立命館大学東アジア平和協力研究センター(CEAPCS)・駐大阪大韓民国総領事館共催 学術シンポジウム「日韓関係とジャーナリズムの役割」

下記案内が届きましたので、転記してお知らせいたします。


主催:立命館大学東アジア平和協力研究センター、駐大阪大韓民国総領事館

後援:韓国国際交流財団

協力:立命館大学コリア研究センター、立命館大学アジア・日本研究所

 

日時:3月18日(木)9:45 ~16:00

参加費:無料

参加方法:事前登録

対面参加とオンライン参加の2種類があります。当センターへメール送信(c-eapcs(アットマーク)st.ritsumei.ac.jp)、あるいは各該当URLより3月16日までにご登録下さい。

 

  • 対面参加(会場:立命館大学衣笠キャンパス創思館カンファレンスルーム)

新型コロナウイルス感染症対策により先着30名となります。

 

Eメールでの申し込み:

件名:「3/18対面参加希望」、本文: お名前、ご所属、メールアドレス、お電話番号

 

URLからの申し込み

https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=jUNJpAY2C0mET8ThXlNfyuBfUFdSABtInjel4T9OB6JUM1I1MUhRSkZOVkpFOEZZUUtVTExTTk5MNi4u

 

 

  • オンライン参加(Zoom)

 

Eメールでの申し込み

件名:「3/18オンライン参加希望」、本文: お名前、ご所属、メールアドレス、お電話番号

 

URLからの申し込み:

https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=jUNJpAY2C0mET8ThXlNfyuBfUFdSABtInjel4T9OB6JURUEzRUxCOU1BN0hVMFBXNk03Nk0yOFYxNS4u

 

企画趣旨:

冷え込んだ日韓関係は、現在も改善の兆しが見えておりません。政府レベルだけでなく、言説空間においても双方の対立・嫌悪感情は深まり、問題の解決をより複雑にしています。

本シンポジウムでは、日韓関係をめぐる言説空間の力学を分析し、現在の日韓関係においてジャーナリズムはどのような責任・役割を果たすべきかを議論します。

 

プログラム(敬称略/プログラムの時間は前後する可能性があります)

開会の挨拶と祝辞(09:45~10:00)

中戸祐夫(立命館大学)

呉泰奎(在大阪大韓民国総領事館総領事)

 

第1部 日韓報道のメカニズム (10:00~11:30)

司会:森類臣(立命館大学)

発表者:武田肇(朝日新聞)尹雪瑛(中央日報・JTBC)堀山明子(毎日新聞)吉倫亨(ハンギョレ)

討論者:玄武岩(北海道大学)小林聡明(日本大学)

 

第2部 日韓報道と専門家フレーム(12:30~13:50)

司会:文京洙(立命館大学)

発表者:浅羽祐樹(同志社大学)金恩貞(大阪市立大学)

討論者:五味洋治(東京新聞)鄭寿泳(MBC)

 

第3部 総合討論 (14:00~15:30)

モデレーター:黄盛彬(立教大学)

討論者:李洪千(東京都市大学)植村隆(週刊金曜日)

 

閉会の挨拶:呉泰奎(在大阪大韓民国総領事館総領事)

 

お問い合わせ:

立命館大学東アジア平和協力研究センター(CEAPCS)

E-mail c-eapcs(アットマーク)st.ritsumei.ac.jp

電話番号 075-466-8244

URL http://en.ritsumei.ac.jp/research/ceapc/

2020年度 日本社会学理論学会・研究例会「排除と分断をめぐる社会学」

下記案内が届きましたので、転記してお知らせいたします。


【日時】2021年3月27日(土)14:00~17:00

【方法】Zoom(オンライン)

【主旨説明】

日本社会学理論学会2020年度研究例会は、2018~2019年度の研究例会のテーマである「差異と共生」を引き継ぎながら、これまでは必ずしも十分に照準されてこなかった私たちの社会における「排除と分断」を取り上げる。私たちの社会における排除や分断を指し示すような現実は数多あるが、今年度の研究例会では「病い・障害」「優生思想」「ヘイトスピーチ」を取り上げる。

