2019年度第70回大会記念シンポジウムについて

今回は関西社会学会第70回にあたるため、これにちなんで記念シンポジウムを開催いたします。

テーマ「社会学は死んだのか?−社会に関する知の行方」

趣旨

一般的には、sociologieという単語の考案者は、オーギュスト・コントだといわれているが、最新の研究では、それは18世紀の司祭にしてフランス革命の「仕掛人」シエイエスに帰することがわかっている。その後フランス革命後の社会秩序の混乱をいかに改善するかという課題を答えるため、「科学」のひとつとして社会学が確立されていったが、はたして、西ヨーロッパの「社会」を素材として抽出された理論は、どこまで普遍性を持ちうるのか。
社会学の外部に眼を向けると、「西欧中心史観」ではない新たな「世界史」概念を提示する歴史学者が現れている。また、鳥越皓之は、日本の社会学者は、欧米の社会学理論を摂取していても、そこから外れる部分を認識せざるをえず、国学とそれをある意味受け継いだ民俗学の方法に回帰する傾向があったと指摘している(『生活環境主義のコミュニティ分析』)。
ただ、西欧発社会学の社会モデルが西欧という特定の地域に準拠していることを批判し、より普遍的な知を求めるなら、今日生起している かつてないような状況についても捉える必要がある。東アジアは、世界資本主義経済で重要な位置を占めると同時に、かつてない急速な少子化に直面している。また、科学は、既成の人間観を覆すような「先端的」研究を進めている。たとえば、脳の記憶のデータ化に関する研究が進んでおり、これによって記憶を他者の身体に移し替えることや、記憶を売買することが可能になれば、個人の記憶そのものがあいまいになる。そのとき、知識の創造と習得はどのようなかたちになるのか。未来の知のあり方を捉えるような研究が必要となっている。それができなければ、社会学は死んでいるといえよう。
以上のような問題意識に基づき、社会に関する知がどのように向かうのか/向かうべきなのかについて、広く討議することを本シンポジウムの目的とする。

報告者

  • 井上俊
  • 関礼子(立教大学)
  • 筒井淳也(立命館大学)
  • 赤江達也(関西学院大学)

討論者

  • 樫村愛子(愛知大学)
  • 松田素二(京都大学)

司会 荻野昌弘(関西学院大学)

(研究活動委員長 荻野昌弘)

2019年第70回大会のご案内

次回第70回大会は、関西学院大学上ケ原キャンパスで開催されます。

①大会会場

  • 大会実行委員会委員長 荻野昌弘
  • 大会事務局長 石田淳
  • 大会事務局 E-mail:ksa70.kg(アットマーク)gmail.com
    • 大会事務局の緊急の際の電話番号については、4月以降に、学会ホームページと、大会開催前に郵送される大会プログラムにて公開いたします。

②大会日程

例年と異なり、第一日にシンポジウムが開催され、自由報告は第二日になります。

<第1日目 6月1日(土)>

会場:関学会館

  • 12:30~ 受付開始
  • 13:00~16:30 シンポジウム
  • 16:45~17:30 総会
  • 18:00~20:00 懇親会

<第2日目 6月2日(日)>

会場:E号館

  • 09:00~ 受付開始
  • 09:30~12:00 一般研究報告A(部会口頭報告)I
  • 11:30~13:00 一般研究報告B(ポスター報告)
  • 13:00~15:30 一般研究報告A(部会口頭報告)II および若手企画部会

③費用

  • 大会参加費:2,000円
  • 懇親会費:5,000円(一般)、3,000円(学生)

④宿泊

大会実行委員会から宿泊斡旋はいたしませんので、会員各自で予約してください。

⑤大会開催期間の昼食

関学会館内レストラン「ポプラ」は両日営業しています。ただし、昼時は混む可能性があります。

また、大会開催第一日は、学生会館内の生協食堂、各種レストラン及びH号館の「松屋」「ケンタッキーフライドチキン」が営業しております。

第二日は学生会館内の生協食堂のみが営業しています。

⑥一時保育のお知らせ

大会開催中、一時保育を提供する予定です。利用には事前申込みが必要です。詳細については決定次第、この学会ホームページと、大会開催前に郵送される大会プログラムで案内されます。

