オンライン大会開催のガイドライン

1.概要
・本大会は、2021年6月5日(土曜日)~6月6日(日曜日)にオンライン開催します。大会運営は研究活動委員会と開催校の大会実行委員会が協力して取り組みます。開催校は京都産業大学です。大会実行委員長の藤野敦子先生をはじめ、現代社会学部の皆様にご協力いただきます。

・大会当日は、京都産業大学のキャンパス(京都市北区)と「町家 学びテラス・西陣」(京都市上京区)に実行委員会の本部・拠点を置く予定です。

・現在、オンライン上に大会特設ページを構築中です。

・本オンライン大会に参加できるのは大会参加費を納入した会員および非会員です。

・本大会はウェブ会議システムZoomを活用して開催します。

・参加登録された方は、オンライン開催中の画面の録画・録音・スクリーンショット撮影をおこなわないことを承諾したものとみなします。

・各部会はオンライン(Zoom会議)でおこないます。一般研究報告(Ⅰ・Ⅱ)、「自著を語る~MY FIRST BOOK~」の報告者は、スライドやレジュメなどの資料を画面共有し、発表します。その後、参加者とチャットや音声で質疑応答をおこないます。

・ログイン情報やZoomによる部会のアクセス情報を他の方に伝えることは、拡散によって不正参加や「あらし」などが起きることを防ぐために、決してなさらないでください。

・オンライン開催にあたり、通信環境や通信機器等に不具合等が生じても十分なサポートができない可能性がありますが、ご容赦ください。オンライン発表に際して万一トラブル等が生じた場合も、関西社会学会はその責任を負いません。

・発表者・司会者向けに詳しいマニュアルを作成し、別途ご連絡します。

・このガイドラインは202156日段階のものです。状況等により一部内容が変更されることがあります。変更の場合は学会ホームページおよびメールで周知します。

 

2.参加者(聴講者)のガイドライン
・第72回大会では、すべての参加者が事前に参加登録と参加費の支払いをする必要があります。参加登録と参加費の支払いに関しては、学会ホームページ(2021年度第72回大会 参加登録・参加費支払いのご案内)をご確認ください。

・利用する端末に事前にZoomのアプリをインストールしておいてください。Zoomのアカウント作成は不要です。
【参考サイト】
Zoom公式サイト
ヘルプセンター
ミーティングテストに参加

・各部会、シンポジウム、総会は、開始時刻の10分前から参加者のZoom会議室への「入室」を開始します。

・Zoomによる部会に参加される場合、マイクは必ず「ミュート」にしてください。また、名前はフルネーム(所属先)で表記ください。
「名前の変更」をする方法
①画面下のメニューバーの「参加者」をクリック
②自分の名前上にカーソルを動かして「詳細」をクリック
③「名前の変更」を選択
④「フルネーム(所属大学)」などの表記に変更

・Zoom部会の質疑応答は、手を挙げる機能、チャット、音声でおこないます。具体的方法については司会者の指示に従ってください。

 

3.Zoomによる発表者のガイドライン
・大会当日は、できるかぎり静かでネットワークが安定している環境でご参加ください。当日使用しないアプリは終了しておくことを推奨します。

・部会には司会者、管理・モニター担当者、運営サポート(学生アルバイト)が配置されます。司会者は部会の進行を担当します。管理・モニター担当は、Zoomを管理しつつ部会を見守り、トラブルがあったときに対応します。運営サポートは部会運営が円滑に進むようにサポートします。

・報告者(発表者)はZoomの「画面共有」機能を使って資料を提示し、報告をおこないます。報告時間は25分・質疑応答は5分です。

・報告者が当日配布したい資料がある場合は、5月31日(月曜日)までに資料を研究活動委員会に送付してください。期日以降に作成された資料をオンラインストレージに各自でアップロードすることも可能です。また、当日の部会中にZoomのチャット機能を使って資料を共有することも可能です。資料に関するマニュアルは別途お知らせします。

・部会開始時刻の30分前から、司会者・報告者・管理・モニター担当者・運営サポートは事前打ち合わせをおこないます。打ち合わせは部会開始の10分前までに終了します。

・大会当日は、万一の場合に連絡が取れるように、携帯電話をお手元にご用意いただくよう、お願いいたします。緊急時の連絡方法は後日お知らせします。

 