第一に、このいずれもがこの四半世紀において司法の場で争われ、社会的にも問い直されてきた現象であり、その意味ではこの25年においてそれぞれがいかに問われてきたのか/問われてこなかったのかを明らかにすることで、「排除と分断の四半世紀」を捉えることが可能であると考えるからである。第二に、過去にそのいずれの排除や排除に対しては批判的に論じられながら、なにゆえかそれらの批判的言説は忘却・消失されてきた歴史がある。そのような忘却や消失がなにゆえ生じてきたのか、これらをめぐる言説の連続性/非連続性をいかに考えたらよいのかを解明することで、私たちの排除と分断をめぐる言説の現代史を社会学的に理解することができると考えるからである。第三に、たとえば、ハンセン病はその病いをめぐる差別を問われてきたと同時に、旧優生保護法の下での強制的な優生手術が問われてきたし、相模原・障害者殺傷事件や旧優生保護法を巡る裁判などは優生思想を問う出来事であると同時に、私たちの社会における病いや障害をめぐる包摂と排除を示すものであった。加えて、特定の人種や民族のみならず、病いや障害やジェンダーなどをめぐってヘイトスピーチやヘイトクライムや排外主義がせり出しており、「病い・障害」「優生思想」「ヘイトスピーチ」の3つは折り重なり、地続きの現象である。その意味では、3つは各々独立した現象でありながら、地続きの問題であり、今日の社会において最も先鋭的に「差別と分断」を指し示す問題が立ち現れているものである。

以上のように、本研究例会では「病い・障害」「優生思想」「ヘイトスピーチ」のそれぞれについて「この四半世紀」を振り返りつつ、その「言説の連続性/非連続性」を問い直し、それぞれの交差・交錯・輻輳から「現代社会における排除と分断」を明らかにすることを目的とするものである。上記の視点を踏まえつつ、活発な議論ができればと思っています。

 

【報告】

1.坂田勝彦(東日本国際大学)

ハンセン病当事者の運動は何とどう戦ったか――1960年代の全患協の取り組みから(仮)

2.西角純志(専修大学)

優生思想をめぐる差別と排除(仮)

3.明戸隆浩(法政大学)

現代日本のヘイトスピーチ――「戦後75年」とコロナ禍の交錯(仮)

【討論者】天田城介(中央大学)

【司会】宮本真也(明治大学)

 

【報告者プロフィール】

◇ 坂田勝彦(さかた・かつひこ)

東日本国際大学健康福祉学部教員。専門は福祉社会学、地域社会論、生活史。主な研究業績として、『ハンセン病者の生活史――隔離経験を生きるということ』(青弓社、2012年)、「炭鉱の閉山に伴う広域移動経験者のライフヒストリー――生活と自己の再構築に着目して」『日本オーラル・ヒストリー研究』(第13号、2017年)ほか。

◇ 西角純志(にしかど・じゅんじ)

専修大学講師。専門は社会思想史。主な研究業績として『移動する理論――ルカーチの思想』(御茶の水書房、2011年)、「法・正義・暴力―法と法外なもの」『社会科学年報』(第54号、2020年)ほか。

◇ 明戸隆浩(あけど・たかひろ)

法政大学特任研究員。法政大学、立教大学ほか非常勤講師。専門は社会学、社会思想、多文化社会論。現在の関心はヘイトスピーチやレイシズム、排外主義の問題。著書に『排外主義の国際比較』(共著、ミネルヴァ書房、2018年)など。訳書にエリック・ブライシュ『ヘイトスピーチ』(共訳、明石書店、2014年)など。

※研究例会は参加無料です。当学会の会員でない方もご参加いただけます。

※研究例会への参加を希望される方は3月22日(月)までに下記のリンク先のGoogleフォームにて必要事項を記入し、送信してください。前日までにオンライン参加に必要な情報をお知らせします。

Googleフォーム:https://forms.gle/rah2d4yX8SSxSaNi8

問い合わせ先:

日本社会学理論学会事務局

Email: sst(アットマーク)sst-j.com

学会公式HP: http://sst-j.com

3/6(土)地区防災計画学会シンポジウム「コロナ禍での地区防災計画づくり」ご案内

下記案内が届きましたので、転記してお知らせいたします。


関係各位

平素より当学会の活動に御理解と御協力をいただきまして、ありがとうございます。

さて、下記のように、当学会大会・シンポジウム等がオンラインで開催されます。SNSやHPへの開催情報の掲載等歓迎でございます。

詳細なタイムスケジュール・参加申込(参加無料)はこちら

https://gakkai.chiku-bousai.jp/ev210306.html

開催にあわせ、大会の予稿集『地区防災計画学会誌20号』をまもなく発刊します。専門的な議論の把握には必須です。購入はこちら

https://gakkai.chiku-bousai.jp/papers.html

【地区防災計画学会第7回大会・シンポジウム】

2021年3月6日(土)