(大会実行委員会委員長 荻野昌弘)

*2019.4.6追記:「⑤大会開催期間の昼食」について更新しました。

地区防災計画学会より、共催シンポジウム及び学会大会のご案内

地区防災計画学会より、同学会が関連する計3つのシンポジウム及び学会大会の案内が届きました。2019年2月9日、2月16日、3月2日にそれぞれ開催されます。
関心のある方は、それぞれのイベントのリンク先より詳細をご確認下さい。

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  • 地区防災計画学会共催 震災関連シンポジウム「『想定外』災害に情報・コミュニティは機能したか—西日本豪雨・北海道地震などからの検証—」
    • 日時:2019年2月9日(土)14:30-17:30
    • 会場:早稲田大学早稲田キャンパス 19号館711教室(〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-21-1)
    • 参加費:無料
    • 申込:情報通信学会HPから https://sec.alpha-mail.jp/jsicr.jp/symposium.htm
    • 登壇者:
      • 三友仁志  早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授
      • 矢守克也  京都大学防災研究所教授
      • 加藤孝明  東京大学生産技術研究所准教授
      • 林 秀弥  名古屋大学大学院法学研究科教授
      • 大内良久  KDDI株式会社技術統括本部運用管理部長
      • 西澤雅道  前福岡大学法学部准教授(内閣官房企画調整官)
    • 詳細:http://www.jsicr.jp/news/symposium20190209.html(情報通信学会HP)

 

  • 地区防災計画学会共催 いのちを守る都市づくり 「コミュニティ防災フォーラム2019」
    • 日時:2019年2月16日(土)14:00~17:00
    • 会場:大阪市立大学学術情報総合センター1階文化交流室(〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138)
      • ※JR阪和線「杉本町(大阪市立大学前)駅」下車徒歩5分
    • 参加費:無料
    • 申込:申込不要・当日先着順・定員80名
    • 基調講演「地区防災計画制度創設から5年~成果と課題~」
      • 西澤雅道 前福岡大学法学部准教授(内閣官房企画調整官)
    • パネルディスカッション「地区防災計画とコミュニティ防災」
      • 西澤雅道  前福岡大学法学部准教授(内閣官房企画調整官)
      • 三田村宗樹 大阪市立大学都市防災教育センター所長
      • 重松孝昌  大阪市立大学同副所長
      • 生田英輔  大阪市立大学同副所長 ほか
    • 詳細:https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/event/2018/190216(大阪市立大学都市防災教育研究センターHP)

 

  • 第5回地区防災計画学会大会
    • 日時:2019年3月2日(土) 9:30~18:30(予定)
    • 会場:大阪市立大学杉本キャンパス
    • 参加費:無料
    • 申込:地区防災計画学会HPから http://www.gakkai.chiku-bousai.jp/ev190302.html
    • 個人報告約50テーマ予定
    • シンポジウム「地区防災計画と女性の視点(仮題)」ほか1テーマ
      • 登壇者(予定):
        • 室﨑益輝  兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科長
        • 矢守克也  京都大学防災研究所教授
        • 加藤孝明  東京大学生産技術研究所准教授
        • 磯打千雅子 香川大学IECMS地域強靭化研究センター准教授
        • 阪本真由美 兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科准教授 ほか

以上。

2018年度第13回「女性史学賞」授賞式のご案内(2019.1.12開催)

2019年1月12日に開催される2018年度第13回「女性史学賞」授賞式の案内が届きました。当日は、本年度受賞者による講演や座談会なども行われます。
関心のある方は、お気軽にご参加下さい。

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第13回 女性史学賞 授賞式(1月12日(土)、奈良女子大学)のご案内

2018年度 第13回 女性史学賞 授賞式を下記の要領で開催いたします。
みなさまのご来場をお待ちしております。
http://koto.nara-wu.ac.jp/gender/

