ロシアによるウクライナ侵略についての理事会声明

関西社会学会理事会は、2022年2月24日にはじまったロシアによるウクライナへの軍事侵略に強く抗議する。この軍事侵略は、子どもをふくめたウクライナ市民への無差別攻撃、国際法で禁じられている核施設への攻撃、また核戦争に発展しかねない威嚇など、まったく正当化できる余地のない蛮行である。本理事会は、ロシア軍がこの軍事侵略を即時に停止し、ウクライナの地から速やかに撤退することを強く要求する。

2022年3月23日

関西社会学会理事会

 

Board Statement on Russia’s aggression of Ukraine

The Board of the Kansai Sociological Association strongly protests against Russia’s military aggression in Ukraine that began on February 24, 2022.  This military aggression is an unjustifiable act of barbarism, including indiscriminate attacks on Ukrainian civilians, attacks on nuclear facilities prohibited by international law, and threats that could lead to nuclear war. The Board of the Kansai Sociological Association strongly demands that Russian military cease this aggression immediately and withdraw from Ukrainian territory.

23 March 2022

The Board of the Kansai Sociological Association, JAPAN

日本証券奨学財団 2022年度研究調査助成及び研究・出版助成の募集について

日本証券奨学財団では 、2022 年度も昨年に引き続き 、研究調査助成事業 (助成金総額 1,000 万円) 及び研究出版助成事業 (助成金総額 500 万円) の 2 つの助成事業を行う こととい たしましたので、お知らせいたします 。

募集内容については 、財団ホームベージ( https://jssf.or.jp )もしくは以下のPDFをご参照ください。

下記インライン表示は閲覧する環境によってはうまく表示されない場合がございます。その場合は、直接こちらのPDFをダウンロードしてご参照ください。

茨城大学人文社会科学部 家族社会学教員公募のお知らせ

茨城大学人文社会科学部では、家族社会学分野の研究・教育を担当できる教員を公募することになりました。
ご高覧ならびにご高配を賜りますようお願い申し上げます。

・機関名および部署名:茨城大学人文社会科学部
・募集人員:講師(常勤・任期なし)1名
・募集期間:2022年3月31日まで
・着任時期(採用日):2022年10月1日

詳細につきましては、以下をご参照ください。
https://www.ibaraki.ac.jp/employment/kyouinkoubo_zinbun_kazokusyakaigaku20220119.pdf

「関社インカレ博論セミナー(KIDS)」(4月9日・10日オンライン開催)プログラムと参加要領のご案内

今期研究活動委員会で企画を進めてきた「関社インカレ博論セミナー(KIDS)」のプログラムが確定しましたので、ご案内いたします。この企画は、博士論文作成中の報告者が博論構想についての報告を行い、報告者が希望した他大学所属のコメンテーターがコメントして、その後フロアを交えてディスカッションするという、若手研究者支援と大学間の研究交流をねらいとしたもので、4月9日(土)・10日(日)にオンライン(Zoomによるリアルタイム配信)で開催されます。

参加は会員・非会員とも可とします(とくに、多くの院生のみなさんのご参加をお待ちしています)。参加希望者は4月2日(土)までに、下記の参加フォームに氏名・所属・会員/非会員・メールアドレスをご登録ください。4月6日(水)ごろに、Zoomのアクセス情報をメールにてご連絡いたします(Zoom情報は他の方に転送しないでください)。

https://forms.gle/23VmJDsdgyU94vCz9

また、このプログラムと参加要領については、各大学の院生メーリングリストなどで自由にご周知いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

関社インカレ博論セミナー(KIDS)プログラム

 

【セッション1】 4月9日(土)16:00~19:00 司会:奥村隆(関西学院大学)
角田燎(立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程)
「旧軍関係者団体の戦後史――戦後派世代の参加による団体の変容」
コメンテーター:伊藤公雄(京都産業大学)

渡壁晃(関西学院大学大学院社会学研究科博士後期課程)
「原爆に関する社会意識の通時的変容――計量テキスト分析と社会史のアプローチから」
コメンテーター:根本雅也(松山大学)

