泊

大会実行委員会から宿泊斡旋はいたしませんので、会員各自でご予約してください。

⑤大会開催期間の昼食

学内の食堂・カフェ等は土日休業となりますので、昼食はご持参いただくか、近隣の飲食店をご利用ください。

大学校地に隣接する「吹田グリーンプレイス」に、スーパー(阪急オアシス)、飲食店街(8店舗)、ベーカリー(ドンク)、タリーズコーヒーがあります。

https://www.suita-greenplace.com/

また、グリーンプレイスの東側に中華料理(桃苑)、南側にコンビニ(ローソン)があります。

⑥一時保育のお知らせ

大会開催中、民間のシッターサービスに委託して託児を提供する予定です。利用に際しては事前申込が必要です。エントリーの締切は2024年3月8日(金)17:00です。エントリーされた方に、後日、詳細(委託先への予約や利用料の支払の方法等)をご案内します。利用するかどうか検討中の方もエントリーしてください。ご不明点は大会託児担当までお問合せください。

エントリー先: https://forms.gle/z4UJiBXH7VuZVzLN7

(1)託児の概要

対象年齢 生後3か月から小学生まで (応募多数の場合は未就学児を優先します)

利用時間 大会初日が午後、二日目は午前・午後

利用料 お子さまお1人につき1時間あたり1,000円(税込)

*学会補助で運営しますが、その一部を利用料としてご負担いただきます。

*二日目の昼食は、保護者の方が引き取って一緒にお取りいただきます。

*委託先への予約は利用者が直接行います。委託先への予約締切は5月10日(金)17:00を予定しています。

(2)問い合わせ先

大会託児担当・加藤

Email: kato.hisako(アットマーク)yamato-u.ac.jp

*お問合せの際、メールの標題は「第75回関西社会学会大会 託児」としてください。

 

(大会実行委員会委員長 蘭信三)

2024年度第75回関西社会学会大会の情報

関西社会学会第75回大会に関する情報を、お伝えします。2024年度第75回大会は、大和大学にて対面で開催いたします。

また、昨年度同様、第75回大会でも、参加申込を大会ホームページからの事前受付のみとさせていただきます。報告についても、大会ホームページからの申込となります。

具体的には、以下リンク先の通りです。

社会学系コンソーシアム2023年度(第16回)シンポジウムのお知らせ

社会学系コンソーシアム2023年度(第16回)シンポジウム開催のお知らせです。関心のある方は、ふるってご参加ください。

■社会学系コンソーシアム2023年度(第16回)シンポジウム「なぜ、社会的孤立は問題なのか?」

開催趣旨:
近年、社会的孤立の問題に強い関心が集まっている。この問題に関しては、これまでさまざまな議論がなされてきたが、本シンポジウムではそれらの成果もふまえた上で、社会学・社会福祉学の視角から「単に個人の孤立や困難が問題なのではなく、社会構造や組織・制度によって作られていく社会的孤立が問題である」という立場に立ちつつ、社会的孤立はなぜ問題なのかを改めて問い直す。
例えば、福祉制度の枠から外れてしまった「新たな社会的貧困層」の中では、DV・虐待などによって苦しんでいるシングルマザー、あるいは他の支援を受けられないヤングケアラー、既存の集団には属していない外国人などにおいて社会的孤立が生じている。また、つながりを作りさえすれば孤立が解消するわけでもなく、若者のSNS上で見られるような表面的な友人数の増加は、真の意味での友人や支援者の形成につながっていない可能性がある。さらに、今日の社会状況のもとでは、家族の絆によって孤立を防ぐことにも限界がある。
このような現代社会における社会的孤立の問題を、社会学・社会福祉学の視点から検討していくことは極めて重要である。社会学が以前より研究対象としてきた家族、職場、地域社会などの中間集団の弱化が、現代社会におけるつながり(絆)の弱化をもたらし、そのためにこのような状況が生じているとも考えられるためである。本シンポジウムでは、家族、地域、教育、福祉など、以前より個別社会学が対象としてきた領域のみならず、年齢やジェンダー・セクシュアリティ、階層など多様な視点から孤立を問題にする。このために社会関係の複雑な重なり合いやソーシャルキャピタル(社会関係資本)などを含めた多様な領域から登壇者を迎えて、この問題を検討していきたい。

日時:2024年3月9日(土)13:00~16:30
方法:Zoomウェビナーによるオンライン開催
(登録フォームにご記入いただいたアドレスに、後日、ZoomウェビナーのURLを送付します)