  • 2018年度 第13回 女性史学賞 授賞式
  • 日程:2019年1月12日(土) 13:00~16:30
  • 場所:奈良女子大学記念館(近鉄奈良駅下車 徒歩5分)
  • プログラム
    • 13:00 開会の辞  今岡春樹(奈良女子大学学長)
      • 授賞式・成田龍一氏(日本女子大学教授)による講評
      • 受賞者講演 柳原恵氏(日本学術振興会 特別研究員PD/チリ大学 ジェンダー研究学際センター博士研究員)
      • 休憩
    • 15:00 コメント  舘かおる氏(お茶の水女子大学名誉教授)
      • 質疑応答
      • 座談会  山崎明子(奈良女子大学准教授)、柳原恵氏
      • 閉会の辞  鈴木則子(奈良女子大学教授)
    • 16:30 終了
    • 17:00 情報交換会
  • 主催:奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター
  • 共催:奈良女子大学研究企画室
  • 問い合わせ先:奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター
    • 〒630-8506 奈良市北魚屋東町
    • 連絡先:a-gender.c(アットマーク)cc.nara-wu.ac.jp  電話:0742-20-3611

国際シンポジウム「21世紀におけるコミュニティ、福祉、社会技術」のご案内(2019.1.25開催)

2019年1月25日に開催される国際シンポジウム、「21世紀におけるコミュニティ、福祉、社会技術」の案内が届きました。参加は無料ですが、定員は80名です。参加を希望される方は、案内文にある奈良女子大学社会連携センターの「お申し込みフォーム」より、登録をして下さい。

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国際シンポジウム「21世紀におけるコミュニティ、福祉、社会技術」開催のお知らせ

奈良女子大学では、グローバル化と少子高齢化がもたらすコミュニティの諸課題に挑戦する「社会技術」のあり方をめぐって下記のシンポジウムを企画しております。バングラデシュ、台湾、トルコ及び日本の各国から、老年学、人類学、機械工学、看護学などの研究者や起業家の方々をお招きして異分野間の議論を試みます。みなさまのご来場をお待ちしております。(同時通訳を使用します)
詳細は下記ウェブサイトをご覧ください。
http://www.nara-wu.ac.jp/liaison/lecture/20190125S/index.html

  • 日時:2019年1月25日(金) 10:00-17:00(開場 9:30-)
  • 会場:東大寺総合文化センター小ホール(http://culturecenter.todaiji.or.jp/accessmap.html
  • 定員:先着80名
  • 言語:日本語-英語 (同時通訳あり)
  • 参加費:無料
  • 参加申込:下記のサイトの「お申し込みフォーム」からお申し込みください。
  • お問い合わせ:奈良女子大学社会連携センター
    • TEL:0742-20-3734(土日祝日、2018.12.29-2019.1.6を除く10時-17時まで)
    • FAX:0742-20-3958
    • E-mail:kouza(アットマーク)jimu.nara-wu.ac.jp
  • 主催:奈良女子大学 大和・紀伊半島学研究所なら学研究センター
  • 協力:JST-RISTEX統合実装「高齢社会課題解決に向けた共創拠点の構築」
  • プログラム
  • 10:00-10:15 開会挨拶
  • 10:15-12:00 セッション1:現状と課題
    • Ismail Tufan(トルコ アクデニズ大学 老年学)
    • M. Saiful Islam(バングラデシュ ダッカ大学 人類学)
    • 徐業良(台湾 元智大学 機械工学)
  • 12:00-13:30 ランチ ブレイク
  • 13:30-15:00 セッション2:取組と展望
    • 村上 育子(トルコ アクデニズ大学 老年学)
    • 中林美奈子(日本 富山大学 看護学)
    • 後藤 学 (日本 株式会社Helte)
    • 水垣源太郎(日本 奈良女子大学 社会学)
  • 15:00-15:20 コーヒー ブレイク
  • 15:20-16:20 セッション3:パネルディスカッション
  • 16:20-17:00 クロージング・セッション

以上。

「第5回震災問題研究交流会」開催と報告募集のお知らせ

社会学系コンソーシアム事務局より、「第5回震災問題研究交流会」の案内が届きました。2019年3月18日に開催予定です。同研究会では報告者もあわせて募集しており、報告申し込みの締め切りは2019年1月31日です。