4.オンライン発表における著作権について
・オンラインの発表における報告資料の著作権の扱いには十分ご注意ください。以下のサイトなどに情報がありますので、ご参照ください。
「オンライン授業・オンライン学会における著作物の利用について」(澁川幸加)
「日本文化人類学会 オンライン学会発表におけるコンテンツガイドライン」

 

5.報告要旨集について
・報告要旨集は、大会特設ページからpdfデータをダウンロードしてご覧ください。

・今年度は、紙媒体の要旨集の配布はおこないませんが、冊子を希望される方は5月25日(火曜日)までに研究活動委員会にご連絡いただければ、有料(1冊1000円:送料込)にて作成・郵送します。

・報告要旨集(有料冊子)の郵送を希望される方は、送付先・名前を明記のうえ、研究活動委員会までメールにてお申し込みください。
メールアドレス: 2021kansya〈アットマーク〉gmail.com
(メールを送る場合は、アットマークを@にしてください)

 

6.緊急時の連絡について
・大会の直前に病気や事故等やむを得ない事情で、発表をキャンセルする場合は、以下の研究活動委員会宛のアドレスにメールするか、あるいは、報告者・司会者向けに別途お知らせする緊急連絡用電話番号に連絡してください。
研究活動委員会メールアドレス: 2021kansya〈アットマーク〉gmail.com

(メールを送る場合は、アットマークを@にしてください)

 

謝辞
「オンライン大会開催のガイドライン」の作成にさいして、すでに開催された学会大会のウェブサイトや資料などを参考にさせていただきました。記して感謝いたします。

「学会全国大会のオンラインでの試行開催の運用メモ」(日本教育工学会2020年度春季大会実行委員会(信州大学))
「オンライン学会向けZoomマニュアルの公開」(澁川幸加)
「日本文化人類学会第54回研究大会オンライン開催ポータル」
「日本社会学理論学会第15回大会参加者マニュアル」
「第93回日本社会学会大会 報告者向けマニュアル・一般参加者へのご案内」

 

2021年度第72回大会 参加者マニュアル

昨年度に続き,今年度もオンライン開催になりますが,一般研究報告(Zoom会議)の他,シンポジウム「社会学を高校生にも――〈市民〉を育てる実践」,特別企画「学術誌のエートスとシステム――ソシオロジ200号刊行を記念して」,「自著を語る~MY FIRST BOOK~」,「招待講演&トークセッション 社会学と人類学の〈境界〉」(講演者:松村圭一郎氏,対話者:松浦雄介氏)など,多様な部会が予定されています。どうぞご期待ください。

大会に参加される方は事前に「参加者マニュアル(5月6日版)」をご一読いただけると幸いです。
ご質問等ありましたら,研究活動委員会(2021kansya〈アットマーク〉gmail.com)までお問い合わせください。(メールを送る場合は、アットマークを@にしてください)

大会参加申込がお済みでない方は,大会特設サイトから申込をおこなってください。
大会参加費は会員・非会員どちらも2,000円です。
支払はクレジットカード/銀行振込を選ぶことができます。

参加者のクレジットカードでの支払いは大会当日まで可能です(報告者は大会前日までに支払いを済ませてください)。銀行振込は6月3日(木)までの入金をお願いします。詳しくは学会ホームページ(2021年度第72回大会 参加登録・参加費支払いのご案内)をご確認ください。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

関西社会学会研究活動委員長 岡崎宏樹
研究活動理事  都村聞人

2021年度第72回大会 参加登録・参加費支払いのご案内

・6月5日~6日に開催される第72回大会では、すべての参加者が事前に参加登録と参加費の支払いをする必要があります。

・参加申込は、下記の大会参加申込ページからおこなってください。

https://sv1.award-con.com/2021kansya

・大会参加費は会員・非会員どちらも2,000円です。

・支払はクレジットカード/銀行振込を選ぶことができます。5月31日(月)まではどちらの方法も選択できます。6月1日(火)以降はクレジットカード支払いのみとなります。

・銀行振込の場合は、事務局が入金を確認した後に正式登録がなされるため、手続き完了まで少し時間がかかります。クレジットカード支払いの場合は、オンライン上の手続きのみで登録が完了します(銀行振込より簡便です)。