総合司会:有末賢(亜細亜大学、日本都市社会学会)

報告者:
1.石田光規(早稲田大学、日本社会学会)
2.斎藤雅茂(日本福祉大学、日本社会福祉学会)
3.阿部彩(東京都立大学、福祉社会学会)

討論者:
・稲葉陽二(元日本大学)
・野沢慎司(明治学院大学、日本家族社会学会)

◇参加申し込み
一般参加可能、参加費無料です。以下のURLにアクセスして必要事項を入力ください。先着1,000名まで参加可能です。こちらの登録フォームに記入いただいたメールアドレスに、後日、参加に必要なZoomウェビナーURLをご案内します。
https://forms.gle/sQ5MrXzwKNsmPTpj8

主催:社会学系コンソーシアム・日本学術会議社会学委員会
共催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)
「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム
(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築)」
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「第三回関社インカレ博論セミナー(略称:KIDS)」の報告者募集

研究活動委員会よりお知らせです。

「第三回関社インカレ博論セミナー(略称:KIDS)」の報告者を募集します。

博士論文を構想、あるいは執筆している博士課程の大学院生が、自分の大学以外の希望する教員を前に報告して一緒に考えを深めることを目的にした「関社インカレ博論セミナー(KIDS)」を今年度も開催します。

このKIDSプログラムは、2021年度、コロナ禍の最中で特に苦労している若手研究者支援と大学間の研究交流を広げることを目指して開始されました。報告者が希望した他大学所属のコメンテーターがコメントして、その後フロアを交えてディスカッションするというスタイルは参加者にも好評で、これまでとは異なる視点や発想を得たという感想が寄せられています。

現在執筆の最終段階にある方に限定せず、博士論文を構想している段階でも構いません。下記の応募情報を確認のうえ、多くの院生の方の積極的な応募をお待ちしています。

KIDS 2023応募について

1. 開催時期:2024年3月30日(土曜)

時間帯は報告希望者の数により変わるので、確定次第、お知らせします。

2. 開催形態:対面(ただし報告とコメント、討論はZOOMによるリアルタイム配信)

3. 応募資格:博士論文を作成中の方。本学会非会員も可。ただし本企画への応募と同時に入会申し込みをすることが推奨される。

4.応募要領:2024年1月9日(火)17時必着。氏名、所属、学年(あるいは研究員などのステイタス)、連絡がつくメールアドレス、コメント希望者2名までの氏名と、現在の博論構想要旨(A4・1枚)、を記したワードファイルをメール添付でKIDS事務局メールアドレス(KSA.kids2023@gmail.com)まで提出すること。

*応募者多数でキャパシティを超えた場合は、研究活動委員会でセレクションを行いますので、ご了承ください。

*コメンテ―ターは報告者の所属大学以外に所属する本学会会員とします。コメントを希望する方が会員か非会員か不明のときはまず希望を記してください。採否決定後、研究活動委員会で調整を行います。

5.開催要領:報告者は開催1週間前までに報告資料を作成し、研究活動委員会に送付する。

当日は1報告者あたり45分~1時間の持ち時間とし、報告者の博士論文構想報告のあと、コメンテーター1名がコメントをし、その後参加者を交えたディスカッションを行う。

プログラムが確定しましたら、開催より1カ月以上前に、会員一斉メール・ホームページにて参加要領とともに告知いたします。

関西社会学会研究活動委員会

(KIDS担当 松田素二)

早稲田大学教育・総合科学学術院/教育学部教員公募について

早稲田大学教育・総合科学学術院/教育学部社会科公共市民学専修では、2025年4月着任のメディア論・コミュニケーション論・社会学担当の教員を公募しています。応募締め切りは2024年2月10日です。詳しくは以下のJREC-IN ポータルの公募情報をご覧ください。

https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D123111923&ln_jor=0

https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D123111923&ln_jor=0&ln=1

2024年度関西社会学会大会若手企画「「状況の社会学」の可能性を探求する」関連シンポジウム開催のお知らせ(12月23日)

研究活動委員会より、2024年度第75回大会若手企画「状況の社会学」主催のシンポジウム開催のお知らせです。関心のある方は、ふるってご参加ください。

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12月23日(土)シンポジウム「アーヴィング・ゴフマンと状況の社会学」開催のお知らせ