関心のある方は、以下の案内文から詳細を確認し、申し込むようにしてください。

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第5回震災問題研究交流会」開催と報告募集のお知らせ

日本社会学会 震災問題情報連絡会
震災問題研究ネットワーク代表 浦野正樹(早稲田大学)

震災問題研究交流会を、今年度も下記のとおり開催いたします。この交流会は、日本社会学会の研究活動委員会を中心に設けられた震災情報連絡会から発展したものです。今年度も、幅広い分野からの参加を歓迎いたします。

東日本大震災に限らず、昨今の熊本地震や西日本集中豪雨災害、台風被害、北海道地震、北大阪地震等の甚大な災害の発生を念頭において、災害と社会との関わりや影響を含めて幅広い研究交流が出来ればという思いから、「震災問題研究交流会」と昨年度から名称を変えて開催しております。発表者だけでなく、参加して一緒に討論していただける方、社会学者と一緒に議論してみたい他分野の研究者、行政担当者、マスコミ関係者、災害研究に関心をお持ちの方にも参加していただきたいと思っています。

※昨年までの研究交流会につきましては、プログラムなど、以下リンク先からご覧いただけます。
https://greatearthquakeresearchnet.jimdo.com/

東日本大震災のこれまでの研究の蓄積についての振返りのほか、今後の研究のあり方や今後の研究交流のあり方について議論できたらと考えています。本交流会では研究発表を募集し、最新の研究動向を共有する時間を確保するとともに、今後の震災研究に関連する討論の時間もなるべく確保したいと思います。

  • 開催日時:2019年3月18日(月)10:00~18:30
  • 場所:早稲田大学戸山キャンパス(文学学術院キャンパス)33号館6階第11会議室及び国際会議室

時間については、報告者の数などで若干変更があるかもしれません。
プログラムは、決定後に、参加者にご連絡します。震災問題研究ネットワークのウェブサイト( https://greatearthquakeresearchnet.jimdo.com/ )にも掲載する予定です。なお、2018年3月に実施した研究交流会の報告書を上記のサイトに掲載しておりますので参考にしてください。

≪研究発表・報告者の募集について≫

本交流会では、社会学および関連諸分野の研究発表を募集します。発表時間などは、報告希望者の数により変動しますので、予めご了承ください。
昨年度、一昨年度とも25本前後の報告が行なわれました。これまでと同様、報告の概要をまとめた報告書を後日、作成したいと思っております。

≪報告の申し込み方法≫

  • (1)お名前、(2)ご所属、(2)ご連絡先(Emailアドレス)、(4)専門分野、(5)報告タイトル、(6)報告要旨(150字程度・形式自由)を、下記連絡先までEmailにてお知らせください。
  • 報告申し込み締め切り:2019年1月31日(木)
  • 報告申し込み先:震災問題研究交流会事務局(office150315dcworkshop(アットマーク)gmail.com)
  • Emailのタイトルには「震災問題研究交流会報告申込」と記入してください。
  • (1) (2)について共同報告者がいる場合は、共同報告者の情報もすべて記入いただいたうえで、筆頭報告者に丸をつけてください。
  • 交流会にて報告を希望されず、参加のみ希望の方も、上記事務局まで事前に参加人数の連絡をいただければ幸甚です。

皆様のご参加・ご報告をお待ちしております。

以上。

2019年度関西社会学会大会若手企画 「21世紀の社会学理論の課題を考える――複雑性理論を経由して」 第4回打合せ会合(研究会)のお知らせ

研究活動委員会より、2019年度第70回大会若手企画部会第4回打合せ会合(研究会)について、お知らせします。企画趣旨については第1回会合の記事をご参照ください。

この研究会にはどなたでもご参加いただけますが、会場の収容人数に限りがあります。初めて参加を希望される方は、案内文の最後にある連絡先までお問い合わせ下さい。

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2019年度(第70回)大会若手企画
「21世紀の社会学理論の課題を考える――複雑性理論を経由して」
第4回公開打合せ会合(研究会)