・銀行振込の場合は6月3日(木)までに入金してください。参加者のクレジットカードでの支払いは大会当日まで可能ですが、報告者は大会前日までに支払いを済ませてください。

 

【大会参加申込の注意点】

(1)最初に「アカウントを作成」します。アカウント作成後でないとメールアドレスとパスワードによるログインはできません。

(2)アカウントを作成すると、すぐに仮登録のメールが届きます。すぐに届かない場合は、迷惑メール・フォルダに入っている(届いている)可能性がありますので、ご確認ください。

(3)仮登録を経て、アカウント作成が完了すると、アカウントを作成したのと同じ画面からログインします。先ほど登録したメールアドレスとパスワードでログインします。

(4)ログインできたら「関西社会学会」をクリックして、支払い方法を選択します。大会参加費は会員・非会員とも2000円です。

(5)銀行振込は、下記のゆうちょ銀行の口座にお願いします。

【他行からゆうちょ銀行に振り込む場合】
ゆうちょ銀行  四〇八(読み:ヨンゼロハチ)支店
支店コード:408
普通預金
口座番号:8012280
口座名義:カンサイシャカイガッカイ

【ゆうちょ銀行から振り込む場合】
四〇八(読み:ヨンゼロハチ)店
振込用の記号−番号:14040−80122801
普通預金
口座名義:カンサイシャカイガッカイ

(6) 領収書は大会特設サイトからPDF ファイルでダウンロードできます。大会特設ページは当学会がブランドコンセプト社に委託し構築します。クレジットカード支払いの場合、大会参加費はいったんブランドコンセプト社に集約されますが、集計後、当学会に払い戻されます。クレジットカード支払の場合、クレジットカードの支払先欄にブランドコンセプト社の記載が入りますが、大会参加費の支払い先は当学会です。

(7)わかりにくい点やご質問がありましたら、大会参加申込ページの「お問い合わせ」ボタンからご質問ください。研究活動委員会までメールをお送りいただいても結構です。(研究活動委員会:2021kansya 〈アットマーク〉 gmail.com)
(メールを送る場合は、アットマークを@にしてください)

*詳しくは添付の大会参加申込マニュアルをご参照ください。

*2021年5月12日追記:
関西社会学会第72回大会・参加登録システムについてのお詫びと変更のご連絡
関西社会学会第72回大会の参加登録システムにおいて、「敬称」を「Mr./Ms.//Dr./Prof.」から選択することが必須の設定となっておりましたが、これについて、参加登録をされた方から、不適切とのご指摘をいただきました。配慮が十分ではなく、参加者の方に精神的な苦痛を与えてしまったことを、心よりお詫び申し上げます。
ご連絡を受けて「敬称」を必須項目から外すシステム変更を行いました。しかしすでにシステムが稼働しているので、「敬称」の項目を削除することはできませんでした。誠に申し訳ありません。
この件につきまして、お気づきの点やご意見、ご質問がありましたら、2021kansya<アットマーク>gmail.comまでご連絡いただければ幸いです。
どうかよろしくお願いいたします。

研究活動委員長 岡崎宏樹

2021年度第72回大会 特別企画「学術誌のエートスとシステム――ソシオロジ200号刊行を記念して」について

司会:岡崎宏樹(神戸学院大学)

1.『ソシオロジ』のエートスとシステム                    吉田純(京都大学)

2.『ソシオロゴス』のエートスとシステム                馬渡玲欧(日本大学・東海大学)

3.『The Sociological Review』のエートスとシステム  高橋薫(工学院大学)

コメント1.永井良和(関西大学)

コメント2.松谷実のり(追手門学院大学)

学術誌はどのような運営によってその理念を実現しようとしているのでしょうか。この特別企画では,社会学系学術誌のエートスとシステムに光を当てて,その現代的課題を多角的に検討します。

2021年2月,『ソシオロジ』通巻200号が,記念の別冊と共に刊行されました。別冊『ソシオロジ200号のあゆみ』は,記念号の寄稿文,歴代編集代表のエッセイ,総目次・執筆者索引,歴代編集委員・会計監査委員一覧表で構成され,『ソシオロジ』の創刊から現在までのあゆみを振り返る内容となっています。私たちは,この機会に,社会学系の学術誌の「これまで」と「これから」について話し合いたいと考え,この特別部会を企画しました。