染谷莉奈子(中央大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程)
「障害者総合支援法以降の知的障害者家族――母親の視点を通して」
コメンテーター:前田拓也(神戸学院大学)

【セッション2】 4月10日(日)13:30~15:30 司会:伊地知紀子(大阪市立大学)
長谷川愛((関西学院大学大学院社会学研究科博士後期課程)
「タイのストリート世界――北部チェンマイのストリートチルドレン/ユースから見える日常と非日常」
コメンテーター:松田素二(総合地球環境学研究所)

德宮俊貴(神戸大学大学院人文学研究科博士後期課程)
「見田宗介における社会構想の社会学」
コメンテーター:奥村隆(関西学院大学)

【セッション3】 4月10日(日)16:00~19:00 司会:岡崎宏樹(神戸学院大学)
深尾友理恵(滋賀大学大学院経済学研究科博士後期課程)
「マナーに関する実証的研究――「語り」に着目して」
コメンテーター:永井良和(関西大学)

蔵本紗知(南山大学大学院社会科学研究科経済学専攻博士後期課程)
「マスメディアと監視カメラの相互作用が社会的オーケストレーションの促進に及ぼす影響」
コメンテーター:朝田佳尚(京都府立大学)

喜多満里花(大阪市立大学文学研究科都市文化研究センター研究員)
「国家ブランディングにおけるナショナル・アイデンティティの再構築――「K-POP」をめぐる言説を事例に」
コメンテーター:森類臣(摂南大学)

関西社会学会研究活動委員会

 

*2022年3月6日追記:セッション3のプログラムに変更がありましたので、お知らせします。

<第8回震災問題研究交流会> 開催のご案内(2022年3月19日~20日開催) (主催:震災問題研究ネットワーク)

震災問題研究交流会を、今年度も、下記のとおり開催いたします。この交流会は、日本社会学会の研究活動委員会を中心に設けられた震災問題情報連絡会から発展したものです。現在は、日本社会学会のもとに防災学術連携体担当(連携委員)を置いておりますので、そちらと、震災問題研究ネットワークとの連携というかたちで開催いたします。今年度も、幅広い分野からの参加を歓迎いたします。
コロナ禍が進行し、幾度かの感染拡大の波が襲って先行きが未だ不透明な状況が続いております。また、近年は毎年のように台風や集中豪雨などによる風水害、土石流災害も頻発しています。本研究交流会では、東日本大震災に限らず、昨今の甚大な風水害、コロナ禍のなかで顕在化してきた社会課題など、災害と社会との関わりや影響を含め幅広い研究交流が出来ればと思っております。
本交流会の初日3 月19 日(土)は、「災害被害の実相解明と防災/減災にむけた活動」「災害復興過程での課題と生活支援」「大規模災害の記憶と継承」の3 つのセッションを設け、二日目の3 月20 日(日)は、「災害研究プロジェクトでの質問紙調査の可能性」のセッションを設けます。二日目は、一般報告に加えて、現在私たちが進めている科研費プロジェクト「大規模災害からの復興の地域的最適解に関する総合的研究」に関わる企画報告及び討議というかたちを取りたいと思います。
形式は、昨今の状況を鑑み、Zoom を用いた遠隔リアルタイム研究会として実施します。発表者のみならず、参加して一緒に討論していただける方、社会学者と一緒に議論してみたい他分野の研究者、行政担当者、マスコミ関係者、災害研究に関心をお持ちの方にも、ぜひ参加していただければ幸いです。下記の開催概要に参加申込方法をご案内いたしましたので、ぜひ皆さま奮ってご参加くださいますよう、お願い申し上げます。
プログラムの詳細(報告者・報告タイトル等)は、順次、下記リンク先の震災問題研究ネットワークのウェブサイトに掲載いたしますので、ご参照いただきますようお願い申し上げます。なお、昨年度までの研究交流会のプログラム等の情報、及び昨年度までの研究交流会報告書も、
下記からご覧いただけます。
https://greatearthquakeresearchnet.jimdo.com/