  • 日時:2019年2月16日(土)14時~17時
  • 場所立命館大学大阪梅田キャンパス第6教室(〒530-0018 大阪府大阪市北区小松原町2-4 大阪富国生命ビル5階)
  • 内容:経済社会学における遂行性アプローチとこれを批判したエレーナ・エスポジトの社会システム論の意義について、複雑性理論との比較を交えながら検討する。
  • 報告者:金信行氏(東京大学大学院/博士課程)
  • コメンテーター:北川亘太氏(関西大学・准教授)
  • 備考:会場の収容人数に限りがあるため、初めてご参加いただく場合には、事前に企画者の金瑛(eikin231(アットマーク)gmail.com)までご連絡ください。

以上。

京都大学大学院教育学研究科・講演会「グローバル化する社会とナショナリズムの現在」のご案内(2019.2.16)

京都大学大学院教育学研究科教育社会学講座より、講演会「グローバル化する社会とナショナリズムの現在(Current Globalized Society and Nationalism)」のお知らせが届きました。2019年2月16日(土)に開催されます。
以下、案内文を転載します。参加には事前申し込みが必要です。参加を希望される方は、案内文末尾にあるメールアドレスまで、参加申し込みをして下さい(申し込み締め切りは、2018年12月20日(木)です)。

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本研究科では、2019年2月16日(土)にフィンランドJyväskylä大学教授のペッカ・コルホネン先生をお招きして講演会を開催することになりましたのでご案内申し上げます。ご出席いただける場合は、お手数ですが下記のお問い合わせ先よりお申し込みをお願いいたします。

名称:グローバル化する社会とナショナリズムの現在
Current Globalized Society and Nationalism

  • 講演者:Pekka korhonen先生(フィンランドJyväskylä大学教授・世界政治学)
    • 〈プロフィール: Jyväskylä大学教授。1955年生まれ。専門は世界政治学〉
  • 講演:How should we understand nationalism? (我々はナショナリズムをいかに理解すべきか)
  • 場所:京都大学教育学部第1会議室
  • 日時:2019年2月16日(土) 14時半~16時半
  • パネリスト:
    • 稲垣恭子(京都大学大学院教育学研究科 研究科長)
    • 竹内里欧(京都大学大学院教育学研究科 准教授)
    • 朴沙羅(神戸大学大学院国際文化研究科 講師)
  • 院生発表者:
    • 呉桐(京都大学大学院教育学研究科 教育社会学講座博士後期課程)
    • 呉江城(京都大学大学院教育学研究科 教育社会学講座修士課程)
  • 司会:竹内里欧
  • 使用言語:英語
  • 講演会の後には、情報交換会も予定しております。

 

  • 参加希望者は、下記のお問い合わせ先まで事前に申し込み願います。
  • お問合せ:E-mail: komatsu.mikiko.8w〔アットマーク〕Kyoto-u.ac.jp
  • 締切:2018年12月20日(木)

 

以上。

『フォーラム現代社会学』第17号(2018)目次

『フォーラム現代社会学』第17号(2018)の目次は、以下の通りです。

目次

  • 巻頭言(三上剛史)

 

  • 論文
    • 政治的デモンストレーションの展開とその環境―1999年シアトルWTOと2009年ピッツバーグG20を事例に―(濱西栄司)
    • 過去の職業経歴が高齢期のボランティア参加に与える影響―性差に着目した分析―(伊達平和)
    • 「差別」に挑む子ども、「同化」を問題にする教師―「多文化共生」論への接続に向けた在日朝鮮人教育言説の再読―(孫・片田晶)
    • 専門職化する日本の自営業―1955年~2015年SSM調査を用いた計量分析―(仲修平)
    • 男女平等理念が異性愛主義と結びつく危険性―フランス市民の「パリテ」解釈を事例に―(村上彩佳)
    • 『時事漫画』にみる「サラリーマン」の誕生(鹿島あゆこ)
    • 現代日本におけるMotherhood Penaltyの検証(竹内麻貴)
    • 伝統産業の現代的変容―京都・西陣織の事例から―(金善美)