9:30~ シンポジスト等による報告・討論28テーマ

14:30~ シンポジウム「コロナ禍での地区防災計画づくり(2部構成)」

シンポジスト

室﨑益輝(兵庫県立大学)

矢守克也(京都大学)

鈴木猛康(山梨大学)

田中耕司(大阪工業大学)

磯打千雅子(香川大学)

生田英輔(大阪市立大学)

西田佳弘(大阪市立大学)

小山真紀(岐阜大学)

中野元太(京都大学)

モデレーター

加藤孝明(東京大学)

西澤雅道(前福岡大学(内閣官房))

※すでに参加エントリーいただきました方にはご放念ください。

2021年度第72回大会(オンライン開催)のご案内

2021年1月11日理事会において,次回第72回大会は,新型コロナウイルス感染症対策のため,前年度に引き続き,オンライン開催にすることが決まりました。どうかご協力をお願いいたします。

①開催方法:オンライン開催

一般研究報告はすべてZoomでおこないます。オンデマンド報告(従来のポスターセッション)は募集しません。状況に応じて,シンポジウムや企画部会を現地から配信する可能性はありますが,部会はオンライン(Zoom)を基本とします。

各会員におかれましては,オンライン参加のための機器やネット環境を各自で整えてくださいますようお願いいたします。

 

②大会開催校

京都産業大学(オンライン開催)

大会実行委員長 藤野 敦子

 

③企画運営

大会の企画運営は,研究活動委員会と開催校(京都産業大学)が協力しておこないます。

*お問い合わせ:研究活動委員会事務局

E-mail:2021kansya(アットマーク)gmail.com

(メールを送る場合は、アットマークを@にしてください)

 

④大会日程

<第1日目 6月5日(土)>

  • 10:00~12:00 特別企画
  • 13:00~15:30 一般研究報告Ⅰ(Zoom部会)および 「自著を語る―MY FIRST BOOK(Ⅰ)」
  • 15:50~16:50 総会
  • 17:10~19:10 招待講演

 

<第2日目 6月6日(日)>

  • 09:30~12:00 一般研究報告Ⅱ(Zoom部会)および 「自著を語る―MY FIRST BOOK(Ⅱ)」
  • 13:00~16:00 シンポジウム

 

⑤費用

大会参加費:2,000円(会員・非会員共通)

*懇親会は予定されていません。

(研究活動理事・研究活動委員会事務局担当 都村聞人)

2021年度第72回大会 招待講演&トークセッション「社会学と人類学の〈境界〉」について

テーマ 「社会学と人類学の〈境界〉」

 趣旨

デュルケームが社会学を新たな学問分野として確立しようとしたとき,隣接分野との対話はきわめて重要な意義を持っていました。一方,現代の社会学は,他の学知と対話するよりも,社会学の内側で専門的な議論を続けることに熱心であるようにみえます。「社会学とは何か」「社会学だからできることは何か」が問われるいま,隣接分野との対話を再び活性化させる必要があるのではないでしょうか。

こうした問題関心から,2020年度より,学会大会では新企画「招待講演&トークセッション」を開催しています。

昨年度71回大会は,思想家の内田樹さんを招き,「コロナ時代の日本を考える」と題してご講演いただき,伊地知紀子さん(大阪市立大学,研活理事)の司会のもと,伊藤公雄さん(京都産業大学,常任理事)とのトークセッションを展開しました(2020年10月10日)。コロナ禍の日本社会を問い直し,人口が減少する未来のヴィジョンを描き出す「招待講演&トークセッション」の様子は,内田先生の道場「凱風館」(ご厚意により無償で貸していただきました)からリアルタイムで配信され,多くの方にご参加・ご試聴いただきました。

第72回大会は,松村圭一郎さん(岡山大学)をゲストに招き,松浦雄介さん(熊本大学)とのトークセッションを展開します。司会は工藤保則(龍谷大学,研究活動理事)です。

松村圭一郎さんはエチオピアの農村などでフィールドワークを続け,富の所有と分配,民族間のコミュニケーション,国家と市場,グローバル化とローカル社会の関係などについての研究をされている気鋭の文化人類学者です。デビュー作『所有と分配の人類学:エチオピア農村社会の土地と富をめぐる力学』(世界思想社,2008年)で高く評価された後,『ブックガイドシリーズ基本の30冊 文化人類学』(人文書院,2011年),『うしろめたさの人類学』(ミシマ社,2017年,第72回毎日出版文化賞特別賞),『これからの大学』(春秋社,2019 年),『はみだしの人類学』(NHK出版,2020年)など,話題の書籍を次々に刊行されています。