シンポジウム「アーヴィング・ゴフマンと状況の社会学」を以下の通り開催いたします。ご参加のほど何卒よろしくお願いいたします。

開催趣旨

2022年にアーヴィング・ゴフマンは生誕100周年を迎え、ゴフマンの社会学に対する注目はさらに集めています。本シンポジウムでは、米国の社会学者、アン・ロールズが提唱する「状況の社会学」というキーワードを手がかりにしながら、ゴフマンの知的遺産の捉え直しを試み、多角的な観点から議論を行います。

日時

2023年12月23日(土)13時00分-16時30分

場所

大阪大学大学院人間科学研究科 東館207教室

申し込み(12月21日まで)

https://forms.gle/hydUnDwUQfoZkpzj9

プログラム

Ⅰ.企画趣旨説明(13時00分-13時10分)

若狹 優(神戸大学)

Ⅱ.研究報告(13時10分-15時10分)

司会 藤川 信夫(大阪大学)

1.感情管理と性格帰属――相互行為秩序から見た「感情」と「個人」の位置

木村 雅史(作新学院大学)

2.状況とは何かーーヒューズとゴフマンから考える「状況の社会学」の始め方

若狹 優(神戸大学)

3.人はスティグマを抱えて生きる術をいかに学ぶのか

奥村 晴奈(大阪大学)

Ⅲ.指定討論(15時10分-16時00分)

討論者 小島 奈名子(明治国際医療大学)

Ⅳ.全体討論(16時00分-16時30分)

主催

状況の社会学研究会、大阪大学大学院人間科学研究科臨床教育学講座人間変容論研究分野

共催

科研費課題(若手研究)「デジタルメディア研究への応用を志向したゴフマン理論の再構築:「共在」に注目して」(23K12618)、関西社会学会、大阪大学大学院人間科学研究科

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2024年度関西社会学会大会若手企画「「状況の社会学」の可能性を探求する」について

研究活動委員会より、2024年度第75回大会若手企画部会について、お知らせいたします。大会までに関連シンポジウムを複数回開催する予定です。何卒よろしくお願いいたします。

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2024年度(第75回)大会若手企画

 

テーマ

「状況の社会学」の可能性を探求する――ゴフマン社会学とエスノメソドロジーの結節点に注目して

概要

社会学において「相互行為」という研究領域は、ゲオルグ・ジンメルによって開拓され、アーヴィング・ゴフマンによって確立されたといえるだろう。ゴフマン以降、相互行為の研究は、エスノメソドロジーや会話分析などの領域で精緻な経験的研究として発展したが、両者のつながりに関しては、どちらも相互行為を探究の対象としている以外には、あまり目を向けられてこなかった。しかしながら、近年の研究では、ゴフマンとハロルド・ガーフィンケルやハーヴェイ・サックスといったエスノメソドロジーの大家たちとの知的交流の軌跡がアーカイブの分析から明らかにされ、ゴフマン社会学とエスノメソドロジーの関係性に注目が集まっている。同時代、同じ米国で生まれたゴフマン社会学とエスノメソドロジーは互いに影響を与え合いながら、相互行為という研究領域を形作っていった。こうした点を踏まえて、アン・ロールズはゴフマン社会学とエスノメソドロジーそれぞれ独立して捉えるのではなく、包括的に「状況の社会学(sociology of situations)」として捉え直し、位置づけ直さなければならないと言う(Anne Warfield Rawls, 2003, “Orders of Interaction and Intelligibility: Intersections between Goffman and Garfinkel by Way of Durkheim,” A. Javier Trevino ed., Goffman’s Legacy, Lanham: Rowman & Littlefield Publishers, 216-53.)。

本部会では、この「状況の社会学」をキーワードとして、ゴフマン社会学とエスノメソドロジーの関係性を改めて問い直し、相互行為を研究対象とする社会学の方法論的意義や課題について、理論・学説・経験研究への応用など、様々な視点から考察することを目的としている。相互行為の社会学的研究には、しばしばミクロな現象を取り扱うことに終始し、社会構造を考察することができていないという「誤解」がつきまとう。こうした困難を乗り越えて、相互行為から社会を考察するための視点として、「状況の社会学」はどれほど有益なものなのか。また、「状況の社会学」をするためには、どのような方法論的課題を克服せねばならないのか。これらの点について、ゴフマン社会学の研究者、エスノメソドロジーの研究者の両面から報告を行い、検討を行う。

企画者・報告者:若狹優(神戸大学)

報告者:木村雅史(作新学院大学)、粕谷圭佑(奈良教育大学)、成田まお(神戸大学大学院)

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