     

  • 特集Ⅰ 歴史経験の語られ方、記憶のされ方
    • はじめに(蘭信三)
    • 済州4・3を語る、済州4・3から語る(伊地知紀子)
    • ライティング・ヒストリーの展開―オーラル・ヒストリーの敗北宣言―(金菱清)
    • 負の遺産を記憶することの(不)可能性―三池炭鉱をめぐる集合的な表象と実践―(松浦雄介)
    • 地域に残る加害の記憶と贖罪意識―岐阜県瑞浪市「化石山」の中国人犠牲者の慰霊碑をめぐって―(坂部晶子)
    • おわりに(今井信雄)

     

  • 特集Ⅱ 社会学と障害学の対話
    • シンポジウム「社会学と障害学の対話」(山田富秋)
    • 軽度障害者の語りにみるディスアビリティ経験(秋風千惠)
    • インクルーシブ教育体制に関する社会学的探究―全盲児の学級参画とメンバーシップの配分実践―(佐藤貴宣)
    • ミクロ・ポリティクスとしての当事者研究―トラブル経験の記述をめぐる実践―(浦野茂)
    • コメント―「社会学と障害学の対話」に向けて―(西倉実季)

     

  • 書評
    • 亀山佳明 編『記憶とリアルのゆくえ―文学社会学の試み―』(阪本博志)
    • 工藤保則・西川知亨・山田 容 編著『〈オトコの育児〉の社会学―家族をめぐる喜びととまどい―』(大和礼子)
    • 柴田 悠 著『子育て支援が日本を救う―政策効果の統計分析―』(大岡頼光)
    • 濱西栄司 著『トゥレーヌ社会学と新しい社会運動理論』(鵜飼孝造)
    • 桑原桃音 著『大正期の結婚相談―家と恋愛にゆらぐ人びと―』(中里英樹)
    • 石原 俊 著『群島と大学―冷戦ガラパゴスを超えて―』(岸政彦)
    • 有薗真代 著『ハンセン病療養所を生きる―隔離壁を砦に―』(本郷正武)
    • 渡辺拓也 著『飯場へ―暮らしと仕事を記録する―』(三浦耕吉郎)
    • 石田 淳 著『集合論による社会的カテゴリー論の展開―ブール代数と質的比較分析の応用―』(太郎丸博)

     

  • 学会活動報告
  • 諸規定
  • 編集後記(轟亮)

京都大学大学院教育学研究科「グローバル教育展開オフィス開設記念シンポジウム」のご案内(2018.12.1)

京都大学大学院教育学研究科教育社会学講座より、グローバル教育展開オフィス開設記念シンポジウム「グローバル時代における「日本型」教育文化のあらたな可能性」のお知らせが届きました。2018年12月1日(土)に開催されます。
以下、案内文を転載します。参加には事前申し込みが必要です。参加を希望される方は、案内文の6項目めにある申込みURLより、登録をして下さい(申し込み締め切りは、2018年11月21日です)。

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グローバル教育展開オフィス開設記念シンポジウムのお知らせ

本研究科では、グローバル教育展開オフィスの開設を記念して、『グローバル時代における「日本型」教育文化のあらたな可能性』をテーマに、下記のとおりシンポジウムを開催することになりましたのでご案内申し上げます。
ご出席いただける場合は、お手数ですが下記のお申し込みURLよりお申し込みをお願いいたします。

1 名称:グローバル教育展開オフィス開設記念シンポジウム グローバル時代における「日本型」教育文化のあらたな可能性
2 開催日時:平成30年12月1日(土)

  • シンポジウム 13時00分~17時00分
  • 情報交換会(参加費2,000円)17時15分~19時15分

3 会場:京都大学 国際科学イノベーション棟 5階 シンポジウムホール
4 実施内容:

  1. 主催者開会挨拶
  2. 基調講演
  3. パネル・ディスカッション
  4. 主催者閉会挨拶

5 出席予定者:大学教職員、研究者、学生
6 お申し込み:こちらをクリックすると申込みページが表示されます。 ※締切11月21日(水)

以上。