関西社会学会と『ソシオロジ』は独特な関係にあります。関西社会学会は『ソシオロジ』が創刊される2年前,1950年に発足しましたが,長らく独自の機関誌をもっていませんでした。関西社会学会の会員と『ソシオロジ』の同人がかなり重複していたこともあり,『ソシオロジ』が実質的に関西社会学会の機関誌の役割を果たしていた時期があったように思われます。けれども,二つの組織がそれぞれ独自に発展するにしたがい,2002年,関西社会学会の機関誌『フォーラム現代社会学』が刊行されることになりました。それから20年の時を経て,『フォーラム現代社会学』は今年第20号を刊行するに至りました。こうした歴史的経緯をふまえて,いま一度,『ソシオロジ』と『フォーラム現代社会学』の関係を再考することは興味深い主題です。

しかし,学術誌の全体的状況に鑑みるとき,いま考えるべきは,二つの関係にとどまるものではないように思われます。『ソシオロジ』も『フォーラム現代社会学』も,特定分野ではなく,社会学全般の論文を扱う学術誌です。社会学の専門分化が進み,各専門学会の機関誌が刊行されるなかで,社会学全般を総合的に扱う学術誌が果たす役割は何なのか,改めて考える必要がありそうです。また,各学術誌に固有の査読システムが,投稿者――特に大学院生や若手研究者――の研究を支援するものになっているかを再検討するのも重要な課題です。学術誌の電子公開が一般化するなかで,冊子体を刊行する意義も問われています。近年は,欧米の電子ジャーナルの価格が高騰し,図書予算を圧迫するなか,日本語で書かれた人文・社会系の学術誌が従来のように図書館に安定的に購入されるかわからないとの指摘もあります。

特別企画は,こうした学術誌を取り巻く現状をふまえ,社会学系学術誌のエートスをどのようなシステムで実現できるのかを考える機会にしたいと思います。部会では,3名の報告者と2名のコメンテイターに登壇いただきます。

第1報告は,『ソシオロジ』前・編集代表の吉田純さん(京都大学)です。吉田さんは別冊『ソシオロジ200号のあゆみ』に,この雑誌の歴史を概観する「ソシオロジの現在・過去・未来」と題された貴重な文章を寄稿されています。

第2報告は,独自の編集システムで運営されている『ソシオロゴス』の元・編集長で,『社会学評論』の編集事務も担当された馬渡玲欧さん(日本大学・東海大学)です。

第3報告は,英国『The Sociological Review』の編集事務(Editorial Manager)を担当されている高橋薫さん(工学院大学,ロンドン大学PhD)です。

これらの報告を通して,私たちは,社会学全般を対象とする3誌の「エートスとシステム」を比較検討することができるでしょう。

3つの報告の後,『フォーラム現代社会学』編集長の永井良和さん(関西大学)にコメントしていただきます。永井さんは『ソシオロジ』の編集委員も経験されており,広い視野からお話いただけることと思います。

続いて,松谷実のりさん(追手門学院大学)に投稿者の立場からコメントしていただきます。松谷さんは,『ソシオロジ』投稿論文にて日本社会学会奨励賞(「論文の部」2016年)を受賞されています。当日は,若手研究者が投稿のさいに直面する困難について聞き取りした結果にも言及していただく予定です。

司会は,研究活動委員長で,『ソシオロジ』編集代表の岡崎宏樹(神戸学院大学)です。企画は,岡崎と工藤保則(研究活動委員,龍谷大学)がおこないました。ささやかな試みではありますが,この部会が,社会学系の学術誌の現状と課題について意見交換し,未来の展望を語り合う場になればと思います。

(岡崎宏樹:研究活動委員長,神戸学院大学
工藤保則:研究活動委員,龍谷大学)

 

2021年度第72回大会 「自著を語る――MY FIRST BOOK」について

前回に引き続き,第72回大会も,「自著を語る~MY FIRST BOOK~」を開催します。この企画のねらいは,研究者の最初の著書に光を当て,そのさらなる可能性を引き出すことにあります。報告者(著者)には,本の内容だけでなく,執筆プロセスや今後の展望などを語っていただきます。部会の内容は,機関誌『フォーラム現代社会学』でもご紹介する予定です。