日本社会学会 防災学術連携体担当(連携委員)
震災問題研究ネットワーク代表 浦野正樹

■開催概要

1. 開催日時  2022年3月19日(土)9:30~18:00 / 3月20日(土)9:30~16:30
2.開催形式  Zoomによる遠隔リアルタイム研究会
3.参加申込方法

以下の参加申し込みフォームに、ご氏名・ご所属・ご連絡先(Emailアドレス)などの情報を記入のうえ、お申込みください。

https://forms.gle/7fxjAjzyZYFSHkwr8

*人数制限がありますので、先着順とさせていただきます。
*参加申込をいただいた方に、後日、Zoomへのアクセス情報をご案内いたします。

4. 申込〆切 2022年3月17日(木)
5. お問い合わせ先
震災問題研究ネットワーク・震災問題研究交流会事務局(office150315dcworkshopあっとまーくgmail.com)

6. プログラム
※報告の詳細はイベント紹介のページの一番下に添付のPDFをご覧ください。
https://greatearthquakeresearchnet.jimdofree.com/

[3月19日(土)]
9:10~        Zoomのミーティングルーム開室
9:30~12:30 セッション1 【災害被害の実相解明と防災/減災にむけた活動】
13:30~15:30    セッション2 【災害復興過程での課題と生活支援】
16:00~18:00    セッション3 【大規模災害の記憶と継承】
18:00~  懇談会 (今後の震災研究に向けて)

[3月20日(日)]
9:30~12:00 セッション4 【災害研究プロジェクトでの質問紙調査の可能性】
13:00~14:30    プロジェクト企画セッション 第1部 災害の社会学的研究の蓄積から
15:00~16:30    プロジェクト企画セッション 第2部 災害復興をめぐる議論の蓄積から

(以上)

※「震災問題研究ネットワーク」とは?

日本社会学会の研究活動委員会を中心に設けられた「震災問題情報連絡会」を発展的に継承する形で2017年度に発足いたしました。本会では,研究交流会を本年度も開催いたします。
近年は、東日本大震災に限らず、昨今の甚大な風水害などの災害の発生を念頭におきながら、災害と社会との関わりや影響を含めて幅広い研究交流が出来ればという思いから、災害事象全般に関する報告を受け付けて、研究交流会を開催しております。

【開催案内】日本学術会議主催学術フォーラム  「コロナ禍を共に生きる#6ウィズ/ポストコロナ時代の民主主義を考える  :「誰も取り残されない」社会を目指して」

【日時】2022年3月15日(火)13:00~16:50
【場所】オンライン開催
【主催】日本学術会議
【開催趣旨】
2020年初頭から世界的に感染拡大したCOVID-19は、それ以前から世界が抱え
ていた問題を顕在化させ、増幅した。差し迫った疫病の不安は、リスク配分に
関する不公平感や、全体の安全と私的自由の相克、弱者への対応の不備など、
様々な問題を改めて浮かび上がらせた。沸騰する議論のなかで、社会の基盤で
ある民主主義や社会信頼の揺らぎを危惧する声さえ上がっている。本フォーラ
ムは、社会理論研究の立場から、COVID-19の波に翻弄される社会の動態を俯瞰
的に検討し、「誰も取り残されない」未来を展望する。
【次第】
https://www.scj.go.jp/ja/event/2022/318-s-0315.html
【参加費】無料
【申込み】要・事前申し込み
以下のURLからお申し込みください。
https://form.cao.go.jp/scj/opinion-0114.html
【問合せ先】
日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当 電話:03-3403-6295

3/5(土)地区防災計画学会大会シンポジウム(オンライン開催)

3/5(土)地区防災計画学会大会シンポジウム(オンライン開催)
「多様化・激甚化する災害とコミュニティ防災」
日時 2022年3月5日(土) 9:30~17:30
対象 地域防災力の強化や地区防災計画づくりに興味のある方
参加費無料・地区防災計画学会HPで申し込まれた方に視聴方法を御連絡(YouTubeによる同時配信等)
https://gakkai.chiku-bousai.jp/ev220305.html
https://note.com/chikubousai/n/n33c65f325c5b

