第69回大会(2018年度)奨励賞について

第69回関西社会学会大会の奨励賞につきましてご報告します。
第69回大会において,奨励賞の候補となりうる(原則として大学院博士前期課程あるいは修士課程に入学したのち研究歴15年未満の会員の)報告は,全部で27報告でした。そのうち,各自由部会の司会者に推薦いただいた奨励賞候補は12名の報告でした。
大会2日目の昼休みに,会長,研究活動委員長,編集委員長,奨励賞選考委員長,奨励賞選考副委員長の5名で審議し,以下の5名の方々に奨励賞を授与することが決まりました(以下,敬称略)。
これら5名の方々には,後日,賞状と副賞2万円をお送りしました。

  • 中村健太(関西学院大学) 「フーコーにおける安全と規律・訓練-空間概念を手がかりに-」
  • 谷原吏(立命館大学) 「相互行為場面における『適切さ』の現代的特徴-ビジネス雑誌に表象される場面に着目して-」
  • 巽美奈子(立命館大学) 「戦間期における<栄養>の受容-栄養学者の佐伯矩と都市中間層の女性に注目して-」
  • 渡壁晃(関西学院大学) 「広島はヒロシマにどのように向き合ってきたのか―ヒロシマに関する行事と『生者―死者』の関係性について―」
  • 王文潔(大阪大学) 「災害時における市民エージェント間の連携-熊本地震後の創発ネットワーク組織を事例に-」

(奨励賞委員長 神原文子)

*2018.8.29追記:誤植を修正しました(谷原吏氏のお名前について)。
*2018.9.4追記:誤植を修正しました(渡壁晃氏の報告タイトルについて)。

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