テーマは,社会学と人類学の〈境界〉。ご講演では,「デュルケーム/モース以降,近代社会の学と未開社会の学というかたちで分かれていった社会学と人類学の分岐をふりかえりながら,それをいかに区切りがないものとしてとらえなおせるか」というあたりをお聞かせいただければと考えています。創造的で冒険的なご講演になることは間違いありません。どうぞご期待ください。

日時

  • 6月5日(土曜日)17時10分~19時10分

講演者

  • 松村圭一郎(岡山大学)

対話者

  • 松浦雄介(熊本大学)

司会

  • 工藤保則(龍谷大学)

(研究活動委員長 岡崎宏樹
研究活動理事 工藤保則)

2021年度第72回大会一般研究報告の申込について

第72回大会は,オンライン開催となります。一般研究報告A(Zoomによる部会口頭報告)を募集します。申込締め切りは、 3月10日(水)です(必着)。ふるってご参加ください。なお、報告申し込みは電子メールにかぎります。

オンライン開催のため,従来の大会で行われていた一般研究報告B(ポスター報告)は開催しません。

 

 報告要領

一般研究報告A(Zoomによる部会口頭報告)

  • 報告:25分 質疑応答:5分

 

 報告申込

次の「③申込の詳細」より、申込用紙・報告要旨テンプレートをダウンロードし、電子メールにてお申し込みください。申し込みに対しては,受付のお知らせを返信メールにてお送りしますので,ご確認ください。

 

(1) 提出書類

a.一般研究報告A(Zoomによる部会口頭報告)申込用紙

b.報告要旨

(2) 申込締め切り 2021310日(水)必着

(3) 申込宛先

  • E-mail:2021kansya[アットマーク]gmail.com

 

 

 申込の詳細

(1) 申込用紙について

下記から,「一般研究報告A(Zoomによる部会口頭報告)申込用紙」のファイル[MS WORD形式]をダウンロードしてご使用ください。

ファイル名はダウンロードしたものそのままではなく,必ず「72回 一般研究報告A申込 ○○○○(○の部分に氏名を記入)」としてください。サブタイトル・共同報告者・情報機器など,申し込み後の変更はできませんのでご注意ください。

第72回大会申込用紙


一般研究報告A(Zoomによる部会口頭報告)

 

なお,一般研究報告A(Zoomによる部会口頭報告)に関しては,申し込みの際,希望する部会を下記の分野リストから選んで3つまでご記入願います(これらの分野名はあくまで部会編成の作業を効率化するための目安であり,最終的な部会名は報告内容に合わせて適宜工夫させていただきます)。

 

【一般研究報告A(Zoomによる部会口頭報告)分野リスト】


1 理論・学説2 社会調査法・社会学研究法
3 階級・階層・社会移動4 家族・人口
5 農山漁村・地域社会6 都市
7 政治8 組織・社会運動・集合行動
9 経済・経営・産業・労働10 教育
11 文化・知識・科学12 宗教
13 社会心理・社会意識14 コミュニケーション・情報
15 社会病理・社会問題16 社会福祉・医療
17 エスニシティ18 ジェンダー
19 社会史・歴史社会学20 比較社会学・地域研究・国際関係
21 環境22 その他

 

(2) 報告要旨について

下記から,用紙サイズ・書式を設定済みの「一般研究報告・要旨テンプレート」のファイル[MS WORD形式]をダウンロードしてください。ファイル名は,ダウンロードしたものそのままではなく,必ず「72回 一般研究報告A・タイトル(の要約) ○○○○(○の部分に氏名を記入)」としてください。タイトルそのままではファイル名として長くなりすぎる場合,適宜内容がわかる程度に短くしてください。

72回大会報告要旨


一般研究報告・要旨テンプレート

 

上のテンプレートファイルを利用されない場合は、下記の様式にもとづいて作成して下さい。

  •  B5版横書き1枚,上下左右の余白は各2cm程度
  •  本文字数1200字以内
  •  原稿の冒頭3cm程度を用い,テンプレートのように報告タイトル,所属(大学または機関名のみ),氏名を記入
  • フォントは可能なかぎり次の指示に従うこと
    • 報告タイトル・サブタイトル:14ポイントのゴシック体
    • 所属・名前: 10.5ポイントのゴシック体
    • 本文: 10.5ポイントの明朝体