【シンポジスト】
室﨑益輝 兵庫県立大学教授
加藤孝明 東京大学教授
鈴木猛康 山梨大学教授
磯打千雅子 香川大学准教授
浅野幸子 早稲田大学招聘研究員
阪本真由美 兵庫県立大学教授
田中耕司 大阪工業大学教授
西田佳弘 大阪市立大学研究員
酒井明子 福井大学教授
澤田雅浩 兵庫県立大学准教授
石塚裕子 大阪大学講師
【モデレーター・総合司会】
矢守克也 京都大学教授
西澤雅道 前 福岡大学准教授
坊農豊彦 大阪市立大学特別研究員
金 思穎 専修大学研究員

〇地区防災計画学会誌第23号(予稿集)について
地区防災計画学会第8回大会の予稿集である「地区防災計画学会誌第23号」を発刊します。
25本の個人報告予稿、2022年度モデル事業の中間報告(モデル地区11地区の取組概要)等が掲載。
大会での議論の資料になります。
非会員の方は、地区防災計画学会HPから購入することができます。
https://gakkai.chiku-bousai.jp/papers.html
https://note.com/chikubousai/n/n02d00ac8211d

(参考)
note 地区防災計画チャンネル データベース
https://note.com/hashtag/%E5%9C%B0%E5%8C%BA%E9%98%B2%E7%81%BD%E8%A8%88%E7%94%BB%E5%AD%A6%E4%BC%9A

2022年度第73回大会一般研究報告の申込について

第73回大会は,オンライン開催となります。一般研究報告A(Zoomによる部会口頭報告)を募集します。申込締め切りは、 3月10日(木)です(必着)。ふるってご参加ください。なお、報告申込は電子メールにかぎります。

オンライン開催のため,従来の大会で行われていた一般研究報告B(ポスター報告)は開催しません。

 報告要領

一般研究報告A(Zoomによる部会口頭報告)

  • 報告:25分 質疑応答:5分

 報告申込

次の「③申込の詳細」より、申込用紙・報告要旨テンプレートをダウンロードし、電子メールにてお申し込みください。申込に対しては,受付のお知らせを返信メールにてお送りしますので,ご確認ください。

(1) 提出書類

a.一般研究報告A(Zoomによる部会口頭報告)申込用紙

b.報告要旨

(2) 申込締め切り 2022310日(木)必着

(3) 申込宛先

  • E-mail:2022kansya[アットマーク]gmail.com
    (メールを送る場合は、アットマークを@にしてください)

(4) 申込にあわせて入会される場合

現在,非会員で第73回大会の一般研究報告に申込をされる方は,入会していただく必要があります。学会ホームページから入会申込書をダウンロードし,必要事項をご記入の上,3月10日(木)までに(必着),事務支局にご郵送ください。

 申込の詳細

(1) 申込用紙について

下記から,「一般研究報告A(Zoomによる部会口頭報告)申込用紙」のファイル[MS WORD形式]をダウンロードしてご使用ください。

ファイル名はダウンロードしたものそのままではなく,必ず「73回 一般研究報告A申込 ○○○○(○の部分に氏名を記入)」としてください。サブタイトル・共同報告者・情報機器など,申し込み後の変更はできませんのでご注意ください。

第73回大会申込用紙


一般研究報告A(Zoomによる部会口頭報告)

なお,一般研究報告A(Zoomによる部会口頭報告)に関しては,申し込みの際,希望する部会を下記の分野リストから選んで3つまでご記入願います(これらの分野名はあくまで部会編成の作業を効率化するための目安であり,最終的な部会名は報告内容に合わせて適宜工夫させていただきます)。

【一般研究報告A(Zoomによる部会口頭報告)分野リスト】

1 理論・学説 2 社会調査法・社会学研究法
3 階級・階層・社会移動 4 家族・人口
5 農山漁村・地域社会 6 都市
7 政治 8 組織・社会運動・集合行動
9 経済・経営・産業・労働 10 教育
11 文化・知識・科学 12 宗教
13 社会心理・社会意識 14 コミュニケーション・情報
15 社会病理・社会問題 16 社会福祉・医療
17 エスニシティ 18 ジェンダー
19 社会史・歴史社会学 20 比較社会学・地域研究・国際関係
21 環境 22 その他