今回は4名の方の著作を取りあげます。6月5日(土曜日)13:00~15:30。司会は石原俊さん(明治学院大学,研究活動理事)です。

1.『ただ波に乗る Just Surf――サーフィンのエスノグラフィー』(晃洋書房 2020年)
水野英莉(流通科学大学)

2.『記憶の社会学とアルヴァックス』(晃洋書房 2020年)
金瑛(関西大学)

3.『誰かの理想を生きられはしない――とり残された者のためのトランスジェンダー史』(青土社 2020年)
吉野靫(立命館大学)

4.『「発達障害」とされる外国人の子どもたち――フィリピンから来日したきょうだいをめぐる、10人の大人たちの語り』(明石書店 2020年)
金春喜(京都大学大学院修士課程修了)

(研究活動委員長 岡崎宏樹
研究活動理事 工藤保則)

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2021年度第72回大会「自著を語る――MY FIRST BOOK」の申込について

神戸女学院大学文学部専任教員(社会学)公募のお知らせ(5月31日締切)

神戸女学院大学文学部総合文化学科では、社会学を専門とする専任教員(任期な
し)を公募しておりますのでお知らせいたします。

募集分野:社会学(地域社会学、都市社会学)
職名および人員:教授、准教授、専任講師のいずれか1名(常勤、任期なし)
着任時期:2022年4月1日
応募締切:2021年5月31日必着

詳細および応募書類につきましては、下記をご参照ください。
・JREC-IN
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=1&id=D121030526&ln_jor=0
・神戸女学院大学文学部公募情報
https://www.kobe-c.ac.jp/about/koubo

以上

「第7回震災問題研究交流会」開催のお知らせ

下記案内が届きましたので、転記してお知らせいたします。


「第7回震災問題研究交流会」開催のお知らせ

(開催日時:2021年3月19日〜20日)

 

日本社会学会防災学術連携体担当

震災問題研究ネットワーク代表 浦野正樹(早稲田大学)

 

震災問題研究交流会を、今年度、下記のとおり開催いたします。この交流会は、日本社会学会の研究活動委員会を中心に設けられた震災情報連絡会から発展したものです。現在は、日本社会学会理事会に防災学術連携体担当を置いておりますので、そこと震災問題研究ネットワークとの連携というかたちで開催いたします。今年度も、幅広い分野からの参加を歓迎いたします。

 

近年は、東日本大震災に限らず、昨今の甚大な風水害などの災害の発生を念頭におきながら、災害と社会との関わりや影響を含めて幅広い研究交流が出来ればという思いから、災害事象全般に関する報告を受け付けて、研究交流会を開催しております。今年度の交流会では、ランチョンセッションとして「災害女性学をつくる」をおき、「被災地支援/災害ケースマネージメント」「原発災害・津波災害の長期的影響」「過去〜未来の対話——復興の枠組みと理解をめぐって」と題する計4セッションを設けました。発表者のみならず、参加して一緒に討論していただける方、社会学者と一緒に議論してみたい他分野の研究者、行政担当者、マスコミ関係者、災害研究に関心をお持ちの方にも参加していただきたいと思っています。

 

※昨年までの研究交流会プログラムなどの情報、及び昨年度までの交流会報告書については、次のリンク先からご覧いただけます。https://greatearthquakeresearchnet.jimdo.com/

なお、本交流会では、研究発表を募集して最新の研究動向を共有する時間を確保するとともに、今後の震災研究に関連する討論の時間もなるべく確保するため2日間の日程といたします。

形式は、昨今の状況を鑑み、Zoomを用いた遠隔リアルタイム研究会として実施します。

初日の3月19日(金)は上記に示した一般報告と書評セッションを中心にした研究報告会を行い、二日目の3月20日(土)は現在進めている科研費プロジェクトの公開ワークショップなどの企画報告・検討会というかたちを取りたいと思います。

 