 

 電子メール送信要領

1通の電子メールに「申込用紙」と「報告要旨」の2点のファイルを添付し,上記報告申込専用アドレスに送信してお申し込み下さい。申込用紙・報告要旨のいずれか1点のみのお申し込みは無効になりますのでご注意ください。

申込の際の電子メールの標題は,必ず,「72回 一般研究報告A(部会口頭報告)申込 ○○○○(○の部分に氏名を記入)」としてください。迷惑メールと区別するために,必ずこのタイトルでお願いいたします。

お申し込みいただいた後,申込受付の返信メールをお送りしますので,ご確認ください。また,後日一般研究報告プログラムの速報版を電子メールにてお送りいたします。

(研究活動理事・研究活動事務局担当 都村聞人)

2021年度第72回関西社会学会大会について――オンライン開催のお知らせ――

関西社会学会は、2021年1月11日(日)に理事会を開催し、次回大会について慎重な審議をおこないました。その結果、第72回大会は、新型コロナウイルス感染症対策のため、オンライン開催とすることにいたしました。日程は6月5日(土)~6月6日(日)の2日間。開催校は京都産業大学にお引き受けいただきました。

2020年10月10日(土)~11日(日)に開催された第71回大会に続いて2度目のオンライン開催です。不測の事態も予想されますが、万全の準備で臨むつもりでおります。会員の皆様には、ご不便・お手数をおかけしますが、「コロナ時代のニューノーマルな学会」を創造すべく、理事会および開催校関係者、一丸となって取り組みますので、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

関西社会学会会長

友枝敏雄

 

第72回大会は、新型コロナウイルス感染症対策のため、オンラインで開催されることになりました。大会の企画運営は、研究活動委員会と開催校・京都産業大学が協力して取り組んで参ります。

昨年度と同様、「大会特設ページ」を設置し、このページを通じて大会に参加するしくみをつくります。

研究報告はすべてZoomでおこないます。新企画「自著を語る~MY FIRST BOOK~」の報告者を昨年に引き続き募集します。オンデマンド報告(従来のポスターセッション)は今回は募集しません。

シンポジウムのテーマは「高校教育と社会学」です。招待講演には文化人類学者の松村圭一郎さんを招きます。通巻200号を刊行する「ソシオロジ」と連携した特別企画も準備中です。詳しくは学会ニュースレターをご覧ください。

大会参加費は2000円(会員・非会員)。銀行口座への事前振込やクレジットカードでの支払いができるシステムをご用意する予定です。詳細は決まり次第、ホームページ、会員一斉メール等でお知らせします。

昨年度の経験を活かし、より良い形でオンライン大会を運営したいと考えております。難しい状況のなかでも学術活動を継続していくことが大切です。会員の皆様にはご不便をおかけいたしますが、どうかご協力くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

関西社会学会研究活動委員長

岡崎宏樹

 

関西社会学会ホームページ https://www.ksac.jp/

第72回大会に関するお問い合わせ先:研究活動委員会事務局

2021kansya(アットマーク)gmail.com

2021年度第72回関西社会学会大会(オンライン開催)のご報告

2021年6月5日(土)~6日(日)、関西社会学会第72回大会は、新型コロナ感染症対策のため、昨年度に続いてオンライン開催されました(開催校:京都産業大学)。大会は、特設サイトで参加申込し、銀行振込/クレジットカード支払で事前に参加費を支払い、Zoom会議室で報告・討論する方式で進めました。参加者は計257名(会員・非会員を含む)。多くのご参加を得ることができました(昨年度は239名)。

一般研究報告はZoom会議室での発表となりました(10部会35報告)。オンラインの各部会では活発な議論が展開し、3名の報告者に奨励賞がおくられることになりました(詳しくは関連記事をご参照ください)。

特別企画「学術誌のエートスとシステム――ソシオロジ200号刊行を記念して」では、学術誌がその理念をどのような運営システムによって実現しようとしているのかを比較し、各誌の有する現代的課題を検討しました。司会は岡崎宏樹(『ソシオロジ』編集代表、神戸学院大学)。報告者は、吉田純さん(前ソシオロジ編集代表、京都大学)、馬渡玲欧さん(元『ソシオロゴス』編集長、日本大学・東海大学)、高橋薫さん(『The Sociological Review』Editorial Manager、工学院大学)。コメンテイターは永井良和さん(『フォーラム現代社会学』編集長)、松谷実のりさん(追手門学院大学)。部会には80名を超えるご参加がありました。