(2) 報告要旨について

下記から,用紙サイズ・書式を設定済みの「一般研究報告・要旨テンプレート」のファイル[MS WORD形式]をダウンロードしてください。ファイル名は,ダウンロードしたものそのままではなく,必ず「73回 一般研究報告A・タイトル(の要約) ○○○○(○の部分に氏名を記入)」としてください。タイトルそのままではファイル名として長くなりすぎる場合,適宜内容がわかる程度に短くしてください。

73回大会報告要旨


一般研究報告・要旨テンプレート

上のテンプレートファイルを利用されない場合は、下記の様式にもとづいて作成して下さい。

  •  B5版横書き1枚,上下左右の余白は各2cm程度
  •  本文字数1200字以内
  •  原稿の冒頭3cm程度を用い,テンプレートのように報告タイトル,所属(大学または機関名のみ),氏名を記入
  • フォントは可能なかぎり次の指示に従うこと
    • 報告タイトル・サブタイトル:14ポイントのゴシック体
    • 所属・名前: 10.5ポイントのゴシック体
    • 本文: 10.5ポイントの明朝体

 電子メール送信要領

1通の電子メールに「申込用紙」と「報告要旨」の2点のファイルを添付し,上記報告申込専用アドレスに送信してお申し込み下さい。申込用紙・報告要旨のいずれか1点のみのお申し込みは無効になりますのでご注意ください。

申込の際の電子メールの標題は,必ず,「73回 一般研究報告A(部会口頭報告)申込 ○○○○(○の部分に氏名を記入)」としてください。迷惑メールと区別するために,必ずこのタイトルでお願いいたします。

お申し込みいただいた後,申込受付の返信メールをお送りしますので,ご確認ください。また,後日一般研究報告プログラムの速報版を電子メールにてお送りいたします。

(研究活動理事・研究活動事務局担当 都村聞人)

2022年度第73回共催校(大会校)特別企画「社会学を高校生にも2:実践編」について

2021年度の関西社会学会第72回大会シンポジウム「社会学を高校生にも――〈市民〉を育てる実践」では、「社会学の高校生との出会いは何をもたらすか」という問題意識のもと、社会学がもつ可能性の広がりについて検討することを目的とし開催されました。中等教育と大学教育の「あいだ」で、社会学のアクチュアリティを問い、〈社会学の未来/社会の未来〉を展望したいという狙いでした。

具体的には、「高校生に社会学を伝えるためにはどのような工夫をすればよいのか、どのような工夫ができるのか」、「高校生が社会学に出会うとどのようなことが起きるのか、なにが新しく生まれるのか」、「社会学と高校生の出会いを難しくしているものは何か、その困難はどのようにすれば乗り越えられるのか」というような論点を中心に、高校教員からは杉浦真理先生(立命館宇治中学校・高等学校)、片田孫朝日先生(灘中学校・灘高等学校)、大学の社会学研究者からは丹辺宣彦先生(名古屋大学)、好井裕明先生(日本大学)にご報告いただきました。4名の報告の内容とディスカッションの模様は、『フォーラム現代社会学』第21号(近刊)の特集をご覧ください。

高校教員や現役高校生も参加したこのシンポジウムは、社会学教育の新たな試みとして大きな反響がありました。そこで、研究活動委員会では、昨年度のシンポジウムの問題関心を継承し、「社会学を高校生にも2:実践編」を共催校(大会校)特別企画として開催することにしました。