開催日時:2021年3月19日(金)9:30〜18:00

3月20日(土) 10:00〜18:00予定

形式:Zoomによる遠隔リアルタイム研究会

*プログラムの詳細は、下記の震災問題研究ネットワークのウェブサイトに掲載します。

https://greatearthquakeresearchnet.jimdo.com/

*震災問題研究交流会についての問い合わせ先:震災問題研究交流会事務局

(office150315dcworkshop(アットマーク)gmail.com)

立命館大学東アジア平和協力研究センター(CEAPCS)・駐大阪大韓民国総領事館共催 学術シンポジウム「日韓関係とジャーナリズムの役割」

下記案内が届きましたので、転記してお知らせいたします。


主催:立命館大学東アジア平和協力研究センター、駐大阪大韓民国総領事館

後援:韓国国際交流財団

協力:立命館大学コリア研究センター、立命館大学アジア・日本研究所

 

日時:3月18日(木)9:45 ~16:00

参加費:無料

参加方法:事前登録

対面参加とオンライン参加の2種類があります。当センターへメール送信(c-eapcs(アットマーク)st.ritsumei.ac.jp)、あるいは各該当URLより3月16日までにご登録下さい。

 

  • 対面参加(会場:立命館大学衣笠キャンパス創思館カンファレンスルーム)

新型コロナウイルス感染症対策により先着30名となります。

 

Eメールでの申し込み:

件名:「3/18対面参加希望」、本文: お名前、ご所属、メールアドレス、お電話番号

 

URLからの申し込み

https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=jUNJpAY2C0mET8ThXlNfyuBfUFdSABtInjel4T9OB6JUM1I1MUhRSkZOVkpFOEZZUUtVTExTTk5MNi4u

 

 

  • オンライン参加(Zoom)

 

Eメールでの申し込み

件名:「3/18オンライン参加希望」、本文: お名前、ご所属、メールアドレス、お電話番号

 

URLからの申し込み:

https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=jUNJpAY2C0mET8ThXlNfyuBfUFdSABtInjel4T9OB6JURUEzRUxCOU1BN0hVMFBXNk03Nk0yOFYxNS4u

 

企画趣旨:

冷え込んだ日韓関係は、現在も改善の兆しが見えておりません。政府レベルだけでなく、言説空間においても双方の対立・嫌悪感情は深まり、問題の解決をより複雑にしています。

本シンポジウムでは、日韓関係をめぐる言説空間の力学を分析し、現在の日韓関係においてジャーナリズムはどのような責任・役割を果たすべきかを議論します。

 

プログラム(敬称略/プログラムの時間は前後する可能性があります)

開会の挨拶と祝辞(09:45~10:00)

中戸祐夫(立命館大学)

呉泰奎(在大阪大韓民国総領事館総領事)

 

第1部 日韓報道のメカニズム (10:00~11:30)

司会:森類臣(立命館大学)

発表者:武田肇(朝日新聞)尹雪瑛(中央日報・JTBC)堀山明子(毎日新聞)吉倫亨(ハンギョレ)

討論者:玄武岩(北海道大学)小林聡明(日本大学)

 

第2部 日韓報道と専門家フレーム(12:30~13:50)

司会:文京洙(立命館大学)

発表者:浅羽祐樹(同志社大学)金恩貞(大阪市立大学)

討論者:五味洋治(東京新聞)鄭寿泳(MBC)

 

第3部 総合討論 (14:00~15:30)

モデレーター:黄盛彬(立教大学)

討論者:李洪千(東京都市大学)植村隆(週刊金曜日)

 

閉会の挨拶:呉泰奎(在大阪大韓民国総領事館総領事)

 

お問い合わせ:

立命館大学東アジア平和協力研究センター(CEAPCS)

E-mail c-eapcs(アットマーク)st.ritsumei.ac.jp

電話番号 075-466-8244

URL http://en.ritsumei.ac.jp/research/ceapc/

2020年度 日本社会学理論学会・研究例会「排除と分断をめぐる社会学」

下記案内が届きましたので、転記してお知らせいたします。


【日時】2021年3月27日(土)14:00~17:00

【方法】Zoom(オンライン)

【主旨説明】

日本社会学理論学会2020年度研究例会は、2018~2019年度の研究例会のテーマである「差異と共生」を引き継ぎながら、これまでは必ずしも十分に照準されてこなかった私たちの社会における「排除と分断」を取り上げる。私たちの社会における排除や分断を指し示すような現実は数多あるが、今年度の研究例会では「病い・障害」「優生思想」「ヘイトスピーチ」を取り上げる。