昨年度の新企画「自著を語る~MY FIRST BOOK~」を今年度も引き続き開催しました。水野英莉さん(流通科学大学)、金瑛さん(関西大学)、吉野靫さん(立命館大学)、金春喜さん(京都大学大学院修士課程修了)が司会の石原俊さん(明治学院大学)と「最初の著書」をめぐって語りあい、編集者、参加者を交えて議論を深めました。この部会には40名を超える参加がありました。

招待講演&トークセッション「社会学と人類学の〈境界〉」は、町家学びテラス・西陣(京都産業大学)と岡山を中継でつなぎ、ウェビナーにてライブ配信されました。参加者は約90名。講演者は文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)、報告タイトルは「『わたし』をとおして世界を探求する~社会学と人類学の間の藪をつついて蛇をだす~」。対話者は松浦雄介さん(熊本大学)。司会は工藤保則さん(龍谷大学)。町家の温かな雰囲気につつまれながら、人類学の存在論的転回をふまえ、主観性と客観性の関係を再考し、「わたし」から出発して日常世界を問い直すことの意義などを語りあいました。

シンポジウム「社会学を高校生にも―〈市民〉を育てる実践」は、高校の先生と社会学者が、中等教育と大学教育の「あいだ」で社会学のアクチュアリティを問い、〈社会学の未来/社会の未来〉を展望しました。司会は都村聞人さん(神戸学院大学)・伊地知紀子さん(大阪市立大学)。報告者は丹辺宣彦さん(名古屋大学)、片田孫朝日さん(灘中学校・灘高等学校)、杉浦真理さん(立命館宇治中学校高等学校)、好井裕明さん(日本大学)。参加者は約110名。高校関係の方にもご案内したところ、約10名のご参加がありました。学会を高校や市民へと開いていくひとつの契機になったかと思います。

なお、特別企画、自著を語る、シンポジウムについては次号『フォーラム現代社会学』で詳しくご紹介させていただく予定です。

オンライン開催でいろいろとご不便をおかけしましたが、京都産業大学・実行委員会のスタッフをはじめ、たくさんの方々のご支援により無事に大会を終えることができたことを、大変うれしく、有難く思います。

皆様のご協力に心より感謝申し上げます。

研究活動委員長 岡崎宏樹

 

*大会参加費の領収書は、大会特設サイトからPDFファイルでダウンロードできます。大会は終了しましたが、6月20日(日)までサイトを利用可能にします。マイページにて、氏(〇〇大学)、名(関西太郎)と設定すれば、領収書の宛名に大学名を入れることも可能です。なお、大会特設ページは当学会がブランドコンセプト社に委託し構築しました。クレジットカード支払いの場合、大会参加費はいったんブランドコンセプト社に集約されますが、集計後、当学会に払い戻されます。クレジットカード支払の場合、クレジットカードの支払先欄にブランドコンセプト社の記載が入りますが、大会参加費の支払い先は当学会です。

 

—以下は大会関連の告知内容の記録です—

関西社会学会第72回大会に関する情報を、お伝えします(2021年5月6日時点)。

2021年1月11日理事会において,第72回大会は,新型コロナウイルス感染症対策のため,前年度に引き続き,オンライン開催にすることが決まりました。どうかご協力をお願いいたします。

具体的には、以下の通りです。

・2021年度第72回大会 大会プログラム
・2021年度第72回大会 参加者マニュアル
・2021年度第72回大会 参加登録・参加費支払いのご案内
・2021年度第72回大会 オンライン大会開催のガイドライン
・2021年度第72回大会 シンポジウム「社会学を高校生にも――〈市民〉を育てる実践」について
・2021年度第72回大会 高等学校の先生方へ:大会シンポジウムへのご招待について
・2021年度第72回大会 招待講演&トークセッション「社会学と人類学の〈境界〉」について
・2021年度第72回大会 「自著を語る――MY FIRST BOOK」について
・2021年度第72回大会 特別企画「学術誌のエートスとシステム――ソシオロジ200号刊行を記念して」について

2021年度第72回関西社会学会大会について――オンライン開催のお知らせ――
2021年度第72回大会(オンライン開催)のご案内
2021年度第72回大会一般研究報告の申込について
2021年度第72回大会「自著を語る――MY FIRST BOOK」の申込について