本企画では、大学の社会学研究者が参加した高大連携の営みに焦点を当てます。大阪高等学校、立命館宇治中学校・高等学校、愛知県立岡崎高等学校の3校の生徒の皆さんと担当の高校教員の方々にご報告いただきます。生徒の皆さんには、「問題意識」、「どのような調査を実施したか(する予定か)」、「どのようなことがわかったのか・考えたのか」、「調査を行った感想」などをご報告いただく予定です。また、高校教員の方々には、「どのように社会探究的カリキュラムに取り組んでいるのか」、「カリキュラムの効果や手応え」について、ご報告いただく予定です。そして、3校の指導を行った大学教員の山本晃輔先生(関西国際大学)、小川伸彦先生(奈良女子大学)、丹辺宣彦先生(名古屋大学)にもコメントをいただきます。

高校生の多様でフレッシュな取り組みから刺激を受け、「社会を考えることの興味深さ」を参加者で共有するとともに、「社会学の裾野を広げるために学会は何をできるか」を考える機会になればと考えています。

日時:5月28日(土)15:45~17:15

司会:山本晃輔(関西国際大学)・南畑淳史(関西国際大学)
発表(生徒+教員):大阪高等学校、立命館宇治中学校・高等学校、愛知県立岡崎高等学校
コメンテーター:小川伸彦(奈良女子大学)、丹辺宣彦(名古屋大学)

(研究活動委員長 岡崎宏樹
研究活動理事 都村聞人
共催校(大会校)山本晃輔
共催校(大会校)南畑淳史)

 

2022年度第73回大会「自著を語る~MY FIRST BOOK~」の申込について

 趣

関西社会学会は,若手研究者の活動を支援する取り組みに力を入れています。2020年度大会から新たに企画されたのが「自著を語る~MY FIRST BOOK~」です。

この企画のねらいは,研究者の最初の著書に光を当て,そのさらなる可能性を引き出すことにあります。著者には,本の内容紹介だけでなく,執筆プロセスや今後の展望などを語っていただきます。開催はオンライン(Zoom部会)です。

部会の内容は,機関誌『フォーラム現代社会学』の特集で紹介されます。自著の魅力を多くの方に知ってもらう機会になるかと思います。ふるって応募ください。

なお,こちらの応募は一般報告と重複してもかまいません。ただし応募多数の場合など,理事会・研究活動委員会にて調整・選定をさせていただく場合があります。どうかご了承ください。

  • 対象書籍:2020年1月1日~2021年12月31日に刊行された学会員の最初の著書(単著に限る)
  • 報告時間:1人25分(予定)
  • 報告内容:内容紹介(自著の魅力・今後の課題など)と執筆プロセス(執筆の動機・苦労・工夫など)
  • 日程:日時は以下のとおりです。
  • 「自著を語る~MY FIRST BOOK」(Ⅰ) 2022年5月28日(土曜日)13時00分~15時30分
  • 「自著を語る~MY FIRST BOOK」(Ⅱ) 2022年5月29日(日曜日)9時30分~12時00分

下記からダウンロードした申込用紙を使用した電子メールによる申込をお願いします。

(1) 提出書類

  • 「自著を語る」申込用紙

(2) 申し込み締め切り 2022310日(木)必着

(3) 申し込み宛先

  • 2022kansya[アットマーク]gmail.com
    (メールを送る場合は、アットマークを@にしてください)

第73回大会申込用紙


「自著を語る――MY FIRST BOOK」

③電子メール送信要領

電子メールに申込用紙のファイルを添付し,上記の申込専用アドレスに送信してください。

申込の際の電子メールの標題は,必ず,「73回 自著を語る申込 ○○○○(○の部分に氏名を記入)」としてください。迷惑メールと区別するために,必ずこのタイトルでお願いいたします。

申込受付のお知らせを返信メールでお送りしますが,登壇の可否については4月上旬開催の理事会にて決定します。ご通知は4月中旬を予定しています。

企画は,事前に司会者,研究活動委員と打ち合わせしつつ進めていきますので,ご協力をお願いいたします。

④申込にあわせて入会される場合

現在,非会員で第73回大会の「自著を語る~MY FIRST BOOK~」に申込をされる方は,入会していただく必要があります。学会ホームページから入会申込書をダウンロードし,必要事項をご記入の上,3月10日(木)までに(必着),事務支局にご郵送ください。

(研究活動理事 工藤保則・石原俊)