第一に、このいずれもがこの四半世紀において司法の場で争われ、社会的にも問い直されてきた現象であり、その意味ではこの25年においてそれぞれがいかに問われてきたのか/問われてこなかったのかを明らかにすることで、「排除と分断の四半世紀」を捉えることが可能であると考えるからである。第二に、過去にそのいずれの排除や排除に対しては批判的に論じられながら、なにゆえかそれらの批判的言説は忘却・消失されてきた歴史がある。そのような忘却や消失がなにゆえ生じてきたのか、これらをめぐる言説の連続性/非連続性をいかに考えたらよいのかを解明することで、私たちの排除と分断をめぐる言説の現代史を社会学的に理解することができると考えるからである。第三に、たとえば、ハンセン病はその病いをめぐる差別を問われてきたと同時に、旧優生保護法の下での強制的な優生手術が問われてきたし、相模原・障害者殺傷事件や旧優生保護法を巡る裁判などは優生思想を問う出来事であると同時に、私たちの社会における病いや障害をめぐる包摂と排除を示すものであった。加えて、特定の人種や民族のみならず、病いや障害やジェンダーなどをめぐってヘイトスピーチやヘイトクライムや排外主義がせり出しており、「病い・障害」「優生思想」「ヘイトスピーチ」の3つは折り重なり、地続きの現象である。その意味では、3つは各々独立した現象でありながら、地続きの問題であり、今日の社会において最も先鋭的に「差別と分断」を指し示す問題が立ち現れているものである。

以上のように、本研究例会では「病い・障害」「優生思想」「ヘイトスピーチ」のそれぞれについて「この四半世紀」を振り返りつつ、その「言説の連続性/非連続性」を問い直し、それぞれの交差・交錯・輻輳から「現代社会における排除と分断」を明らかにすることを目的とするものである。上記の視点を踏まえつつ、活発な議論ができればと思っています。

 

【報告】

1.坂田勝彦(東日本国際大学)

ハンセン病当事者の運動は何とどう戦ったか――1960年代の全患協の取り組みから(仮)

2.西角純志(専修大学)

優生思想をめぐる差別と排除(仮)

3.明戸隆浩(法政大学)

現代日本のヘイトスピーチ――「戦後75年」とコロナ禍の交錯(仮)

【討論者】天田城介(中央大学)

【司会】宮本真也(明治大学)

 

【報告者プロフィール】

◇ 坂田勝彦(さかた・かつひこ)

東日本国際大学健康福祉学部教員。専門は福祉社会学、地域社会論、生活史。主な研究業績として、『ハンセン病者の生活史――隔離経験を生きるということ』(青弓社、2012年)、「炭鉱の閉山に伴う広域移動経験者のライフヒストリー――生活と自己の再構築に着目して」『日本オーラル・ヒストリー研究』(第13号、2017年)ほか。

◇ 西角純志(にしかど・じゅんじ)

専修大学講師。専門は社会思想史。主な研究業績として『移動する理論――ルカーチの思想』(御茶の水書房、2011年)、「法・正義・暴力―法と法外なもの」『社会科学年報』(第54号、2020年)ほか。

◇ 明戸隆浩(あけど・たかひろ)

法政大学特任研究員。法政大学、立教大学ほか非常勤講師。専門は社会学、社会思想、多文化社会論。現在の関心はヘイトスピーチやレイシズム、排外主義の問題。著書に『排外主義の国際比較』(共著、ミネルヴァ書房、2018年)など。訳書にエリック・ブライシュ『ヘイトスピーチ』(共訳、明石書店、2014年)など。

※研究例会は参加無料です。当学会の会員でない方もご参加いただけます。

※研究例会への参加を希望される方は3月22日(月)までに下記のリンク先のGoogleフォームにて必要事項を記入し、送信してください。前日までにオンライン参加に必要な情報をお知らせします。

Googleフォーム:https://forms.gle/rah2d4yX8SSxSaNi8

問い合わせ先:

日本社会学理論学会事務局

Email: sst(アットマーク)sst-j.com

学会公式HP: http://sst-j.com