*2021年5月12日追記:
関西社会学会第72回大会・参加登録システムについてのお詫びと変更のご連絡

関西社会学会第72回大会の参加登録システムにおいて、「敬称」を「Mr./Ms.//Dr./Prof.」から選択することが必須の設定となっておりましたが、これについて、参加登録をされた方から、不適切とのご指摘をいただきました。配慮が十分ではなく、参加者の方に精神的な苦痛を与えてしまったことを、心よりお詫び申し上げます。
ご連絡を受けて「敬称」を必須項目から外すシステム変更を行いました。しかしすでにシステムが稼働しているので、「敬称」の項目を削除することはできませんでした。誠に申し訳ありません。
この件につきまして、お気づきの点やご意見、ご質問がありましたら、2021kansya<アットマーク>gmail.comまでご連絡いただければ幸いです。
どうかよろしくお願いいたします。

研究活動委員長 岡崎宏樹

*2021年5月6日追記:「大会プログラム」、「参加者マニュアル」「報告者マニュアル」「参加登録・参加費支払いのご案内」「「自著を語る――MY FIRST BOOK」について」を追加しました。また、「シンポジウム「社会学を高校生にも――〈市民〉を育てる実践」について」「招待講演&トークセッション「社会学と人類学の〈境界〉」について」「特別企画「学術誌のエートスとシステム――ソシオロジ200号刊行を記念して」について」を改訂しました。

2021年度第72回大会シンポジウム「社会学を高校生にも――〈市民〉を育てる実践」について

シンポジウム「社会学を高校生にも――〈市民〉を育てる実践」

趣旨

今期(2019年~2022年)の研究活動委員会は,〈社会学のルーツと境界を探り,アクチュアリティを問う〉をコンセプトに,さまざまな可能性を追求しています。

2020年度の第71回大会(10月11日:オンライン開催)では,現代の政治をアクチュアルに問うシンポジウム「2010年代の政治と権力――何が破壊され,何が生まれたのか?」が開催され,活発な議論を展開されました。詳細は『フォーラム現代社会学』第20号(2021年)の特集をご覧ください。

第72回大会シンポジウムのテーマは「社会学を高校生にも――〈市民〉を育てる実践」です。

社会学は大学から学ぶものという通念があります。実際,日本の中等教育(特に社会科・公民科)で社会学が果たしている役割は,この学知のもつ力からすれば,きわめて限定的です。社会学は,中学社会の公民的分野や高等公民科を基礎づける学問の一つでありながら,同じ社会科学である経済学や法学と比較して,その占める割合がきわめて低いといえます。しかし,国際的にみれば,高校で社会学が教えられている国も多数あり,「社会学は大学から」はグローバルな常識ではありません。また,台湾社会学会では,学会大会で高校生が参加するセッションが毎年開かれており,高校生に社会学の魅力を伝える取り組みが行われています。学会が積極的に高校生にアプローチすることに特徴があり,100~200名の高校生がセッションに参加しているようです。

実際,10代,それも高校生に,社会学的な考え方の一端を伝えることには意義があると考えられます。社会学的な思考方法に触れることは,高校生が自らの生きている社会を理解する手がかりとなるからです。社会学は,彼らの価値観を変容させ,視野を広げ,物事を常識とは異なる角度から捉えられるようにする可能性があります。

そこで,本シンポジウムでは,「社会学の高校生との出会いは何をもたらすか」という問いを立て,社会学がもつ可能性の広がりについて検討したいと思います。中等教育と大学教育の「あいだ」で,社会学のアクチュアリティを問い,〈社会学の未来/社会の未来〉を展望したいと思います。

具体的には,「高校生に社会学を伝えるためにはどのような工夫をすればよいのか,どのような工夫ができるのか」,「高校生が社会学に出会うとどのようなことが起きるのか,なにが新しく生まれるのか」,「社会学と高校生の出会いを難しくしているものは何か,その困難はどのようにすれば乗り越えられるのか」というような論点を想定しています。

このシンポジウムでは,高校教育で社会学の知見や方法を用いて授業を行っている教員の方と大学所属の社会学研究者の方からご報告いただき,フロアを交えて自由に議論していきたいと考えています。高校教員からは,『シティズンシップ教育のすすめ―市民を育てる社会科・公民科授業論』(法律文化社,2013年)の著者である杉浦真理先生(立命館宇治中学校高等学校),『男子の権力』(京都大学学術出版会,2014年)の著者で,社会学の博士論文を執筆している片田孫朝日先生(灘中学校・灘高等学校)にご報告いただきます。大学の社会学研究者からは,日本社会学会の社会学教育委員会でWebサイト「社会学への誘い――高校生・進路を考えている皆さんへ」の作成に携わった丹辺宣彦先生(名古屋大学),『「今、ここ」から考える社会学』(ちくまプリマー新書,2017年),『他者を感じる社会学――差別から考える』(ちくまプリマー新書,2020年)などを執筆し,社会学初学者へ精力的な発信を続けている好井裕明先生(日本大学)にご報告いただきます。

司会は,研究活動委員の伊地知紀子(大阪市立大学),都村聞人(神戸学院大学)が担当します。シンポジウムを通じて,大学に所属する社会学者たちと高校生と社会学の出会いをつくっている高校の先生方とが,どのように協働していけるかを議論できればと考えております

報告者および報告タイトル

・丹辺宣彦(名古屋大学)
日本社会学会による高校生向けウェブページ作成の試み
―社会学は将来世代にどうアピールできるのか―

・片田孫朝日(灘中学校・灘高等学校)
「先生のような社会学者・教育者に出会えたことを‥」
―公民教育にとっての社会学と「生き方の問いかけ」―

・杉浦真理(立命館宇治中学校高等学校)
高校シティズンシップ教育と社会学 出会いと可能性
―「公共」や「市民社会」を生徒に―

・好井裕明(日本大学)
社会学的想像力をいかにしたら伝え得るのか
―私が新書を書き続ける理由(わけ)―

司会

・伊地知紀子(大阪市立大学)
・都村聞人(神戸学院大学)

(研究活動理事 伊地知紀子・都村聞人)

 

 

 

2021年度第72回大会「自著を語る――MY FIRST BOOK」の申込について

 趣

関西社会学会は,若手研究者の活動を支援する取り組みに力を入れています。2020年度大会から新たに企画されたのが「自著を語る~MY FIRST BOOK~」です。

この企画のねらいは,研究者の最初の著書に光を当て,そのさらなる可能性を引き出すことにあります。著者には,本の内容紹介だけでなく,執筆プロセスや今後の展望などを語っていただきます。開催はオンライン(Zoom部会)です。

2020年度は7名の著者からのご応募があり,2日にわたって部会が開かれ,著者・編集者を交えた貴重なトークが展開されました。

部会の内容は,機関誌『フォーラム現代社会学』の特集で紹介されます。自著の魅力を多くの方に知ってもらう機会になるかと思います。ふるって応募ください。

なお,こちらの応募は一般報告と重複してもかまいません。ただし応募多数の場合など,理事会・研究活動委員会にて調整・選定をさせていただく場合があります。どうかご了承ください。

 

  • 対象書籍:2019年1月1日~2020年12月31日に刊行された学会員の最初の著書(単著に限る)
  • 報告時間:1人25分(予定)
  • 報告内容:内容紹介(自著の魅力・今後の課題など)と執筆プロセス(執筆の動機・苦労・工夫など)
  • 日程:日時は以下のとおりです。
  • 「自著を語る~MY FIRST BOOK」(Ⅰ) 2021年6月5日(土曜日)13時~15時30分
  • 「自著を語る~MY FIRST BOOK」(Ⅱ) 2021年6月6日(日曜日)9時30分~12時

 

し込み

下記からダウンロードした申込用紙を使用した電子メールによる申込みをお願いします。

(1) 提出書類

  • 「自著を語る」申込用紙

(2) 申し込み締め切り 2021310日(水)必着

(3) 申し込み宛先

  • 2021kansya[アットマーク]gmail.com

 

第72回大会申込用紙


「自著を語る――MY FIRST BOOK」

 

 

電子メール送信要領

電子メールに申込用紙のファイルを添付し,上記の申込専用アドレスに送信してください。

申込の際の電子メールの標題は,必ず,「72回 自著を語る申込 ○○○○(○の部分に氏名を記入)」としてください。迷惑メールと区別するために,必ずこのタイトルでお願いいたします。

申込受付のお知らせを返信メールでお送りしますが,登壇の可否については4月4日(日)開催の理事会にて決定します。ご通知は4月中旬を予定しています。

新しい企画ですので,事前に相談・打ち合わせしつつ進めていきます。どうかご協力をお願いいたします。

(研究活動委員長 岡崎宏樹

研究活動理事 工藤保則)